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2022.01.20

ヨーグルトの「腸を汚す食べ方」意外すぎる4大NG|残念!日本人に多い「もったいない食べ方」は?


腸にいいといえば「ヨーグルト」ですが、食べ方には注意が必要です(写真:motoko/PIXTA)

腸にいいといえば「ヨーグルト」ですが、食べ方には注意が必要です(写真:motoko/PIXTA)

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世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワードのベスト3」に選出されるほど、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど、世界中で話題になっている。
日テレ系列「世界一受けたい授業」(2021年5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも9万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が「ヨーグルトの腸を汚す意外な食べ方」について解説する。

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腸をすっきりさせる「ヨーグルト」は、食べ方に要注意

1月も半ばになり、お正月ムードもひと段落。この時期は、年末年始にのんびりしたり、おいしいものを食べすぎたりしたせいで「何となく体が重い」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

ここ数年は、「腸」の調子を整え、お腹に排泄物をため込まず、すっきり軽やかな体を目指す「腸活」がブームです。

腸活をして毎日トイレですっきりする習慣をつけると、お腹がスリムになるだけでなく、自律神経の調子を整えたり、免疫力を高めたりといったうれしい効果も期待できるといわれています。

「腸をすっきりさせる」と聞いて思い浮かぶ食べ物のひとつが「ヨーグルト」ではないでしょうか。

実際、ヨーグルトには「乳酸菌」や「ビフィズス菌」といった、腸内で体にいい働きをする「善玉菌」が含まれているため、腸内で「悪玉菌」の増殖を抑え、腸内フローラを整える役割があるのだそうです。

ところが、今話題の「アダムスキー式腸活法」では、「腸にいいはずの『ヨーグルト』も、食べ方を間違えば、腸にとって負担になりかねない」と考えられています。

私たちが普段の生活でやりがちな「間違った食べ方」にはどういうものがあるのでしょう。今回は、「腸を汚す『ヨーグルト』の食べ方4大NG」を紹介します。

そもそも「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を、腸を通過するのが「速い食品(ファスト)」と「遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドに従うと、「ヨーグルト=ファストの食品」に分類されます。このほかに「フルーツ」や「はちみつ」「トマト」「唐辛子」などが「ファストの食品」に含まれます。

一方で、「スローの食品」には、「肉」や「魚」、「卵」などの動物性たんぱく質や、「米」や「小麦」といった穀物、「にんじん」や「キャベツ」など多くの野菜が含まれます。

したがって、「『ファストの食品』であるヨーグルト」を食べるときには、こうした「スローの食品」との組み合わせを避けたほうがいいと、「アダムスキー式腸活法」では考えられているのです。

それでは、ヨーグルト(ファストの食品)と「スローの食材」のNG組み合わせには、いったいどんなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

朝食でよくある、あの組み合わせもNG?

【✕NG例1】パンとヨーグルト(ヨーグルト×小麦)

モーニングプレート(写真:セーラム/PIXTA)

モーニングプレート(写真:セーラム/PIXTA)

「ヨーグルト」といえば、「『パン』と一緒に朝食にする」という方も多いと思いますが、じつはこれは「アダムスキー式腸活法」ではNGだと考えられています。「ヨーグルト=ファストの食品」なのに対して、一般的なパンの原料である「小麦=スローの食品」だからです。

ヨーグルトの原料である「牛乳」は、「ニュートラル」といって、「ファスト」「スロー」の両方とも組み合わせることができる食品です。そのため、パンを食べるときは「牛乳」にして、ヨーグルトは別の機会に食べるのがおすすめだと「アダムスキー式腸活法」では考えます。

ちなみに、同じ乳製品であっても「チーズ=スロー」なので、パンとの組み合わせOKになります。

また、「アダムスキー式腸活法」では、「小麦以外の穀物」もすべて「スロー」に分類されます。

【✕NG例2】グラノーラとヨーグルト

グラノーラとヨーグルト(写真:sogane/PIXTA)

グラノーラとヨーグルト(写真:sogane/PIXTA)

