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2022.03.01

残念!腸を汚す「ナッツの食べ方」、意外すぎる4NG|スーパーフードなのに…「その食べ方」は損です


腸を汚す「ナッツの食べ方」について解説します(写真:Table-K/PIXTA)

腸を汚す「ナッツの食べ方」について解説します(写真:Table-K/PIXTA)

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世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワードのベスト3」に選出されるほど、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど、世界中で話題になっている。
日テレ系列「世界一受けたい授業」(2021年5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも9万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手がけた森氏が「腸を汚すナッツの食べ方」について解説する。

『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』 ※外部サイトに遷移します

腸にいいはずの「ナッツ」、その食べ方ではもったいない

美容と健康に気をつけている方のなかには、「意識的に『ナッツ』を食べるよう心がけている」という方も少なくないと思います。

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ナッツは最近、「体にいいおやつ」としてスナック感覚のものがコンビニでも買えるようになりましたし、スーパーには「ヘルシーなミルク」としてアーモンドミルクが並ぶようになり、カフェでもアーモンドミルクを選べる店が増えてきました。

今話題の腸活法「アダムスキー式腸活メソッド」でも、クルミやアーモンドといった「ナッツ」は、おすすめ食材として挙げられています。ナッツに含まれる食物繊維と脂質には、腸に刺激を与え、蠕動運動を活発にし、便秘を解消してくれる効果があるのだそうです。

アダムスキー博士は、クルミに含まれる「オメガ3脂肪酸」には腸の中で善玉菌が増えやすい環境を作る効果があり、「アーモンド」に含まれるビタミンEの抗酸化作用には、細胞の老化を防ぎ、免疫力をアップさせる効果があると話しています。

ただし、「アダムスキー式腸活法」では、どんなものでも「食べ方」に注意が必要であり、場合によっては「NGな食べ合わせもある」と考えられています。

今回は、私たちがついやりがちな「ナッツのNGな食べ方」を4つ紹介します。

そもそも「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を、腸を通過するのが「速い食品(ファスト)」と「遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドに従うと、「ナッツ」は、クルミもアーモンドもカシューナッツも、すべて「スローの食品」に分類されます。このほかに、小麦や米といった穀物、肉や魚といった動物性タンパク質、にんじんやキャベツなど多くの野菜も「スローの食品」です。

一方で、「ファストの食品」には、果物やヨーグルト、はちみつ、唐辛子、トマトやパプリカといった一部の野菜が含まれます。

したがって、「スローの食品」である「ナッツ」を食べるときには、こうした「ファストの食品」との組み合わせを避けたほうがいいと、「アダムスキー式腸活法」では考えられているのです。

それでは、「ナッツ」と「ファストの食材」のNGな組み合わせには、いったいどんなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

「ナッツ」×「フルーツ」はNG

【×NG例1】ナッツとドライフルーツのパン(ナッツ・小麦×果物)

クルミとフルーツのカンパーニュ、チーズ添え(写真:Rhetorica/PIXTA)

クルミとフルーツのカンパーニュ、チーズ添え(写真:Rhetorica/PIXTA)

クルミ入りカンパーニュなど「ナッツ入りのパン」は、香ばしくておいしいですよね。パンの主な材料「小麦」も「ナッツ」と同じように「スローの食品」なので、「ナッツ入りのパン」自体は、「アダムスキー式腸活法」でもOKだと考えられています。

ところが、「ナッツ入りのパン」によく入っている「ドライフルーツ」は「ファストの食品」ですので、ドライフルーツ入りのパンは避けたほうがよいと、アダムスキー式では考えられているのです。

ちなみに、「クルミとチーズのパン」など、「パン×ナッツ×チーズ」の組み合わせもよくありますが、これらはいずれも「スローの食品」なので一緒に食べても大丈夫です。

また、ナッツは「グラノーラ」に入っていることも多いですよね。

「グラノーラの穀物×ナッツ」は「スロー×スロー」なので問題ありませんが、これを「ファストの食品」である「ヨーグルト」と一緒に食べるのはNGだと、アダムスキー博士は話しています。

