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リンククロスシル

2022.07.11

アンケート企画：あなたの悩みに専門家が答えます（17）：糖質制限とカロリー制限どちらがやせる？

リンククロス編集部

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私たちは、インターネットなどの多種多様なメディアからさまざまな健康情報を入手することができますが、それって確かな情報でしょうか？専門家に聞いてみたいお悩み、ありませんか？
本企画では、リンククロスシル編集部が、アンケートで募集した健康に関するお悩みについて、専門家に聞いてみました。
第17回目は、30歳代男性より糖質制限中のカロリー摂取について、管理栄養士・金澤りなさんに回答していただきました。

Q. 糖質制限とカロリー制限どちらがやせる？

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回答

体を動かすエネルギー源となる栄養素のなかでも、“糖質”に注目して摂取を制限する“糖質制限ダイエット”。ダイエットをしている人なら一度は耳にしたことがあり、実際に取り入れている方も多いですよね。今回は、ご質問いただいた“糖質制限”と“カロリー制限”のどちらのダイエット方法が痩せやすいかについて、解説していきます。

体重の変化の鍵になるのは？

そもそも体重の変化は何によって起こるかご存知でしょうか？その鍵を握っているのは、エネルギーです［※］。体重の増減には、エネルギーの摂取量と消費量のバランスが大切で、摂取量が上回れば体重は増えるし、消費量が上回れば体重は減っていきます[1]。

※エネルギーとは？
私たちが生きていくうえで大切な活動の源のことで、食品中に含まれる主なエネルギー源は、“たんぱく質“、“脂質”、“炭水化物”の３つのエネルギー生産栄養素から成り立っています。エネルギーの単位として、栄養学ではカロリー（kcal）がよく用いられています。
カロリーという言葉の方が聞き慣れている方が多いかもしれませんね[1, 2]。

“カロリー制限”と“糖質制限”２つのダイエットの違いとは？

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“カロリー制限”は食事からのエネルギー摂取量を抑えるダイエット方法です。摂取するエネルギー量さえ気にかければ、食品の制限はないため、栄養バランスが乱れにくいのが嬉しい点です。しかし、自己流になり食事が偏ってしまうことも少なくありません。

一方、“糖質制限”は食事に含まれる糖質を制限してエネルギーの摂取量を抑えるダイエット方法です。糖質が多く含まれるご飯やパンなどの主食や芋類など、調整すれば良い食品が明確でわかりやすいため、近年人気の傾向があります。

どちらも食事から摂取するエネルギー量を減らしているのなら、簡単に取り入れやすい“糖質制限”の方が良いのではないかと思われるかもしれませんが、極端な糖質制限はかえって健康を害してしまうこともあるので注意が必要です[1-4]。

☆こちらも参考にしてください「糖は悪者？！糖質制限ダイエットの３つの落とし穴」

糖質制限をしていても太る！？

次に「糖質は制限できていても、カロリーが基準を超えた場合やせますか？太りますか？」というご質問について解説していきます。

結論からお伝えしますと、どんなに糖質制限をしていても、摂取したエネルギー量が体内で消費されるエネルギー量より多ければ体重は増えてしまいます。糖質制限をしていても太るということは、たんぱく質や脂質からのエネルギー摂取量が多いことが考えられます。体重を減らすにはエネルギー摂取量を減らすことが大切ですので、せっかく糖質制限をしてもたんぱく質や脂質から多くのエネルギー量を摂取してしまっては意味がありません。糖質制限は、普段から糖質中心の食生活をしている人は取り入れやすく、最も減量の効果を感じやすい傾向にあります。ご自身の食習慣に合わせてダイエット方法を選択してみて下さい [1]。