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2021.02.16

チョコは「食べ方次第」で「最高の腸活」、6大秘訣|「どのくらい」「何と一緒に」食べればいい?


ダイエットの敵と言われる「チョコレート」ですが、上手に付き合えば、実は健康効果を得られる食品でもあるのです(写真:kai/PIXTA)

ダイエットの敵と言われる「チョコレート」ですが、上手に付き合えば、実は健康効果を得られる食品でもあるのです(写真:kai/PIXTA)

世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている。

「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどで、その全メソッドを記した著書『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』は、日本でも4万部のベストセラーになるなど、話題を呼んでいる。

訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。

では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入ればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手がけた森氏が、「アダムスキー式腸活メソッドにのっとった『チョコレートと上手に付き合う6つの方法』」について解説する。

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実は体にいい!「チョコレート」とは上手に付き合おう

2月から3月にかけてのこの季節は、バレンタインデーやホワイトデーで「チョコレート」を食べる機会が増えますね。以前は「美容と健康の大敵」のように扱われていたチョコレートですが、最近はチョコレートの持つ健康効果が話題になり、「ハイカカオチョコレート」や「乳酸菌入りチョコレート」など、健康効果の高いチョコレートが手軽に買えるようになりました。

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ヨーロッパをはじめ、世界中で話題となっている「アダムスキー式腸活法」でも、「ビターチョコレート」は、積極的に食べたほうがよい「スーパーフード10」の1つとして紹介されています。

そもそも、「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、毎回の食事で食材を「正しく選ぶ」ことで腸に負担をかけず、「腸を詰まらせない」という腸活メソッド。

しかし、「アダムスキー式腸活法」では「ファストの食品」とも「スローの食品」とも組み合わせられる「ニュートラルの食品」も存在します。そして、今回取り上げる「チョコレート」は「ニュートラルの食品」に分類されます。

腸活効果も高く、さまざまな食材と組み合わせられる「チョコレート」。今回は「チョコレートと上手に付き合う6つの方法」を紹介します。

「チョコレートと上手に付き合う方法」の1つ目は「チョコレートの『健康効果』を知る」ことです。

「おいしい!」と感じる幸せの時間は「腸の味方」

【1】ビターチョコは「10大スーパーフードの1つ」

先ほどお話ししたとおり、「アダムスキー式腸活法」でも「スーパーフード10」の1つに挙げられている「ビターチョコレート」。

チョコレートには、腸内環境を整える「食物繊維」が豊富に含まれています。また、それだけではなく、同じ量の赤ワインよりも多くの「ポリフェノール」が含まれているのだそうです。

ポリフェノールには、血管を広げて循環器系の病気を予防し、老化を予防する効果があるので、美容と健康のためには積極的に摂取したい成分です。

また、アダムスキー博士はチョコレートの健康効果に関し、栄養的なメリットに加え、とても面白い意外な腸活効果を指摘しています。「チョコレートを食べて、『ああ、おいしい!』『ああ、幸せ!』と実感する時間」。実は、これこそが、腸にとってはとても「大事な時間」なのだそうです。

「ストレス」が胃腸の大敵ということはよく知られていますが、「幸せの実感」は腸活の味方。アダムスキー博士は、「心の平穏」や「プラス思考」は病気を予防し健康な体を保つために欠かせない条件だと言っています。

食べたいものを我慢しつづけるのではなく、食べる喜びを味わい、一瞬でもストレスから解放されることが、腸の健康につながるのだそうです。

【2】1日「20g」「板チョコ3分の1枚程度」を目安にする

とはいえ、チョコレートには砂糖も多く含まれているので、もちろん「とりすぎは禁物」。食べすぎには気をつけましょう。

アダムスキー博士は、健康のためには「ビターチョコレート1日20g程度」を目安にするよう述べています。「1日20g」という表現がわかりにくいようでしたら、「1日に板チョコを3分の1枚くらい」と考えるとわかりやすいかもしれません。日本の板チョコは、50~60gが平均なのだそうです。

さて、ここで、「なぜビターチョコレートなのだろう?」「ミルクチョコやホワイトチョコではだめ?」と思った方がいるかもしれません。「チョコと上手に付き合う方法」の3つ目は、その「なぜ『ビターチョコ』なのかを考える」ことです。

「ビターチョコ」には「健康成分」がぎっしり

【3】カカオ含有量が多い「ビターチョコ」を選ぶ

「ビターチョコ」「ミルクチョコ」「ホワイトチョコ」。この3つは、いったい何が違うのでしょうか? ざっくりとした説明になりますが、チョコレートの主な原料は次の4つです。

・カカオマス(カカオ豆を発酵・焙煎したペースト状のもの)

・カカオバター(カカオ豆から搾油した油脂)

