2021.05.24
管理栄養士が「今日の晩酌」を比べてみた!たんぱく質がとれるのはどっち?ビール・唐揚げ vs 日本酒・刺身盛り合せ
みなさんは普段の食事や間食をどのように選んでいますか?食生活は健康やダイエットの土台をつくる重要な要素。忙しいなかでもバランスよく、ヘルシーな食生活を送りたいものです。
本連載『管理栄養士が「話題の○○」を比べてみた』では、管理栄養士が普段のありがちな食事や話題の食材を徹底分析!
みなさんの食生活が、食事管理のプロ管理栄養士の目を通すとどのように見えているのかご紹介します。
第1回:管理栄養士が「話題のおやつ」を比べてみた!運動前に食べるならどっち?バスクチーズケーキ vs おはぎ
第2回:管理栄養士が「コンビニランチ」を比べてみた!パパっとデスクで食べるならどっち?おにぎり vs サンドイッチ
今回は「晩酌セット」です。早速見ていきましょう♪
晩酌セットで対決!ビール vs. ワイン vs. 日本酒
近ごろ、ご自宅で「家飲み」を楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか?
健康やダイエットのことを考えると、お酒はほどほどにとわかってはいるけれど、少し窮屈な暮らしが続いている今、お酒を飲んでリラックスしたい日もありますよね。
今回は、ビール党、ワイン愛好家、日本酒好きの方に、それぞれに合う代表的なおつまみを「晩酌セット」として、栄養価を比べてみることにしました。なお、おつまみの分量は、それぞれのお酒の量に合わせて調整しています。
食べ過ぎ注意!ビール・唐揚げ
ビールに合うおつまみはたくさんありますが、やっぱり唐揚げ!という人も多いのではないでしょうか。体のことを考えると揚げ物は敬遠されがちですが、唐揚げはフライや天ぷらと比べると衣が薄いので脂質(衣が吸う油の量)や糖質は控えめ、味付けも肉の下味のみなので塩分も控えめです。とはいえ揚げ物であることに変わりはないので、食べる量はほどほどにしましょう。
カロリー控えめ!ワイン・チーズ盛り合せ
お酒の量が少ないというのもありますが、今回取り上げた3パターンの中でカロリーは最も控えめです。ちなみに、赤、白、ロゼ、いずれもカロリーはほぼ同じです。
ワインのお供といえばチーズですね。チーズは糖質を抑えつつ、たんぱく質、カルシウムがとれる優秀なおつまみのひとつですが、それなりに塩分も含まれていますので、食べる量に気をつけましょう。
たんぱく質がしっかりとれる!日本酒・刺身盛り合せ
ひとことで日本酒と言っても味わいは実にさまざまで、料理とのペアリングを楽しむ方もたくさんいらっしゃいます。今回は王道中の王道、お刺身の盛り合せをチョイスしました。盛り合せの種類によって多少栄養価が変わりますが、どの魚介を選んでもたんぱく質はしっかりとれて脂質は控えめです。塩分を気にされている方は、しょうゆの量に気をつけましょう。
お酒と上手に付き合うために☆おつまみ選びのポイント
体に負担をかけにくいおつまみの選び方として1番ポイントとなるのは、「たんぱく質をとる」ことです。たんぱく質はアルコールの代謝をスムーズにして悪酔いを防ぎますので、1品は肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質がとれるおつまみを選ぶと良いでしょう。
そして、2、3品選ぶなら、足りない栄養素が補えそうなおつまみを選びましょう!今回なら3パターンとも野菜のおかずがあると良いですね。
例えば…
〇ビールの場合
枝豆やお浸し、ツナサラダなど
〇ワインの場合
生ハムまたはたこなどの魚介と野菜を合わせたマリネ、ピクルスなど
〇日本酒の場合
酢の物や豆腐サラダ、トマトスライスなど
お酒と上手に付き合うには、おつまみにもこだわってみましょう!
*栄養価は(株)リンクアンドコミュニケーション調べ
記事提供:リンクアンドコミュニケーション
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