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2021.12.21

冬の定番「うどん」は腸にいい、「最高の食べ方」5品|日本人は簡単!「温かいうどん」おすすめは?


「冷え腸」にならないうどんの食べ方を紹介(写真:kikisorasido/PIXTA)

「冷え腸」にならないうどんの食べ方を紹介(写真:kikisorasido/PIXTA)

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世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワードのベスト3」に選出されるほど、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど、世界中で話題になっている。
日テレ系列「世界一受けたい授業」(5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも9万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が「『うどん』の腸活効果を高める食べ方」について解説する。

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「冷え腸」にならない!「最高のうどんの食べ方」

12月に入って寒い日が続き、温かい「うどん」がおいしく感じられる季節になりました。

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「冷えは万病の元」といいますが、寒くて体が冷えると、血のめぐりが悪くなって「腸」をはじめとした内臓の働きも悪くなるのだそうです。状態のよくない腸を指す「冷え腸」という言葉があるのを、雑誌やテレビで見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。

冬は気温が下がって乾燥し、風邪やインフルエンザが流行しますが、腸は「免疫力を維持するために、とても重要な働きを持つ内臓」といわれています。

最近話題の「アダムスキー式腸活メソッド」を提唱するアダムスキー博士も、「あらゆる症状や病気の予防・治療をしようと思ったら『消化管の掃除をする』こと、そして『きれいな状態を保つ』ことが何よりも大切」だと『腸がすべて』の中で話しています。

今回は、そんな寒い冬に体を芯から温め、さらに「腸活効果」も期待できる「うどん」の最高の食べ方を、5つ紹介したいと思います。

まず紹介するのは、アダムスキー博士イチオシの発酵調味料「味噌」を使った食べ方です。

【1】味噌煮込みうどん

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「体が芯から温まる」といえば、「煮込みうどん」だと思います。作っているうちから部屋も温まり、食べると体が内側からぽかぽかしてきますよね。

なかでも「味噌煮込みうどん」に使われている「味噌」は、アダムスキー博士おすすめの腸活食材です。

味噌は「大豆」を微生物の力で発酵させた日本ならではの発酵調味料なのですが、イタリアで暮らすアダムスキー博士はこの「味噌の力」を絶賛し、現地で腸活をする方にも「Miso(味噌)を食べよう」とすすめているほどです。

味噌は発酵調味料なので、消化管の働きをよくして「腸内細菌フローラ」を整える「乳酸菌」や「麹菌」「酵母菌」が豊富に含まれているのだそうです。

「うどん」を食べるときは栄養が炭水化物にかたよりがちですが、「味噌煮込みうどん」だと、具をたくさん食べられるのもいいところだと思います。

オリゴ糖を含む「ネギ」や、食物繊維の豊富な「きのこ」や「にんじん」を足せば、さらに腸活効果を高めることができます。

【2】きつねうどん

きつねうどん(写真:マーボー/PIXTA)

きつねうどん(写真:マーボー/PIXTA)

アダムスキー式腸活法では、「味噌」の原料の「大豆」が「腸活スーパーフード10」に挙げられています。大豆には「イソフラボン」が豊富に含まれ、定期的に摂取すると「悪玉コレステロール」の値を下げる効果が期待できるのだそうです。

「きつねうどん」にのっている「油揚げ」も大豆製品の1つなので、腸の調子をよくする効果が期待できます。

ほかにも、自宅で作るときには、いつものうどんに「厚揚げ」をのせることで大豆製品を追加できます。日本には大豆製品が豊富なので、気軽に「大豆」を食事に取り入れて、腸活につなげてみてください。

一般的に、腸の調子を整えるには、便をやわらかく出しやすくしてくれる「水溶性食物繊維」をたくさんとったほうがいいといわれます。

【3】ワカメうどん

ワカメうどん(写真:jEss/PIXTA)

ワカメうどん(写真:jEss/PIXTA)