・砂糖

・ミルク(粉乳がよく使用される)

「日本味覚協会」や「日本チョコレート・ココア協会」によりますと、基本的に、この4つすべてを使ったものが「ミルクチョコレート」、茶色いカカオマスが入っていないのが「ホワイトチョコレート」、ミルクが入っていない(もしくは少ししか入っていない)ものが「ダークチョコレート」と呼ばれているそうです。

チョコレートの栄養成分といったときによく話題となるのは、「カカオマス」と「カカオバター」。つまり、この2つの比率が最も高く、チョコレートの健康効果を最も期待できるのが、「ビターチョコレート」なのです。

チョコレート売り場に行くと、「カカオ60%」などパーセンテージで表記されているものがありますが、このパーセンテージの高いチョコレートほど、カカオに含まれる「健康成分」がたくさん詰まったチョコレートということになります。

さて、「アダムスキー式腸活法」といえば、「食べ物の組み合わせ」ですが、チョコレートをはじめとした「ニュートラルの食品」は、「スローの食品」とも「ファストの食品」とも組み合わせられます。なので、チョコレートの場合は「食べ合わせ」を考えるのがそれほど難しくありません。

大事なのは、チョコレートに「プラスα」する食材で、「ファスト」と「スロー」が混ざらないようにすること。「ファストの組み合わせ」と「スローの組み合わせ」が混ざらないように心がけるとよいと思います。

大事なのはチョコレートとほかの食材の「食べ合わせ」

【4】「フルーツ」や「はちみつ」との組み合わせもおすすめ

基本的にフルーツは「消化の速い『ファスト』の食品」なので、「フルーツ入りのチョコレート」は、「ファストの組み合わせ」となります。ここでいう「フルーツ」には、フレッシュフルーツだけでなく、ドライフルーツやジャムも含まれます。

「アダムスキー式腸活法」では、「腸に『汚れ』をため込まないこと」「腸の状態を清潔に保つこと」を大切にしていますが、フルーツには、消化管にこびりついた汚れを溶かす「パイプ洗浄剤」の役割があるのだそうです。アダムスキー博士は「1日1回フルーツを食べ、消化管の滑りをよくして日常的に『腸の汚れ』を取ること」をすすめています。ぜひチョコレートと一緒に積極的に食べるようにしましょう。

また、「はちみつ」も「ファストの食品」です。はちみつは「最高の甘味料」とアダムスキー博士も絶賛し、ファストの食事では、砂糖の代わりにはちみつを使うことをすすめています。最近、一部で話題になっている「砂糖の代わりにはちみつを使ったチョコレート」は、「アダムスキー式腸活メソッド」にかなったチョコレートなんですね。

【5】チョコ「ケーキ」「マフィン」「スコーン」の注意点を知る

お菓子によく入っている「小麦粉」「卵」「牛乳」「生クリーム」「バター」などは「消化の遅い『スローの食品』」もしくは「どちらとも組み合わせられる『ニュートラルの食品』」です。

そのため、ガトーショコラやブラウニーは、「スローの組み合わせ」になります。ケーキやマフィン、スコーンの場合は、「フルーツ」と「はちみつ」の入っていないものを選べば、「スロー」と「ファスト」を混ぜずに食べることができます。

【6】無理なく「ナッツ」と組み合わせて食べる

また、チョコレートととても相性のいい「ナッツ」も、「消化の遅い『スローの食品』」。しかも、「クルミ」「アーモンド」といったナッツは、「オメガ3」という「体にいい脂肪酸」を非常に多く含むため、定期的に摂取してほしい食品として、アダムスキー博士も「スーパーフード10」の1つに挙げています。チョコレートと組み合わせて、毎日の生活の中で無理なく摂取していきましょう。

食品が何で作られ、腸の中で何が起きているかを知る

「チョコレートをはじめとしたスイーツは、美容と健康の大敵」と考える人も多いようですが、「アダムスキー式腸活法」では「食べてはいけない食材」というものはありません。

アダムスキー博士は、「まずは食品の原材料を見てください」と呼びかけています。「アダムスキー式腸活法」を学び、食品の何が入っているかを知れば、自分で「ファスト」と「スロー」の組み合わせを選べるようになるからです。

「食品が何でできているか」「それを食べると自分の体の中で何が起きるか」を知れば、チョコレートをはじめとした甘いものを食べても、健康的で美しい腸を手に入れることが可能なのだそうです。

皆さんもぜひ「アダムスキー式腸活法」を学び、おいしいものと上手に付き合いながら、「きれいな腸」と「健康」な体を手に入れましょう。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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提供元:チョコは「食べ方次第」で「最高の腸活」、6大秘訣|東洋経済オンライン

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