2018.02.07
お腹の中から温まる!濃厚エキスのクラムチャウダー【身体が変わる!10分レシピ#22】
今回は「身体の中から温める料理」です。
寒いこの時期は、ミルクをたっぷり入れて作るクリーミーなクラムチャウダーが美味しい季節です。もともとアメリカの東海岸が発祥と言われ、アメリカのスーパーでは簡単に作れるクラムチャウダースープの素が、パウダーから液体までさまざまな形で売られています。
クラムチャウダーは牛乳に加え、アサリも入っているのでカルシウムが豊富。カルシウムは歯や骨などの骨格を形成する大切なミネラルですが、日本人に不足しがちといわれています。
また、アサリにはタウリンと呼ばれる肝機能を高めたり血圧の安定に作用する成分が含まれているので、疲れがたまっているときに積極的に取りたい食材です。
ひき肉でクラムチャウダーをより濃厚に!
本来クラムチャウダーはあさりとベーコンを使うことが多いのですが、今回は豚ひき肉を使います。
ベーコンなどの市販の加工食品は添加物が多く含まれているものが多く、無添加のものを入手するのに手間がかかります。また、スープに豚肉のコクを加えるという目的で使う分には、豚ひき肉でも十分というのも理由の1つです。
もちろん、こだわりのベーコンが家にある場合はそれを使ってもかまいません。
【材料】(2〜3人分)
•アサリ 200g
•酒 大さじ2
•豚ひき肉 50g
•オリーブオイル 小さじ1程度
•タマネギ 1/2個
•ニンジン 中1/2本
•セロリ(あれば) 1/3本程度
•ジャガイモ 中1個
•小麦粉 大さじ2(なければ省略してもOK)
•水 300ml
•牛乳 200ml
•塩 小さじ1
【作り方】
1: タマネギは薄切りに、ニンジンとセロリとジャガイモは小さめのサイコロ状に切る。アサリは砂抜きし、殻をこすり合わせながらよく洗っておく。
2: 耐熱容器にアサリを入れて酒をふりかけ、ラップをして600Wの電子レンジで1分30秒(500Wなら1分50秒)加熱する。その後アサリの身を殻から外して殻を捨て、汁と身だけにする。
3: フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、豚ひき肉とタマネギ、ニンジン、ジャガイモを入れて炒める。野菜がしんなりしてきたら、小麦粉を加えて具材に馴染むまでさらに炒め、水を入れてジャガイモが柔らかくなるまで1~2分煮る。
4: 3に、2のアサリの汁と身、牛乳、塩を加えて中火で煮る。ひと煮立ちしたら、牛乳が煮立って泡立たないようすぐに弱火に。とろみがつくくらい1~2分煮詰めて火を止める。
とろみ豊かなクラムチャウダーで寒い冬もほっこり
アサリの身を殻から外す2の工程が手間な場合は、そこを省略して、閉じた殻の状態のまま野菜と同じタイミングでフライパンへ入れても美味しく仕上がります。
濃厚でややとろみのあるスープは、冷えた冬の身体を中から温めてくれますよ。
豚ひき肉は50gしか使わないので、残りは小分けにして冷凍しておくと、炒め物やスープにも使えて便利ですよ。
著者プロフィール
■りんひろこ
料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
りんさんが運営する料理教室『みなとキッチン』 ※外部サイトに遷移します
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:お腹の中から温まる!濃厚エキスのクラムチャウダー【身体が変わる!10分レシピ#22】│KenCoM