2024.10.18
血圧を下げるお茶~選び方やオススメ商品をランキングでご紹介~
当記事の執筆は、管理栄養士 松原知香が担当しました。 ※外部サイトへ遷移します。
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年齢を重ねると気になるのが「血圧」ですね。
高めの血圧を放置していると、体にさまざまな悪影響があることは皆さんご存じかと思います。
「なんとかしたい」
そう思う方が手軽に始められる対策法として、血圧を下げる効果が期待できるお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、血圧対策が期待できるお茶をランキング形式でご紹介します。水分補給もかねて、高めの血圧をケアできたら嬉しいですよね。ぜひ最後までご覧ください。
血圧対策のお茶を選ぶポイント
ドラックストアやネットショップをみると、「高めの血圧の方へ」オススメとされるお茶は数多くあります。
「なにを基準にして選んだらよいかわからない」
そのような方に、3つのポイントをご紹介します。
血圧に有効な成分の違い
「血圧を下げる」成分は商品によって異なります。
お茶に特化してみると
・胡麻ペプチド
・GABA
主にこの2つの成分です。
さらに、成分の効果について国の審査を受けて合格したものを「トクホ(特定保健用食品)」といいます。
さらに最近ではトクホと似たもので、「機能性表示食品」という分類の商品が増えています。
機能性表示とはメーカーが科学的根拠をもとに、成分の機能性を商品パッケージに表示するとして、消費者庁へ届け出られた食品です。
トクホも機能性表示食品も、科学的に成分の有効性を示したものになりますので、購入する際の目安にするとよいでしょう。
参考記事:トクホのお茶はどんな効果があるの?~おすすめをランキングで紹介~ ※外部サイトへ遷移します。
手軽さ
血圧対策のお茶を1回飲んだだけでは効果を実感することはできないでしょう。
そこで継続的に飲み続ける必要があり、手軽さというのは重要なポイントです。
・購入方法
特定のお店でしか買えないとなれば、継続して飲み続けようとしても途中で挫折してしまいそうですよね。
近くのお店で購入できる、ネット注文ができるなど、手軽に買えるという点は選ぶ上で大きなプラスになります。
・使用シーン
ペットボトルタイプなら、買ってすぐ飲めますよね。一方スティック状の粉末タイプであれば、持ち運びしやすくて外出先で水に溶かして飲むのに便利です。
飲みやすさ
選ぶポイントとして、味も大事な要素ですよね。
血圧対策の成分が含まれていても、普通のお茶として飲みやすいかどうかを検証します。
参考記事:お茶にダイエット効果はあるの?〜痩せるお茶の真相・効果に迫る〜 ※外部サイトへ遷移します。
オススメのお茶ランキング
上記の選ぶポイントを踏まえて、血圧対策にオススメのお茶TOP3をご紹介します。
1位コンビニでも買える!サントリー胡麻麦茶
成分:ゴマペプチド
購入:コンビニ、ドラッグストア、ネットショップ
2007年の発売以来、販売経路を広げて今やコンビニでも手軽に購入できるサントリーの「胡麻麦茶」が1位です。
ゴマペプチドという成分を含んでおり、血管の収縮を抑えて血圧を上がりにくくする働きを持ちます。
味は、麦茶をベースとしてゴマの香ばしい香りがほんのり感じられゴクゴク飲めますよ。
さらに、胡麻麦茶は特定保健用食品(トクホ)で国が認めた健康茶です。
2位血圧と記憶力にアプローチ からだおだやか茶W
成分:GABA
購入:コンビニ、ドラッグストア、ネットショップ
高めの血圧のみならず、記憶力のサポートまで期待できるのがコカ・コーラの「からだおだやか茶W」です。
緑茶のスッキリとした飲み口で、食事中はもちろん外出時の水分補給でも役立ちます。
からだおだやか茶Wは国から認可されるトクホではありませんが、科学的根拠に基づくデータを消費者庁へ提出して得られる「機能性表示食品」として販売されています。
血圧対策プラスαの効果を期待したい方にはオススメですよ。
3位水にサッと溶けて持ち運び便利!オリヒロ 賢人のほうじ茶
成分:GABA
購入:ネットショップ
こんにゃくゼリーなどで有名なオリヒロから発売されている、粉末タイプのお茶「賢人のほうじ茶」が第3位です。
こちらも、2位のからだおだやか茶と同様GABAが含まれており、機能性表示食品として販売されています。
スティック状の粉末なので、持ち運びに便利で外出先でも水さえあればサッと飲むことができます。
ただし、こちらはオリヒロの通販限定で販売されている商品のため、手軽さという点から上位2品より劣ったため、こちらの順位となりました。
ルイボスティーは血圧を下げるってホント?