そのため、いま人気の「グラノーラ」も、ヨーグルトに入れるのはNGと「アダムスキー式腸活法」ではなってしまいます。

アダムスキー博士も、最新刊『Digerisco』(未邦訳)のなかで「グラノーラなどのシリアルをヨーグルトと一緒に食べるのは避けたほうがよい」と話しています。

グラノーラには、「オーツ麦」「ライ麦」「玄米」などが使われているからです。グラノーラには、「かぼちゃの種」や「アーモンド」、「カシューナッツ」などの「ナッツ」が入っていることもありますが、これらも「スロー」です。

グラノーラには、「ニュートラルの牛乳」、もしくは「スローの豆乳」をかけて食べるのがおすすめだと「アダムスキー腸活法」では考えます。

一方のドライフルーツは「ファスト」ですので、ヨーグルトにドライフルーツを入れるのはOKです。

【✕NG例3】食後のヨーグルト

洋風の朝食とヨーグルト(写真:Key West/PIXTA)

洋風の朝食とヨーグルト(写真:Key West/PIXTA)

私たちが食べたものは、しばらくのあいだ胃にとどまり、そのあと腸へと進んでいきます。

ほとんどの食事の場合「食後のヨーグルト」はNG

そのため、せっかく食事のときに「ファスト」と「スロー」を分けて食べても、「スロー」の食事の直後にデザートとしてヨーグルトを食べてしまえば、お腹のなかで「ファスト」と「スロー」を混ぜることになってしまいます。

先ほどお話ししたように、「米」「パン」「麺」「肉」「魚」など、私たちが食事で摂取する食品の多くは「スロー」ですので、ほとんどの食事の場合「食後のヨーグルト」はNGとなってしまいます。

アダムスキー博士は、「ファスト」のあとは1時間半程度、「スロー」のあとは4~5時間あけると安心だと話しています。ヨーグルトを食べるのは、食事のあと4~5時間あけてから、「おやつ」などのタイミングで食べるのがおすすめです。

もしくは、「フルーツとヨーグルト」など、「ファストの食品」で食事のメニューを組むのもいいでしょう。

また、「スローの食品」には、「小松菜」や「ほうれん草」といった多くの野菜が含まれます。

【✕NG例4】ヨーグルトのグリーンスムージー(ヨーグルト×小松菜・ほうれん草)

グリーンスムージーと小松菜(写真:Mills/PIXTA)

グリーンスムージーと小松菜(写真:Mills/PIXTA)

そのため、「アダムスキー式腸活法」では、「ヨーグルト」と「小松菜」や「ほうれん草」が一緒になった「グリーンスムージー」もNGだと考えられています。

スムージーを作るときには、「フルーツ✕ヨーグルト」の組み合わせで「ファストのスムージー」にしたり、「豆乳✕小松菜」で「スローのスムージー」にしたり、工夫をする必要があると思います。「牛乳」は「ニュートラル」でどちらのスムージーにも使えるので、とても便利です。

「腸を詰まらせない食べ方」を

冒頭で紹介したとおり、「ヨーグルト」は「乳酸菌」や「ビフィズス菌」を含んだ発酵食品で、腸内環境を整えてくれる優秀食材です。

けれども、アダムスキー博士は「体にいいからといって、健康にいい食べ物を摂取するだけでは不十分」「どんなスーパーフードでも、腸が汚れていると、奇跡を起こせない」と話しています。

腸に汚れがたまっていると、食べ物に含まれる体にいい成分も体内にうまく取り込まれず、そのまま外へ排出されることも多くなるようです。また、あまりに長いあいだ腸内にとどまった食品は腐敗し、それが腸の汚れの一因になると考えられています。

腸が「本来の働き」をし、食べ物がもつ栄養を体に取り込めるようにするために、私たちは「ファスト」と「スロー」を分けて食事をとり、腸に汚れをため込まないことが大切になります。

ぜひ、みなさんも「アダムスキー式腸活法」を参考に、「腸の汚れ」をためず、食べ物に含まれている体にいい成分をきちんと取り込める「健康な腸」を手に入れてみてください。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:ヨーグルトの「腸を汚す食べ方」意外すぎる4大NG|東洋経済オンライン

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