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2021.12.07

日本人に多い「腸を汚すうどん」の食べ方、残念4NG|意外すぎる!「具材」「薬味」に要注意です


食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大切。「日本人に多い『腸を汚すうどん』の食べ方」についてご紹介(写真:w_stock/PIXTA)

食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大切。「日本人に多い『腸を汚すうどん』の食べ方」についてご紹介(写真:w_stock/PIXTA)

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世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワードのベスト3」に選出されるほど、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど、世界中で話題になっている。
日テレ系列「世界一受けたい授業」(5月22日放映)でも紹介され、「アダムスキー式腸活メソッド」をすべて解説した『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも9万部を超えるベストセラーになっており、大きな反響を呼んでいる。
訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。
では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入れればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が「日本人に多い『腸を汚すうどん』の食べ方」について解説する。

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うどんも「食べ方次第」で腸の負担に?

急に寒くなったので、風邪気味という人もいらっしゃるかもしれません。また、年末のイベントシーズンで胃腸がお疲れ気味という人も多いのではないでしょうか。

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体が弱っているときには、あたたかい「うどん」がおいしく感じられますよね。数ある麺のなかでも、うどんは消化が良く、「胃への負担が軽い」といわれているので、胃腸を休めたいときにぴったりです。

あたたかいうどんは体を芯から温めてくれるので、「腸の冷えの予防」にもつながり、本当なら、とても「腸にいい食材」です。

ところが、今話題の「アダムスキー式腸活法」では、「食べる物」だけでなく「食材の組み合わせ」が大事だと考えられています。

胃腸にやさしいはずのうどんも、「一緒に食べる物の組み合わせ」を間違えば、むしろ「腸への負担」になりかねないと考えられているのです。

せっかく「胃腸にいい」「体を休めよう」と思って食べたうどんが、「腸の汚れ」につながってしまうなんて、非常にもったいないし、残念ですよね。
 そこで今日は、私たち日本人がやりがちな「『腸を汚す』うどんの食べ方4大NG」を紹介したいと思います。

そもそも「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドに従うと、うどんの材料である「小麦粉」は「スローの食材」に分類されます。

また、だし汁に使われる「かつお」「煮干し」「昆布」も「スローの食材」。ほかに、「米」「肉」だいたいの「野菜」も「スローの食材」に含まれます。

一方で、「ファストの食品」には、「フルーツ」や「ヨーグルト」そして、「トマト」などのごく一部の野菜が含まれます。

したがって、「『スローの食品』のうどん」を食べるときには、こうした「ファストの食材」との組み合わせを避けたほうがいいと、アダムスキー式腸活法では考えられているのです。

それでは、「ファストの食材」を使った「うどん」にはどんなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

「うどん(スロー)×唐辛子(ファスト)」は避ける

【NG例1】「カレーうどん」

カレーうどん(写真:kuro3/PIXTA)

カレーうどん(写真:kuro3/PIXTA)

「カレーうどん」を食べると体が芯から温まるのですが、このカレーに入っている「唐辛子」は、アダムスキー式腸活法では「ファストの食品」に分類されています。

そのため、これを「スローの食品」である「うどん」と同時に食べるのは、残念ながら、アダムスキー式腸活法ではNGになります。

「腸を通過する速度」が違う2種類の食品を同時に消化管に入れることになるので、腸の中で渋滞が起き、腸に長時間滞在した食べ物が腐敗して「腸の汚れ」の原因になると、アダムスキー式腸活法では考えるからです。

ランチだと、うどんにミニ丼の「カレーライス」がついていることもありますが、これもお腹のなかで「カレーの唐辛子(ファスト)」と「うどん(スロー)」が混ざる原因になってしまうので、アダムスキー式腸活法では避けたほうがいい、とされているのです。

「うどん×唐辛子」の組み合わせがNGということは、「うどんに唐辛子入りの薬味をかける」のもNGとなります。

【NG例2】うどんに「一味・七味」をかける

きつねうどんに七味(写真:w_stock/PIXTA)

きつねうどんに七味(写真:w_stock/PIXTA)

