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2021.02.05

日本人も大好き「最高の腸活スープ」、超簡単4品|寒い冬にぴったり!「腸」をきれいにしよう


冬に食べたい温かいスープ。体を温めてくれる腸活スープとその作り方を紹介(写真:kikisorasido/PIXTA)

冬に食べたい温かいスープ。体を温めてくれる腸活スープとその作り方を紹介(写真:kikisorasido/PIXTA)

世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている。

「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどで、その全メソッドを記した著書『腸がすべて』は、日本でも4万部のベストセラーになるなど、話題を呼んでいる。

訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。

では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入ればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手掛けた森氏が、「アダムスキー式腸活メソッドにのっとった『日本人におすすめの腸活スープ』」ついて解説する。

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「冬の腸活」には体が芯から温まる「スープ・汁物」を

寒い日が続くと、温かいスープがおいしく感じられますよね。実は、冷えは胃腸の健康の大敵。体を芯から温めてくれるスープは、「腸活の強い味方」なのです。

『腸がすべて:世界中で話題!アダムスキー式「最高の腸活」メソッド』

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ヨーロッパを中心に世界各国で約30年愛され続け、日本でも今話題となっている「アダムスキー式腸活法」。では、このアダムスキー式メソッドに則した「日本人でも作りやすく、食べやすいスープ」というと、いったいどんなものがあるのでしょうか?

そもそも、「アダムスキー式腸活法」の根幹にあるのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、毎回の食事で食材を「正しく選ぶ」ことで腸に負担をかけず、「腸を詰まらせない」というものです。

「消化の速い『ファスト』の食品」に分類される主な食品は、「果物(ジュースなどの加工品を含む)」「トマト」「カボチャ」「パプリカ」「唐辛子」などがあります。「肉」「魚」「野菜」「穀物」といった、それ以外の多くの食品が「消化の遅い『スロー』の食品」に分類されます。

この2つを同時に食べないようにするのが、アダムスキー博士の「腸活メソッド」です。今回は、「アダムスキー式腸活メソッド」にのっとった組み合わせの「体を温めてくれる腸活スープ4つ」と「作り方の3つのコツ」を紹介します。

「アダムスキー式腸活法」でも「スーパーフード10」の1つに挙げられている「大豆」。大豆製品の中でも、発酵食品である「みそ」の健康効果は特別で、アダムスキー博士もたびたびその健康効果を紹介しています。

みそを食べると大量の乳酸菌を摂取できるため、消化管の働きがよくなり「腸内細菌フローラ」が健康になるのだそうです。1つ目は「根菜」の「おみそ汁」を紹介します。

昔から食べている「おみそ汁」は腸活効果バツグン

【最高の腸活スープ1】「根菜」の「おみそ汁」(「スロー」の組み合わせ)

日本でも昔から、みそは過熱しすぎると風味が損なわれるため、「おみそ汁を作るときには、みそを加えてから加熱しすぎないように」と言われていますが、実はこれは、腸活効果も高い調理法。

アダムスキー博士も、加熱により細菌フローラや酵素が死滅してしまわないよう「みそは火を止めてから加える」ようにアドバイスしています。

おみそ汁の具には、「大根」や「にんじん」「かぶ」「れんこん」など、寒い時期に旬を迎える「根菜」がおすすめです。根菜を食べると体が温まり、腸の冷えを予防できるだけでなく「食物繊維」もたっぷりととることができます。そして、「みそ」も「根菜」も「スローの食品」、おすすめの組み合わせです。

旬の野菜は価格が安くて味が濃いだけでなく、往々にして栄養価も高いので、積極的に食事に取り入れていきたいですね。

【最高の腸活スープ2】「ブロッコリー」の「豆乳ポタージュ」(「スロー」の組み合わせ)

「みそ」と同じように、大豆から作られた「豆乳」(スローの食品)で、ポタージュを作るのもおすすめです。

豆乳に含まれる「イソフラボン」には、前立腺や乳房におけるがんの発達を防ぐ効果があります。また、大豆を定期的に摂取すると、「悪玉コレステロール」の値を下げる効果があると言われています。

ポタージュであれば、野菜によっては皮ごと摂取することもでき、食物繊維もたっぷりと摂取することができます。野菜の中でもとくにおすすめなのは、「ブロッコリー」。

とりわけ優れた抗がん作用がある野菜として、「ブロッコリー」は、アダムスキー式腸活法でも「スーパーフード10」の1つに挙げられています。

そのほかでは、「じゃがいも」や「にんじん」「ほうれん草」など、冷蔵庫にある食材で「豆乳のポタージュ」を作れば、腸活効果の高いスープを手軽に作ることができます。

忙しい朝でも、ミキサーやブレンダーで簡単に作ることができるので、無理なく挑戦できるのではないでしょうか。

3つ目の「体を温めてくれる腸活スープ」は、アレンジもたくさんできる「トマトスープ」です。

「リコピン」は加熱することで吸収が良くなる

【最高の腸活スープ3】「トマト」スープ(「ファスト」)

