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2021.12.01

「対面が増えた今」使いたい「人脈、広げる」3秘訣|日本人が知らない「すぐ仲良くなる方法」は?


「対面が増えた今」こそ使える「人脈を広げる」3秘訣を紹介します(写真:MediaFOTO/PIXTA)

「対面が増えた今」こそ使える「人脈を広げる」3秘訣を紹介します(写真:MediaFOTO/PIXTA)

日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。

たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。

その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は発売後、たちまち15万部を突破するベストセラーになっている。

コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「『対面が増えた今』こそ使いたい『人脈を広げる』簡単3秘訣」について解説する。

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戻りつつある日常に生まれた「新たな問題」

新型コロナの感染者数も激減し、出勤日が増え、大学キャンパスでの授業も始まるなど、恐る恐るですが少しずつ日常が戻りつつあります。

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感染者数低下や制限の解除で、「久しぶりに友人と顔を合わせた」「食事をした」「一緒に出かけた」という人もいらっしゃるでしょう。私も、久しぶりに友人らと顔を合わせ、おいしいものを食べ、おしゃべりをして、あっという間に心が通じ合う楽しさを実感しました。

一方で、「久しぶりに出社した」「学校の授業に初めて参加した」といった人のなかには、「なんとなく話しづらい」「どうやって一から友達をつくれるのか」「いい関係を築けるのか」と不安を感じる人も少なくないようです。

対面で会う機会がめっきり減っていたこともあり、「人と話すのが、なんだかぎこちない」という声も聞こえてきます。一方で、リモート勤務者が増えるなか、「実際に会う機会」が少ないまま、という人も少なくありません。

そんな環境下でも、「あっという間に人との距離が縮め、人脈や友人・知人の輪を広げる方法」はないものでしょうか。リモート時代だからこそ知っておきたい、「超高速つながり術」の秘訣をお教えしましょう。

以前であれば、学校に行き、何度も顔を合わせるうちに仲良くなったり、会社で毎日顔を合わせるなかで、親しくなったりすることもありましたが、今は、「リモートとのハイブリッド」という環境で、会う回数はぐんと減っています。

「飲みにケーション」なども難しく、これまでのように時間をかけてコミュニケーションをし、打ち解けていくこともかないません。

親密な関係性になるには「より多くの時間」が必要不可欠

そもそも、「子どもや学生のころは出会いも多く、友達もつくれたのに、社会人になったら、なかなか友達ができない」。そう感じることはありませんか?

実際に年をとるにつれて「人間関係」を広げるのは難しくなる傾向はあるようです。

カンザス大学のジェフリー・ホール教授の研究によると、「カジュアルな友達」になるのに50時間、「本当の友達」になるのに90時間、「親友」になるには200時間かかるのだとか。これは職場といった組織的な環境ではなく、より親密で自発的な関係性の場合にかかる時間だそうです。

時間のある学生時代ならともかく、社会人になると仕事以外でこれだけの時間を誰かと過ごすのはなかなか難しいですよね。「恋人ができると、平均で2人の友達を失い、結婚すると、さらに1人を失う」というオックスフォード大学の研究もあります。

そうやって、「大人の階段」を上るたびに、「つながり」はどんどんつくりにくくなってしまう、という悲しい現実があるのです。

私も、子育てで忙しかった30~40代にかけて、環境が変わり、孤独感を覚えた時期がありました。しかし、アメリカで、「人とのつながり方」を科学的に学び、そのノウハウを実践していったところ、あっという間に壁を乗り越え、誰とでも、楽しく話すことができるようになり、知人や友人にも恵まれるようになりました。

なかなか人に会えないこんな時代に、短時間で人との距離をぐっと縮め、関係性を深めていくために、知っていただきたい「3つの科学的真実」があります。

まずひとつめは、「多くの人が、実はあなたと話したがっている」ということです。

日本人は「迷惑恐怖症」話しかけるのを躊躇しがち

【1】多くの人が「実はあなたと話したがっている」

コミュニケーションと孤独の研究家として、実際にたくさんの人とお会いして話すなかで、「多くの人が自分の話を聞いてほしい」という欲求を持っているということに気づかされます。

