2025.04.25

早めの朝食で、糖尿病リスクが減少


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「いつ食べるか」で糖尿病予防

「午前9時以降に朝食を食べる人は、午前8時前に朝食を食べる人と比較して2型糖尿病を発症するリスクが59%増加する」ということがスペインのバルセロナ国際保健研究所(ISGlobal)の研究調査で明らかになりました。
そこで今回は、「食事のタイミングと2型糖尿病の発生率の関係」という研究論文を紹介いたします

(※)出典: An Early Breakfast May Reduce the Risk of Developing type 2 Diabetes (バルセロナ国際保健研究所 2023年7月18日) ※外部サイトへ遷移します。

研究の内容は

参加者はフランスの成人103,312人(79%が女性)。連続しない3日間で24時間にわたって何を食べ、何を飲んだか、および食事のタイミングについてオンラインの食事記録に記入してもらいました。研究チームは、追跡調査の最初の2年間の食事記録を平均化し、その後の数年間(平均7年間)の参加者の健康状態を評価しました。

発表された研究結果は

研究中に2型糖尿病の新規症例は963人で「午前9時以降に朝食を食べる人は、午前8時前に朝食を食べる人と比較して2型糖尿病を発症するリスクが59%増加」と発表されました。

研究発表者の意見

研究チームは、習慣的に遅い夕食 (午後10時以降) をとる参加者ほど2型糖尿病を発症するリスクが高いことも発見しました。
「私たちの結果は、午前8時前の最初の食事と午後7時前の最後の食事が2型糖尿病の発生率を減らすのに役立つ可能性があることを示唆しています」と結論付けています。

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からだにとって大切なエネルギー源である糖質ですが、必要以上にとり過ぎてしまうことから起こる肥満や糖尿病が、現在問題視されています。
そのなかで、糖質に関しては、糖質制限という考え方や、糖質を控えた商品など、さまざまな情報が私たちの生活にあふれています。
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記事提供:株式会社Wellmira

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提供元:糖質.jp|株式会社Wellmira

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