心地よい酸味のあるおいしい「トマトスープ」。「トマト」は「アダムスキー式腸活法」の「スーパーフード」の中でもとくに重要視され、アダムスキー博士は「可能であれば毎日でも摂取するべき」と話しています。

トマトに含まれる「リコピン」は、活性酸素の除去や血流の改善、がん予防において効果があるのだそうです。そのうえ、自然界に存在する食べ物の中でも、トマトのリコピン濃度は最高クラス。

このリコピンは、加熱することでトマトの細胞が壊れて体内での吸収がよくなるそうなので、スープで摂取するのはとくにおすすめです。

また、トマトスープには、「にんにく」が合いますが、このにんにくも、消化管を強くしてくれる「腸活スーパーフード」。冬には、体を温めてくれるといううれしい効果も期待できます。

基本の作り方は、にんにくと玉ねぎをオリーブオイルで炒め、そこに好きな大きさに切ったトマトを加えてから、お湯を加えて味付けをするというシンプルなもの。アダムスキー博士は、「赤唐辛子」や「パプリカ」など、さまざまな「ファストの食品」を加えて、トマトスープのアレンジを提案しています。

【最高の腸活スープ4】「かぼちゃ」の「(牛乳)ポタージュ」(「ファスト」と「ニュートラル」の組み合わせ)

「トマト」と並ぶ「ファスト」の代表的な野菜「かぼちゃ」。寒い冬には、ぜひ温かいポタージュで食べたいですね。

加熱したかぼちゃを、コンソメや牛乳と一緒にミキサーやフードプロセッサーでポタージュにするだけで、簡単に作れるのもうれしいところ。

体を温めてくれる「しょうが」や、消化促進作用のある「シナモン」、消化管を強くしてくれる「玉ねぎ」といった、「ニュートラルの食品」(「ファストの食品」とも「スローの食品」とも組み合わせられる食品)を組み合わせてアレンジを楽しむこともできます。

先ほど、「ブロッコリー」の「豆乳ポタージュ」を紹介しましたが、ブロッコリーと豆乳は「スローの食品」です。それに対して「かぼちゃ」は「ファストの食品」。

「かぼちゃ」と「豆乳」を組み合わせると、消化管に負担を与えることになってしまうので、「かぼちゃ」のポタージュは、「豆乳」ではなく「牛乳」(ニュートラルの食品)で作りましょう。

最後に、「アダムスキー式腸活法」ならではの「スープ作り3つのコツ」を紹介します。

【1】水は「軟水」がおすすめ

「水はどれも同じではありません」と、アダムスキー博士は述べています。「アダムスキー式腸活法」でおすすめしているのは「硬水」ではなく「軟水」、つまり「ミネラルの少ない水」です。

水に含まれる「無機ミネラル」は、過剰に摂取すると体内に蓄積され、セルライトや高血圧といったさまざまな体のトラブルを引き起こす恐れがあるとアダムスキー博士は主張しています。

「アダムスキー式腸活メソッド」にのっとるなら、料理に使う水や飲用水は、なるべく「硬度の低い軟水」がおすすめです。

【2】仕上げには「オリーブオイル」を非加熱で

スープの仕上げには、「オリーブオイル」を非加熱でたっぷりとかけましょう。

実は、オリーブオイルやアマニ油、ココナッツオイルといった高品質の植物性オイルを上手に摂り入れれば、「腸の汚れ」が軽減され、たまっていた汚れを下へと滑らせる効果が期待できます。「アダムスキー式腸活法」では、腸活の第一段階として、オリーブオイルを非加熱で摂取し、「腸の汚れ」をはがすことをすすめています。

「オイルを飲む」というと抵抗のある方も多いようですが、スープの仕上げにかけるのであれば始めやすいかもしれません。

【3】体を温める「にんにく」「しょうが」は「ニュートラル」で組み合わせやすい

冒頭で紹介したように、「アダムスキー式腸活法」では、「消化の遅い『スローの食品』」と「消化の速い『ファストの食品』」を分けて食べることを推奨しています。

しかし、体を温める効果のある「にんにく」と「しょうが」は「ニュートラル」、つまり「スローの食材」とも「ファストの食材」とも組み合わせることのできる使い勝手のいい食材なのです。

どんな食材とも組み合わせられるので、ぜひ積極的にスープに加えて体を温め、寒い冬を乗り切りましょう。

「体の免疫システムの80%」が消化管に集まっている

風邪やインフルエンザのはやる冬。実は、腸を含めた消化管には、「体の免疫システムの80%が集まっている」と言われています。

「『消化管の汚れ』を取り除き、正常に働かせることは、あらゆる病気を防ぐために欠かせない条件なのだ」と、アダムスキー博士は『腸がすべて』の中で強く主張しています。

簡単な食材の組み合わせで、「最高の腸活スープ」は簡単に作ることができます。ぜひ「温かいスープ」で腸をケアすることで免疫力を高め、寒い冬を元気に乗り切りましょう。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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日本人なら簡単「最高の腸活」、食べ合わせ5品目

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提供元:日本人も大好き「最高の腸活スープ」、超簡単4品|東洋経済オンライン

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