人は社会的動物、すなわち群れの中で生存する生き物。人の幸せを決定づけるのは、「お金」でも「社会的成功」でもなく、「人との質の高いつながり」であることは、あまたの研究から実証されています。

また、人は「偶然のおしゃべり」を予想以上に楽しむものだということも、多くの実験から明らかになっています。

容易に人と会えない時代に、孤独感を抱える人も増えており、1人が好きという人でさえ、時には、誰かと会い、話し、その「存在を認められたい」と思っている人が多いのです。

「自分が話しかけたら迷惑ではないか」。日本人独特の「迷惑恐怖症」が、「人に近づき、話しかける」という第一歩を躊躇させてしまうのですが、「ちょっとした声掛け」をうれしく思う人も少なくないということです。

まずは自分から手を差し伸べ、声をかけてみる、そして、話を「する」というより「聞く」ことを優先させる。もちろん、誰もがうれしそうに受け入れてくれるわけではないでしょう。

しかし、「まずは自分から話しかけてみる」ことで、意外にも多くの人が心を開いてくれたり、「新しい出会い」が生まれたりすることにビックリするはずです。「話しかける」のは「あなたのため」ではなく「相手のため」なのです。

【2】あなたは「自分が思うより、ずっと好かれている」

2つめは「あなたは自分が思うより、ずっと好かれている」ということです。

人はあなたが思うほど、あなたのことを嫌っていません。人は自分に対する相手の好意を過小評価しがちで、英語ではこれを「liking gap」と呼んでいます。

「相手は自分にそこまで好意を持っているわけがない」と考えてしまいがちですが、実は、相手は自分が思い込むほど、自分のことを嫌っていないし、批判的にも見ていない。むしろ、自分が想像するより、もっと自分のことに「好感を持ってくれている」ということが多いものなのです。

そして、たとえば「太っている」「背が低い」などといった「自分が気にしている悩みやコンプレックス」についても、自分が気にしているほど、相手は気にかけていません。

これを心理学的には「スポットライト効果」といいます。「外見や行動など自分が気にしていることを他者も同じくらい気にしているだろうと判断してしまっている」ということ。

ですから、「相手は自分を嫌いだろう」とか「相手は自分のここを嫌だと思っている」などといった思い込みや幻想は禁物なのです。

【3】友達は「『共だち』である」

3つめは「友達は『共だち』である」ということ。もし、誰かとの距離を短時間で縮めたいと思うのであれば、とにかく「共通点」を見つけるのが手っ取り早い方法です。「共通の体験」「出身地」「学校」「年代」「性別」など……。

なんでもいい。「共通点」がひとつでもあると、「ほかの多くの点でもわかり合えるのではないか」と人は思いがちなのだそうです。

まずはとっかかりとして、何かを「共」にしていないかを探してみましょう。そのために必要なのが、「相手に質問をしていく」ということです。「何を話そうか」などと焦る必要はありません。

「どこのご出身ですか?」「スポーツは観賞派ですか実践派ですか?」「どんな食べ物が好きですか?」など「『No(ノー)』という答えのない質問」を軽く投げかければいいだけ。

「コミュ難民」にならない「絶対方程式」を学ぶ

今回紹介した「3つの科学的真実」に基づく「マインドセット」があれば、「他人」と話すことのハードルがぐんと下がるはず。

もちろん、なかには反応の芳しくない人もいるかもしれませんが、そんなときは「潔く退却」すればいいのです。ほかにもたくさん、あなたのことを待っている人がいます。

日本では、コミュニケーションが体系的に研究されることも、学校で学ばれることもありません。その結果として、コミュニケーションの悩みを抱える「コミュ難民」が大量発生していて、多くの人が途方に暮れています。私もその1人でした。

「コミュニケーションは科学」であり、実証されたソリューションが存在しています。その「絶対方程式」を学び、人生を切り開いていきませんか?

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提供元:「対面が増えた今」使いたい「人脈、広げる」3秘訣|東洋経済オンライン

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