【×NG例2】ナッツ入りのグラノーラにヨーグルト

グラノーラにヨーグルトをかけるところ(写真:sogane/PIXTA)

グラノーラにヨーグルトをかけるところ(写真:sogane/PIXTA)

「ナッツ入りのグラノーラ」にかけるなら「ヨーグルト」よりも「牛乳」がおすすめです。

牛乳は、「スロー」でも「ファスト」でもない「ニュートラル」と呼ばれる3つ目のカテゴリーに含まれ、「スロー」とも「ファスト」とも組み合わせることができます。豆乳やアーモンドミルクなど「『スロー』のミルク」と組み合わせるのもいいですね。

先ほども触れましたが、フルーツは「ファストの食品」ですので、グラノーラはフルーツの入っていないものを選んだほうがよいと「アダムスキー式腸活法」では考えられています。

「はちみつ(ファスト)」は「最高の甘味料」だけど…

【×NG例3】ナッツのはちみつ漬け

スプーンで瓶からすくったハニーナッツ(写真:K321/PIXTA)

スプーンで瓶からすくったハニーナッツ(写真:K321/PIXTA)

「アダムスキー式腸活法」では、「はちみつ」や「メープルシロップ」も「ファストの食品」に分類されています。そのため、人気の「ナッツのはちみつ漬け」も、「アダムスキー式腸活法」ではNGの組み合わせになってしまいます。

はちみつ自体は、アダムスキー博士も「最高の甘味料」と称えるほど体にいい食品なので、「スロー」ではなく、はちみつと同じ「ファストの食品」であるフルーツやヨーグルトと組み合わせて食べると、「腸の汚れ」を心配せずに食べることができるので、おすすめです。

また、前回の記事「ナッツ『最高の食べ方』、今話題の腸活法の3大秘訣」でおすすめしたように、ナッツは「サラダにトッピング」するのもおすすめです。ただし、このとき「ファストの野菜」と組み合わせないように注意が必要です。

ナッツ『最高の食べ方』、今話題の腸活法の3大秘訣 ※外部サイトに遷移します

【×NG例4】かぼちゃサラダにナッツ(ナッツ×かぼちゃ)

かぼちゃサラダにアーモンド(写真:tazuko/PIXTA)

かぼちゃサラダにアーモンド(写真:tazuko/PIXTA)

野菜はほとんどが「スローの食品」なのですが、「かぼちゃ」は「ファストの食品」です。そのため、「かぼちゃ×ナッツ」の組み合わせは、「アダムスキー式腸活法」ではNGとされています。

「ファストの野菜」にはこのほかに「トマト」や「パプリカ」があります。アダムスキー博士は、これらの野菜もスローの食品とは分けて食べるようにと話しています。

どんな食べ物も「食べ方」と「食べる量」に注意

アダムスキー博士は、ナッツは体にいいけれど「食べ方」と「食べる量」に注意が必要だと話しています。ナッツはカロリーが高いので、食べすぎると体にとって負担になってしまうのだそうです。

アダムスキー博士は、腸の健康のためには、「どんな食品でも『節度ある食べ方』をすること、そして普段の食事のなかでほかの食品とどのように組み合わせるべきかを知っておくこと」が大事だと話しています。

今回はNG例だけを紹介しましたが、裏を返せば「スロー」×「ファスト」を組み合わせなければ、「食べてはいけない食べ物はない」というのがアダムスキー式腸活法です。

『腸がすべて』の医学監修をつとめた澤田幸男医学博士(澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)はこの腸活法について「組み合わせを工夫すれば自由度は高い」と話しています。「ラクに動ける服を選ぶように、腸を気持ちよく動かす食べ合わせを選ぶ」というのがアダムスキー式の考え方だというのです。

みなさんも「アダムスキー式腸活法」を学んで、「腸を気持ちよく動かす方法」を学んでみませんか?

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:残念!腸を汚す「ナッツの食べ方」、意外すぎる4NG|東洋経済オンライン

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