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2020.03.11

40代で「疲れず、サボらず」運動を続ける5秘訣│「レジェンド葛西紀明」が直伝!脱三日坊主!


運動を無理なく続けるコツは?(撮影:今井康一)

運動を無理なく続けるコツは?(撮影:今井康一)

史上最多の計8回の冬季オリンピック出場が確定した、スキージャンプ選手として20年以上のキャリアを持つ葛西紀明選手。41歳で自己最高の「個人銀メダル」を獲得し、45歳の今なお一線級の成績をマークする葛西選手は「レジェンド」と称され、国内にとどまらず海外でも尊敬を集めている。

その葛西選手が35年間「企業秘密」にしてきた「疲れない体」と「折れない心」のつくり方を余すことなく1冊にまとめた新刊『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』には何が書かれているのか。新刊の内容を再編集しながら、その極意を紹介していく。

『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』 ※外部サイトに遷移します

運動を始めても三日坊主になってしまう

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『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』は、発売2カ月で12万部のベストセラーになっている (クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

スポーツ選手には海外遠征が多い人もいると思いますが、スキージャンプ選手も海外遠征は多く、私の場合は1年のうちの半分は海外遠征に出ています。

フィンランドからノルウェーへなど、1日がかりで長距離を移動するようなこともよくありますが、乗り物に長時間座りっぱなしになるので体はカチカチに固まり、疲労がたまります。また、移動中は眠れないことが多いので、睡眠不足にもなってしまいます。

疲れ切った状態で移動先に着くのですが、移動先で私が真っ先にするのが、じつは「サウナスーツを着て、軽く走る」ことです。

「疲れているのに走るの?」と思われたかもしれませんが、適度なランニングで体を動かして汗をかくと、心身ともにすっきりしてきて、疲れがとれる感じがするのです。

「ランニング」で体を動かすことは、場所を選ばず簡単に始められるので私はおすすめなのですが、「毎日続けないといけない」と頑張りすぎて逆に疲れてしまったり、結局続けられずに「三日坊主」で終わったり……などという人も少なくないようです。

では、どうすれば「疲れず、サボらず」体を動かす運動を、日常生活の中で続けることができるのか。ランニングを例に、私が実践している方法の中で、みなさんもすぐできる5つのコツを紹介します。

私が感じる「運動を続けるコツ」は、まずは「1日10分だけ走る」ところから始めて、「長くても30分間までにする」いうことです。

とにかく「無理しない」「毎日やらない」のがポイント

【1】「1日10分」から始めてみる

【1】「1日10分」から始めてみる
「長い時間走らないと効果がないのでは」と思っている人が多いと思いますが、私の場合、走る時間は「1日10分。長くても30分まで」と決めています。30分のランニングでも、いい汗をかけています。

また、「ランニング」がきついかなと思ったときは、無理に走らないで「ウォーキング」をするようにしています。

「ウォーキングを10分間だけ」と思えば、無理なくできそうに思えませんか? そこから少しずつ時間を増やす、ウォーキングからランニングにするなど、体の動かし方を調整していけば大丈夫です。

【2】「長くても30分間」でやめる

走る時間は30分以上でも問題はないのですが、無理をすると長続きしないので、「長くても30分でやめる」のがコツだと思います。私も30分以上走ると飽きてきて、「走ること」が次第にストレスになってきてしまいます。

また、一度30分走ったからといって、そこから毎日30分走っているわけではありません。気分が乗らなかったり、時間がなかったりしたときは、時間を10分、15分など、そのつど調整しています。

走る時間もそのときの体調や状況に合わせて調整できるから、無理なく続けられるのです。

【3】「運動しない日」があってもいい

ランニングなどの運動は毎日継続できたらいいと思いますが、いざ始めてみるとなかなか難しかったりしますよね。私も、毎日走ろうとしたとき、「義務」のように感じてしまい、ちょっとストレスになってしまいました。

そこで、「毎日走ること」をやめて「走らない日」をつくるようにしました。実際のところ、1年間で計算したら3分の1は走っていなかったのですが、体力はきちんと維持することができました。

みなさんも、ランニングは「毎日しなければならない」と考えないようにして、「週3回」など自分でできる範囲で決めてみてください。その中でも、やりたくないなと思った日は、無理に走らないで「やらない日」にしてしまいましょう。

それに、もし走らない日が続いても、「もうダメだ」とそこで終わりにしないで、また「走りたいな」と思ったら、そこから再スタートしてもいいと思います。

運動を無理なく続けるコツは、「汗をかく爽快感」を知ることで、それには効率的に汗をかくために「サウナスーツを着てランニング」をするのをすすめています。

【4】「サウナスーツ」を着て運動すると、効率的に汗をかける

私は、ランニングをするときは必ず「サウナスーツ」を着ています。

「サウナスーツ」を着なくても十分汗をかきますが、サウナスーツを着て走ると、さらに大量の汗が出てきます。短時間で汗をかきたい人にはおすすめです。

また、走り終わったときの「爽快感」は格別です。もしかすると、この「爽快感」のために「また走ろう!」と続ける気持ちになるかもしれません。

しかし、大量に汗をかくので「無理は禁物」です。水分補給は絶対に忘れないようにしてください。

【5】「朝ランニング」の爽快感もおすすめ

「朝は忙しいから、なかなか走る時間がとれない」という人も多いと思いますが、時間がとれそうなときは「朝ランニング」をおすすめします。

私はいつも「朝ランニング」をしています。朝日を浴びて、新鮮な空気を吸い込みながらのランニングはとても気持ちがいいからです。走っていると頭も体も研ぎ澄まされて「今日も1日頑張ろう!」というパワーが出てきます。

また、私の場合、その日の体調がわかるようになりました。体が軽いときは汗が出やすく、体が重いときは汗があまり出ないのです。

「朝ランニング」にはいい1日を過ごせる要素がたくさんありますし、「早起き」も習慣化できて、さらにいい習慣が増えるかもしれません。ぜひ一度、挑戦してみてください。

高すぎる目標よりストレスを感じない目標にしよう

「ランニング」などの運動が続けられなくなってしまうのは、「長時間やらないといけない」「毎日続けなければいけない」というような「高すぎる目標」を立ててしまっていることが原因のひとつにあると思います。

そうではなく「ストレスを感じない目標」であれば、40代になっても、無理なく十分、続けられるはずです。短い時間でもかまいませんし、毎日やらなければいけないという義務感もいりません。「ストレスを感じない」からこそ、運動も「続けよう」という気持ちになるのだと思います。

ビジネスパーソンの方に「ハードな運動」は必要ありませんが、日々、少しでも体を動かすことは「疲れない体」をつくることにも大きくつながると私は感じています。

ぜひ「年齢にふさわしい方法」を取り入れることで、「疲れない体」をつくり、何歳になっても「最高の成果」が出せる人をめざしてください。それは十分可能だと、私は自分自身の経験から確信しています。

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提供元:40代で「疲れず、サボらず」運動を続ける5秘訣│東洋経済オンライン

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