「一味」や「七味」には唐辛子が使われているので、「『スローの食材』のうどん」にはかけるのを避けたほうがいいということなります。

また、お店ではトッピングなどで「明太子」を選べることもありますが、これも唐辛子が使われているので、うどんとの組み合わせはNG。「たらこ」であれば、「魚卵」は「小麦粉」と同じ「スローの食品」なので、安心して組み合わせられます。

薬味で辛みを足したいときには、「しょうが」がおすすめです。しょうがは「ニュートラル」と呼ばれる「『スロー』とも『ファスト』とも組み合わせられる食材」ですので、うどんと組み合わせても「腸の汚れ」の原因になりません。

また、しょうがには少量でも体を温める効果があるので、寒い冬に冷えを予防するのにもぴったりの薬味です。

「小麦×フルーツ」の組み合わせは要注意

【NG例3】うどんに「ゆず」をかける

ねぎうどんにゆず(写真:Taisuke/PIXTA)

ねぎうどんにゆず(写真:Taisuke/PIXTA)

冬の薬味としては、香りのいい「ゆず」もおいしいのですが、「ゆず」や「みかん」は「フルーツ」の仲間なので、アダムスキー式腸活法では「ファストの食品」に分類されます。そのため、「『スローの食材』のうどん」に「『ファストの食材』のゆず」をかけるのは、残念ながらNGと考えられています。

ゆずのほかにも、「うどん×かんきつ類」の組み合わせは意外と多く、「天ぷらうどん」に「レモン」が添えられていたり、夏には「すだち」や「かぼす」をのせたうどんがあったりします。

ですが、「腸の汚れ」を避けたいのであれば、「小麦×フルーツ」の組み合わせは避けたほうがいいと、アダムスキー博士は話しています。

また、「ねぎ」などの「野菜」は、ほとんどが「スロー」または「ニュートラル」なので「うどん」に入れてOKなのですが、なかには少しだけ例外があります。

じつは、「トマト」「かぼちゃ」「ピーマン」「ししとう」といった野菜は、野菜の中でも「ファストの食品」に、アダムスキー式腸活法では分類されているのです。

【NG例4】「かぼちゃ」「ピーマン」「ししとう」の天ぷらうどん

天ぷらうどん(写真:numa/PIXTA)

天ぷらうどん(写真:numa/PIXTA)

そのため、「かぼちゃ」「ピーマン」「ししとう」といった「ファストの野菜」の入った「天ぷらうどん」は、アダムスキー式腸活法ではNGだと考えられています。

同じ野菜の天ぷらでも、「ごぼう」「にんじん」「さつまいも」「れんこん」「しいたけ」などは「スローの野菜」で、「なす」と「玉ねぎ」は「ニュートラルの野菜」なので、うどんと一緒に食べて問題ありません。
また、「えび」「ちくわ」「いか」といった魚介類、「鶏肉」などの肉類も「スロー」なので、心配無用です。

天ぷらうどんを食べるときは、具に「ファストの食材」が入らないようにするのがコツなんですね。

免疫力を維持するカギは「腸に汚れをため込まない」こと

「今日はうどんを食べて胃腸を休ませたい」というときに、食材の組み合わせを間違えた結果、「腸を汚す食べ方」になってしまうと、本末転倒ですし、もったいないですよね。

むしろ、「『腸の汚れ』はさらなる体調の悪化を招きかねない」とアダムスキー博士は話しています。「腸の汚れ」がたまると、「下痢」や「便秘」など、「便のトラブル」が起こりやすくなるだけでなく、「腸の壁が吸収してくれるはずの栄養」が上手に体に取り込めなくなるのだそうです。

また、腸には「体内の毒素」を排出する働きもあるので、体の中で出た「有害な成分」が体外に排出されなくなるとも話しています。

『腸がすべて』の監修をつとめた澤田肝臓・消化器内科クリニック院長である澤田幸男先生は、「腸は病気から生命を守る、人体最大の免疫システム」と話しています。

腸は「健康のかなめ」です。みなさんも、「腸をきれいに保つ食事の仕方」を心がけることで、元気に年末年始を過ごしてくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:日本人に多い「腸を汚すうどん」の食べ方、残念4NG|東洋経済オンライン

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