この「水溶性食物繊維」の豊富な食材の代表が「ワカメ」をはじめとした「海藻類」です。

「ワカメうどん」なら、もちろんワカメがたっぷり食べられますし、トッピングで普通のうどんにワカメを足すことも腸活になります。

出来上がったうどんにちょい足しするには「とろろ昆布」もいいですね。冷やしうどんなら、「きざみ海苔」を足すのもいいと思います。

海藻類を常備しておくと、うどん以外の「おそば」や「お吸い物」の場合にもさっと加えて腸活ができるので、とても便利でおすすめです。

【4】山かけうどん

月見とろろうどん(写真:Mayu78/PIXTA)

月見とろろうどん(写真:Mayu78/PIXTA)

また、「山かけうどん」のすりおろした「山芋」には、お腹のなかでふくらみ、便のかさを増してくれる「不溶性食物繊維」も豊富に含まれています。

お腹の調子を整えるためには、この「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」を両方バランスよくとることが大切なのだそうです。山芋には、2種類の食物繊維が豊富に含まれているそうなので、1つの食材でまとめて摂取できるのがうれしいですね。

山芋には「長芋」と「大和芋」がありますが、食物繊維がより多く含まれるのは「大和芋」だといわれています。ご自分で作るときは、「大和芋」を使うのがおすすめです。

「山かけうどん」に欠かせない「生卵」も、おすすめ食材

山かけうどんは、「生卵」を落として「月見うどん」にしてもおいしいですよね。じつは、この「卵」もアダムスキー博士が「良質なたんぱく源」としておすすめしている食材です。

博士は「新鮮なものほど消化にいい」と話していますので、衛生面だけでなく消化の観点からも「卵は新鮮なものを食べるようにしたほうがいい」と思います。

先ほどの山芋と同様に、「ゴボウ」も「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の両方を含んだ野菜です。

【5】ゴボウ天うどん

ゴボウ天うどん(写真:coconeco/PIXTA)

ゴボウ天うどん(写真:coconeco/PIXTA)

「ゴボウ天うどん」なら、2種類の食物繊維が豊富なゴボウをたくさん食べることができます。ゴボウは「野菜のなかでも食物繊維の含有量がトップクラス」といわれていますので、普段の食事のなかでも積極的に取り入れたい食材です。

もしかすると、健康に気をつけている方のなかには、「揚げ物」を避けている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん油物の食べすぎは体によくありませんが、「アダムスキー式腸活法」では、新鮮な油を使い、適切な温度で揚げた揚げ物は体に悪くないと考えられています。

それよりも、気をつけなくてはならないのは、「食べ物の組み合わせ」だとアダムスキー博士は話しています。

そもそも「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドでは、うどんの材料である「小麦粉」は、「スロー」に分類されます。今回紹介した「味噌」「油揚げ」「ゴボウ」「ワカメ」も「スロー」です。

一方の「ファストの食品」には、「ヨーグルト」や「果物」、そして「カボチャ」や「ピーマン」などの一部の野菜が含まれます。

つまり、アダムスキー式腸活法では「ゴボウ天うどん」はOKだけれど、同じく揚げ物でも「カボチャの天ぷらうどん」はNGなのです。前回の記事「日本人に多い「腸を汚すうどん」の食べ方、残念4NG」で紹介したように、「カボチャ(ファスト)×うどん(スロー)」の組み合わせが、「腸の汚れの原因」になってしまうからです。

「日本人に多い「腸を汚すうどん」の食べ方、残念4NG」 ※外部サイトに遷移します

おいしいものを食べながら、きれいな腸を手に入れよう

「アダムスキー式腸活法」では「食べてはいけない食材」はありません。だから、「好きなものを食べたい人」には取り入れやすい腸活法ともいえ、それが支持されているゆえんと思います。

どんな食品でも「節度のある食べ方をすること」と、普段の食事のなかで「ほかの食品とどのように組み合わせるべきかを知っておくこと」が大切なのだと、アダムスキー博士は話しています。

皆さんも「アダムスキー式腸活法」を学んでおいしいものを食べながら腸の調子を整え、寒い冬を元気に乗り切ってくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:冬の定番「うどん」は腸にいい、「最高の食べ方」5品|東洋経済オンライン

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