2018.12.13
陽の短い季節は心のケアも。ウインターブルーにご注意を
冬が近づくにつれ、気持ちが沈みがちになるのは何故だろう……。そんな疑問をお持ちの方は、わりと多いものです。
この症状は、「季節性うつ(冬季うつ)」や「ウィンターブルー」と言われるもので、正式には「季節性情動障害(SAD)」という名称があります。日照時間・気温の低い土地で発症することが多い傾向があると言われ、欧米ではよく知られている疾患のひとつです。
「季節性うつ(冬季うつ)」や「ウィンターブルー」が発症するメカニズムは、まだ詳しく解明されてはいませんが、脳内の神経伝達物質であるセロトニン分泌と日照時間の相関性が有力視されています。
「季節性うつ(冬季うつ)」や「ウィンターブルー」が発症するメカニズムは、まだ詳しく解明されてはいませんが、脳内の神経伝達物質であるセロトニン分泌と日照時間の相関性が有力視されています。
私たち人間をはじめ、生物にはみな概日リズム(サーカディアン・リズム)があると言われています。一般的には、体内時計と言ったほうが解りやすいかもしれません。例えば、海外旅行などの際に感じる時差ボケなどの不調は、この概日リズムの乱れによるものです。概日リズムは生命体に内在するものですが、光や温度、食事などの刺激によって日々修正されています。
光や温度、食事などの刺激によって日々修正 ※外部サイトに遷移します
冬になるとセロトニンの分泌量が低下するのは、日照時間の短さが影響し…
・暗い時間が多く、メラトニン(眠りのホルモン)が優勢になる
・日光に当たる機会が減り、セロトニンの分泌が減る
メラトニン(眠りのホルモン) ※外部サイトに遷移します
という2つの要素が相乗的に発生するからと推測されています。
この説を裏付ける確かな証拠はまだありませんが、朝方1~2時間程度、人工的に強い光を照射する「光治療」が、症状改善に効果があるとこが近年の研究から明らかになってきました。
冬場はつとめて日光を浴びるようにすること。それが難しい場合は、朝起きて明るい電気をつけて過ごしてみるとこと。なんだか調子が上がらないな……と感じた時には、この2つの方法を是非試してみてくださいね。
記事提供:サンスター 健康道場
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