2020.02.18
体を温め歯を守る!一石二鳥のおすすめホットドリンク
目次
1. ホットドリンクでオーラルケア
2. オーラルケアの観点でおすすめの飲み物は?
3. 飲んだ後のケアをお忘れなく
ホットドリンクでオーラルケア
寒い日に飲みたくなるのがホットドリンクですね。温かい飲み物を飲むと体が暖まるだけでなく、気持ちもほっと落ち着きます。
そんな冬に飲みたくなるホットドリンクに、歯に良い効果があることはご存知ですか?
オーラルケアの観点でおすすめの飲み物は?
【緑茶】
緑茶に多く含まれているカテキンはさまざまな効能があることで知られていますが、歯にも良い効果がある事がわかっています。
カテキンには抗酸化作用や抗菌作用があり、むし歯の原因となるむし歯菌の活動を抑えるだけでなく口臭予防の効果があります。またフッ素も多く含まれているので歯の表面を丈夫にする効果もあるのです。
昔から日本で飲まれてきた緑茶は万能ですね!
【烏龍茶】
烏龍茶には特有のポリフェノールが含まれており、これがむし歯や歯周病の原因菌の塊であるプラーク(歯垢)の生成を抑える効果があります。
プラークは食べカスではなく細菌の塊で、プラーク1mg中に約10億のむし歯や歯周病の原因となる細菌がひしめいています。また、プラークは歯石の原因にもなります。このプラークを作らないことがむし歯予防で大切なポイントになります。
そんなプラークは、むし歯菌が作るグルカンというネバネバした物質が歯に菌をくっつけることで生成されます。烏龍茶にはこのグルカンを生成することを抑える効果があるのです!
プラークが歯石になるのを防ぐためにも、もととなるグルカンをむし歯菌に作らせないことはとても重要なのです。
【コーヒー】
コーヒーに含まれているポリフェノールには、抗菌・抗酸化作用があり、むし歯の増加を抑える効果があります。
ブラジルでは、人工的に作ったプラークをコーヒーに浸けて経過観察をしたところ、プラークを活発に分解しはじめたという研究結果もあるそうです。また歯周病の原因の一つである活性酸素を抑える効果があることもわかっています。
飲んだ後のケアをお忘れなく
良い作用を持つこれらのドリンクですが、どれもポリフェノールが含まれています。ポリフェノールが抗菌・抗酸化作用を持っているため、歯に良い効果をもたらしてくれる一方で、歯の表面にある唾液成分ペリクルと結合するとステインになり、歯の汚れとして目に見えるようになります。
このステイン、水ですすいだり歯みがきペーストを使わないブラッシングでは落ちにくい厄介な汚れなのです。
なので、今回ご紹介したドリンクを飲んだ後はステインケアが必須!
ホットドリンクで体を温め歯を守りつつ、飲んだ後はしっかり歯をみがいてステインケアもお忘れなく!
記事提供:クラブサンスター
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提供元:体を温め歯を守る!一石二鳥のおすすめホットドリンク|クラブサンスター