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2022.07.04

「コーヒー2050年問題」を防ぐサステナブルコーヒーとは?


【画像出典元】「DN6 - stock.adobe.com」

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目次

・コーヒーの2050年問題とは?どのような問題が予想されるのか
・コーヒーの2050年問題の対策は?
・「サステナブルコーヒー」とは?
・意外と身近なサステナブルコーヒーおすすめ3つ

普段何気なく飲んでいる1杯のコーヒー。しかし気になるのは、今後予想されている「コーヒーの2050年問題」です。需要と供給のバランスが大きく崩れることにより、コーヒーを気軽に飲めなくなってしまう可能性があるのです。

コーヒーの2050年問題とは?どのような問題が予想されるのか

【画像出典元】「amenic181 - stock.adobe.com」

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現在コーヒーの主な産地は、ブラジルやコロンビアなどの中南米、エチオピアやウガンダなどのアフリカ、ベトナムやインドネシアなどのアジア・オセアニアといった赤道周辺地帯が中心。コーヒーの生産には適度な温度・湿度が必要なため、生産できる地域は限られています。

ところが、近年の地球温暖化によって気温の上昇・降雨量や湿度の変化などが起こり、コーヒーの栽培に適した地域が減少傾向にあるのです。

WCR(World Coffee Research)という、高品質なコーヒーの供給拡大等を目的として設立された研究機関によると、2050年までにコーヒーの生産に適した土地の60%以上が失われると予測されています。

対象にはブラジル・インド・ニカラグアなどが含まれていますが、実は全体の47%ものコーヒーをこれらの地域が生産しています。

また、コーヒーの品種の中でも質が高く、最も栽培されているアラビカ種のコーヒーに限ると、栽培適地が50%にまで減少するといわれています。

さらに、燃料価格や資材の高騰などから加工や輸送にかかる費用が上がり、小規模で行っていた上質な豆の生産者数は減少。全体的なコーヒー価格の高騰へ繋がると考えられています。

それに加え、2050年までには中国などでの需要がぐんと増え、コーヒーの消費量そのものが約3倍になる可能性があるともいわれています。

需要は増えるのに供給が減ってしまうことで、今までのように気軽においしいコーヒーを飲むことができなくなってしまう可能性があるのです。

コーヒーの2050年問題の対策は?

【画像出典元】「S J Lievano - stock.adobe.com」

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コーヒー好きには切実な、この「コーヒーの2050年問題」を改善するための対策として、以下のような方法が挙げられています。

・自然環境保護

他の環境問題と同様に、地球温暖化対策を引き続き強化していく。

・供給を維持する

気候変動に強い品種を開発する。土地損失の少ない地域での重点的な生産体制の強化。

・生産者の生計を改善

生産者の減少を食い止めるため、利益が確保できるような生産流通システムの構築。

・市場の需要改善

生産者が利益を確保しつつ質の良いコーヒー豆を作り続けられるよう、消費者側は正しく商品を選ぶ。

コーヒーの流通を少しでも正常な状態に近づけるために、私たちもできることから始めてみましょう。「サステナブルコーヒー」を選ぶことも、そのひとつです。

「サステナブルコーヒー」とは?

【画像出典元】「DragonImages - stock.adobe.com」

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サステナブルコーヒーとは、社会と環境の持続可能性に配慮したコーヒーのこと。以下のようなものがあります。

・シェードツリーコーヒー

コーヒーは日陰でも育つ農産物。木を伐採して大規模な生産をするのではなく、森を維持したまま生産すれば自然環境を守ることができます。

・オーガニックコーヒー

禁止された農薬や化学肥料を使わずに栽培することで、土壌や水質汚染を防ぎ、生産者も消費者も、長期的な安心安全を手に入れることができます。

・フェアトレードコーヒー

発展途上国の小規模農園に対し、公正な価格での取引を継続することで、生産者の安定した生活と良質なコーヒーを守ることができます。

意外と身近なサステナブルコーヒーおすすめ3つ

【画像出典元】「progressman - stock.adobe.com」

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手軽に購入できる、おすすめのサステナブルコーヒーをご紹介します。

【焙煎珈琲】バードフレンドリー(R)ブレンド(キャメル珈琲)

カルディの「バードフレンドリー」シリーズには、熱帯の森林を守りながら木陰栽培かつ有機栽培しているコーヒー農園を認証する「バードフレンドリー」マークが付いています。ストレートでも飲みやすく、とてもおいしいのでおすすめのコーヒーです。

【焙煎珈琲】バードフレンドリー(R)ブレンド(キャメル珈琲)(799円、税込) ※外部サイトに遷移します

オーガニック オリジナルブレンドレギュラーコーヒー(イオン)

イオンのプライベートブランド「トップバリューグリーンアイ」のコーヒーは、農林水産省が認証する「有機JAS規格」マーク付き。有機栽培のコーヒー豆だけを使用しています。香り高く豊かな風味が特徴です。

オーガニック オリジナルブレンドレギュラーコーヒー(イオン)(429.84円、税込) ※外部サイトに遷移します

MACHI café(ローソン)

ローソンの店内入れたてコーヒーサービス「MACHI café」のコーヒーは、「レインフォレスト・アライアンス認証」農園産のコーヒー豆を使用。これは、自然環境に配慮した農法と、生産者・労働者の人権向上に取り組む農園に与えられる認証です。コンビニコーヒーと侮れない、こだわりの一杯が味わえます。

MACHI café(ローソン)(S 100円、税込) ※外部サイトに遷移します

その他にも、「国際フェアトレード認証」や「UTZ」などの認証マークがついたものもサステナブルコーヒーです。くつろぎの一杯を安心して楽しむために、まずは持続可能性に配慮したコーヒーを選ぶことから実践してみませんか?

「国際フェアトレード認証」 ※外部サイトに遷移します

「UTZ」 ※外部サイトに遷移します

記事提供:ウェブマガジン「mymo」

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提供元:「コーヒー2050年問題」を防ぐサステナブルコーヒーとは?|mymo

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