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2023.05.08

お酢にダイエット効果があるってホント?~飲み方やタイミングも解説~


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当記事を監修した専門家:管理栄養士 松原知香 、編集長 森下りの(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください) ※外部サイトに遷移します

古くから塩と並び、最古の調味料として親しまれてきたお酢。

近年では調味料としてだけでなく、飲料としても定番となりつつあって、以前より飲む機会が増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、さまざまな健康効果が報告されているお酢ですが、近年話題となり多くの方が気になるのはダイエット効果ですよね。

そこで今回は、お酢のダイエット効果について詳しく解説します。飲む量やタイミングなど、具体的な方法もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

お酢の驚くべき効果とは

お酢の効果は、防腐作用により食品の保存性をあげるといった調理面と、健康面にわけられます。

酢の健康効果はいくつかありますが、代表的なものとしてあげられるのは以下の4つです。

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とくに2つ目の食後高血糖の抑制は、インスリンの分泌も抑えることにつながります。

インスリンは血糖値を下げる他に、血中の余った糖を脂肪へ変えて体に溜め込む働きがあります。つまり、高血糖の状態が続くとインスリンが出続けて、脂肪を溜め込こみ肥満につながってしまうのです。

適量のお酢を食事と一緒にとると、食後の血糖上昇が穏やかになるので、インスリンの分泌を抑えることにもなります。

内臓脂肪が減少したという研究結果も

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酢の健康効果の中でも、ダイエット中の方がとくに気になるのは内臓脂肪の減少ではないでしょうか。

実際に肥満気味の方がお酢を飲み続けたところ、内臓脂肪だけでなく体重や腹囲、BMI、血中中性脂肪が減少したという研究結果があります。

これは、お酢に含まれる酢酸による2つの働きが要因であるといわれています。

(1)脂肪合成する酵素を作りにくくする→脂肪を増やさない

(2)脂肪燃焼にかかわる分子を作りやすくする→脂肪を減らす

この2つの働きが、お酢の内臓脂肪減少に関わっていると考えられます。

どんなお酢でも効果があるの?

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先ほど触れた酢酸は、基本的にお酢であれば必ず含まれているので、お酢の種類は問いません。飲みやすく、続けやすいものを選ぶとよいでしょう。

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米酢、穀物酢、黒酢、りんご酢などがおもに流通しているお酢ですが、なかでもりんご酢はフルーティーな酸味が特徴で、飲用酢にも適していますよ。

飲みやすいお酢には注意

通常の酢はツンとした独特の匂いがあり、そのまま飲むのが苦手という方も多いと思います。そのような方向けに、飲みやすく加工されたお酢が市販されています。

しかし、そういったお酢は飲みやすい反面砂糖が多く含まれているためカロリーも高く、ダイエット目的で飲む場合は注意が必要です。

「お酢は健康にいい」という考えだけが先走ってしまい量を気にせず飲むと、カロリーや糖質を摂りすぎてダイエットの妨げになるかもしれません。

お酢ダイエットのやり方

お酢をダイエットに取り入れる場合、量や回数、タイミングなどを工夫する必要があります。

1日の量はお酢15mlほど

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気になる1日の量ですが、お酢の原液を15mlくらいがオススメです。

ある研究では朝食、夕食後の2回、りんご酢15mlまたは30mlを含んだ500mlの水を飲んだところ、体重や内臓脂肪が減少したという結果がでています。

お酢の味に慣れるためにも、はじめのころは原液15mlくらいがよいでしょう。

オススメの飲み方は炭酸割り

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ダイエット中にお酢を飲むなら、炭酸割りがよいでしょう。お酢の酸味と炭酸の清涼感は相性バツグンで飲みやすくなります。

さらに、炭酸によって胃が膨らみ、食べ過ぎ防止にも一役かってくれますよ。

飲むタイミングは食事と一緒がベスト

酸による胃への負担や酢酸の効果を考えると、お酢は食事と一緒に飲むのがベストです。

空腹の状態でお酢を飲むと、胃の粘膜がダメージを受け、胸やけを感じることがあります。そのため、お酢を飲むならできるだけ空腹時は避けた方がよいでしょう。

また、先ほどご紹介した内臓脂肪減少や血糖値の上昇を緩やかにする効果を期待する場合も、食事と一緒にを摂ると胃への負担も少なくすみますよ。

どれくらい飲み続ければ効果がでるのか

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効果が出る期間には個人差があります。そのため、「効果が出る期間」ではなくお酢を飲む「習慣をつける」ためにも1か月ほど続けるとよいでしょう。

また、効果が出たからといってやめると元にもどってしまうという報告もあるので、できるだけ続けることを心がけるのも大切です。

運動も取り入れることが大切

お酢を飲み続けると内臓脂肪が減少することはわかりましたが、お酢を飲むだけで簡単にダイエットが成功するとは言えません。ダイエットには食事のコントロールと運動が欠かせないのです。

また、続けるのかつらくなるほど激しい運動を一時的にやるのではなく、簡単にできる運動をやり続けることが大切です。

【結論】お酢を飲むと痩せるのか

お酢を飲むことで、

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以上の2つが期待でき、これらがダイエットにつながる可能性があります。

目安は1日2回、お酢の原液15ml程度を炭酸で割り、食事と一緒に飲むのがオススメです。

ただし、お酢にばかり頼りすぎてしまうと、思っていたような成果はあらわれません。適度な運動も一緒に取り入れ、長い目で見て1か月程度続けてみましょう。

それでは、当記事でお伝えしたことが、あなたのダイエットに役立てれば幸いです。

【参考文献】※外部サイトに遷移します

小泉幸道.食酢の多彩な効用.日本調理科学会誌.2021,vol54(3),p.153‐156.

山下広美.酢酸の生理機能性.日本栄養食料学会誌.2014,vol67(4),p.170‐174.

Tomoo KONDO.Vinegar Intake Reduces Body Weight, Body Fat Mass, and Serum Triglyceride Levels in Obese Japanese Subjects.2009,Biosci.Biotechnol.biochem,73(8), p.1837-1843.

「素材よろこぶ調味料の便利帳」高橋書店

監修:編集長 森下りの

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名古屋大学医学部保健学科看護学専攻卒業。在学中はヘルスケア領域の知識や経験ををグローバルな視点で深めるために、リーズ大学(イギリス)への長期留学や、エリザベス病院(タンザニア )でのインターンシップなどを経験。卒業後は、看護師として疾患知識やコニュニケーション力を培う。医療業界のIT化遅れへの危機感や、疾病予防には個人の主体的な行動が不可欠と感じ、H2株式会社に入社し、マーケティングと広報を担当。 看護師、保健師、メンタル心理カウンセラーの資格を保有。

執筆者:管理栄養士 松原知香

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宮城学院女子大学食品栄養学科卒業。幼少期、入院中に絶食を経験し食べて健康に過ごす大切さを感じて管理栄養士を目指す。卒業後は食品メーカーにて介護食の営業に従事。病院や老人ホームの管理栄養士をはじめ医師、看護師、薬剤師への商品紹介や研修会を通して、業務上での悩み解決や患者様・利用者様のQOL(生活の質)向上に尽力。情報にあふれた現代で「誤った情報に惑わされずに、日々の食事を楽しめる人を増やしたい」という思いからH2株式会社に入社。

記事提供:H2株式会社

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提供元:お酢にダイエット効果があるってホント?~飲み方やタイミングも解説~|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】

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