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2023.05.22

セサミンには若返り効果がある??~ゴマに隠された成分を徹底解明~


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当記事を監修した専門家:管理栄養士・糖尿病療養指導士 川瀬薫、編集長 宮田亘造(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください) ※外部サイトに遷移します

ゴマに含まれる有効成分「セサミン」。

体にいいイメージがありますし、サプリメントも販売されています。

でも、「そもそもセサミンって何なの?ほんとに効果があるの?」と疑問に思ったことがある方も多いはず。

そこで今回はセサミンについて詳しく解説していきます。セサミンの効率的な摂り方もお伝えするので、最後までお付き合いください。

セサミンとは

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セサミンはゴマに含まれる有効成分です。ゴマリグナンという言葉も聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、ゴマリグナンの一種がセサミンです。もともとごま油が他の油に比べて酸化しにくいという特徴から、抗酸化物質セサミンが発見されました。

「酸化」を簡単にいうと、鉄が錆びるように物質に酸素がつくことです。体内で酸化が起こると老化などの原因になります。この酸化を抑えるのが「抗酸化物質」とよばれるもので、セサミンもそのひとつです。

皆さん、老化と言えば何を思い浮かべますか?白髪や肌の衰え、動脈硬化などでしょうか。これらの老化現象の原因は酸化なので、酸化を防ぐセサミンがさまざまな老化現象を防ぐのではないかと期待されています。

ただし、残念ながら老化現象一つひとつとセサミンとの関係はまだ詳しく解明されていません。医薬品のような効果を期待するのではなく、あくまで補助としてゴマを毎日の料理に取り入れるなど、無理なく活用しましょう。

なお、抗酸化物質はセサミンの他にブルーベリーのアントシアニン、トマトのリコピン、大豆のイソフラボン等があります。抗酸化物質を意識して、食材を選ぶと自然にアンチエイジングにつながりそうですね。

セサミンの効能・効果

古くから西洋・東洋ともに健康食として、時には薬として扱われてきたゴマ。その有効成分のひとつがセサミンとわかり、セサミンの研究が進められています。

ただし、体中での作用や効果の程度など、まだまだ解明されていないことが多いのも事実です。今回はそんなセサミン研究の現状を紹介します。

関連記事:ごまの栄養成分はやっぱりすごい!~黒・白・すり・練りごまを徹底比較~ ※外部サイトに遷移します

高血圧の予防

血圧が高めの人がセサミンを飲み続けた結果、最高血圧、最低血圧ともに3mmHg程度血圧が下がったという実験結果が出ています。セサミンが血圧を下げるメカニズムなどさらに詳しい研究がすすむといいですね。

肝臓の働きを助ける

アルコールを飲んだとき肝臓でおこなわれる分解をセサミンが助けるのではないか、と期待されています。

美肌効果

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お肌の酸化はしわ・しみ・たるみの原因となります。

セサミンはこの酸化を防ぎ、美肌効果を得られるのではないか、と考えられているのです。

白髪に効果あり?

白髪も老化現象のひとつで、酸化が関係しています。セサミンが直接白髪に効くとは言いきれませんが、酸化を防ぐ対策の1つとしてとらえるといいでしょう。

セサミンの効果は嘘だと言われる理由

セサミンに抗酸化作用があることは解明されているものの、具体的な効果が立証されていないためと考えられます。

つまり、どのような症状に効果があるのか、どのくらいの量のセサミンをとると効果があるのかなど分からない点が多いのです。

そこでセサミンの効果は、嘘というより調査中といえます。セサミンのサプリメントを飲む際も医薬品ではないので普段の食事を補う、というとらえ方がいいでしょう。

サプリメントには副作用があるのか

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現在、セサミンに関するたくさんのサプリメントが市販されていますが、大きな副作用は報告されていません。

ただし、ゴマは少量でも意外とカロリー高めです。煎りゴマ小さじ1杯14kcal、練りごまは小さじ1杯で42kcalあります。セサミンを摂ろうと極端にたくさんゴマを食べると、カロリーオーバーになってしまうので注意しましょう。

セサミンを上手にとる方法

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セサミンを上手に摂取するなら、すりごまや練りごまがおすすめです。

実はごまに含まれるセサミンの抗酸化作用を有効に活用するには、コツがあります。ゴマは硬い殻におおわれているため、そのまま食べると中のセサミンを上手に利用できません。

そこですりごまや練りごまが活躍するのです。煎りごまを食べる直前にごますり器ですりながら使うと、香ばしさをいかしつつセサミンを効果的に摂取できますね。

まとめ

以上、セサミンの効果について解説しました。

まとめますと、

・セサミンはゴマに含まれる抗酸化物質で、体が酸化するのを防ぐ
・血圧を下げる、美肌になるなどの効果が期待されているが、詳しくは分からないことが多い
・ごまの硬い殻がセサミンの吸収を邪魔するので、効率よくセサミンをとりたいなら、すりごまや練りごまがオススメ

以上です。

抗酸化物質として、注目されるセサミン。当記事を参考に、セサミンを上手にとりいれて錆びない体を手に入れましょう。

【参考文献】※外部サイトに遷移します

農業及び園芸(2018)ゴマリグナン類の機能性

厚生労働省 e-ヘルスネット 抗酸化物質

日経メディカル ゴマの成分「セサミン」に血圧下げる効果、サントリーなどがヒトで確認

監修:編集長 宮田 亘造

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早稲田大学社会科学部卒業後、証券会社での新規開拓営業、製薬会社でのMRなどを経て香港中文大学MBA卒業。同時に北京大学MBAに交換留学、そして北京語言大学にて漢語修習生として学ぶ。帰国後、Webマーケティングのコンサルティング会社を経て、デジタルと医療の融合が患者への新しい価値提供ができると感じ、H2株式会社に入社。

執筆者:管理栄養士・糖尿病療養指導士 川瀬薫

記事提供:H2株式会社

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提供元:セサミンには若返り効果がある??~ゴマに隠された成分を徹底解明~|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】

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