健康茶として有名なルイボスティーは血圧にもよいという噂が聞かれますが、実際のところどうなのでしょう。
確かに、ルイボスティーにはポリフェノールが含まれており、血管へよい効果をもたらします。ポリフェノールには抗酸化作用があり、血管を柔軟にすることで血圧が高くなるのを抑える働きが期待できます。
ランキングでご紹介したようなトクホや機能性表示食品のルイボスティーは販売されていないようなので、科学的な根拠があるものはいいという方は、上記ランキングを参考にしてみてください。
参考記事:ルイボスティーとはどんなお茶?~健康に良い成分や効果もカンタン解説~ ※外部サイトへ遷移します。
お茶以外に血圧対策できる飲み物
血圧を下げる効果が期待できる飲み物は、お茶以外にトマトジュースがあります。トマトジュースには、先ほど紹介したお茶に代表されるGABAが含まれており、機能性表示食品として血圧を下げる効果が期待できます。
たまに、お茶からトマトジュースに変えるなどさまざまな味を楽しめると、長く続けられますね。
参考記事:高血圧にトマトジュースがよいといわれる理由~デメリットや飲み方も~ ※外部サイトへ遷移します。
血圧が高いとどうなる?
一般的に高血圧は上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または下の血圧(拡散期血圧)が90mmHg以上、あるいはこれら2つの条件を満たした場合に診断されます。
高血圧と診断された場合には、医療機関を受診して経過観察や生活習慣の改善指導などが必要です。
参考記事:【医師監修】高血圧とはどんな状態?~症状や生活習慣での改善ポイントを解説~ ※外部サイトへ遷移します。
参考記事:【医師監修】血圧の平均を知ろう〜年代別にまとめました〜 ※外部サイトへ遷移します。
高め」の血圧とは
さて、高血圧の一歩手前にあるのが「高値血圧」です。高値血圧は上が130mmHg以上、または下が80mmHg以上、あるいはこれら2つの条件を満たした場合にあてはまります。
診察が必須ではないため放置されがちですが、高値血圧の方は普通の血圧の方に比べて脳血管疾患のリスクが高いことがわかっています。
高値血圧は決して放置してはいけない状態であり、なにかしら改善策を打たなければなりません。
そこで、今回は改善策の一つとして「血圧を下げる」効果が期待できるお茶をご紹介しました。
一つ注意していただきたいのは、お茶を飲むだけでは期待したほどの効果は得られないということです。
食事の減塩や運動など、その他の改善策も同時に行ったうえで血圧対策のお茶を取り入れると、より良い結果が得られるでしょう。
参考記事:【医師監修】血圧をすぐに下げる方法はあるのか〜食事や運動が大切〜 ※外部サイトへ遷移します。
まとめ
今回は、血圧を下げる効果が期待できるお茶をランキング形式で3つご紹介しました。
1位 サントリー胡麻麦茶
2位 コカ・コーラ からだおだやか茶WW
3位 オリヒロ 賢者のほうじ茶
味や形状などそれぞれに特徴があるので、比較して飲み続けられそうなものを選んでみてください。
繰り返しとなりますが、お茶を飲むだけでなく日々の食事や運動による改善も合わせることで、より健康へ近づくことができます。
お茶は血圧を楽に下げられるものではなく、血圧改善を行う上でのサポートアイテムとしてとらえるとよいでしょう。
それでは、当記事でご紹介した情報があなたの健康の一助となれば幸いです。
【参考文献】※外部サイトへ遷移します。
日本高血圧学会 一般向け「高血圧治療ガイドライン2019」解説冊子
執筆者:管理栄養士 松原知香
宮城学院女子大学食品栄養学科卒業。卒業後、食品メーカーにて医師や管理栄養士などに向けた流動食・介護食の営業に従事。退職後は管理栄養士ライターとして活動。その中で、医療や栄養に関する情報は正確であるほど難しく、理解しづらい内容で発信されている現状を目の当たりにする。「いつまでも健康でありたい全ての方へ、根拠ある情報をわかりやすく届けたい」という思いから、シンクヘルス株式会社に入社。
記事提供:シンクヘルス株式会社
提供元:血圧を下げるお茶~選び方やオススメ商品をランキングでご紹介~|【シンクヘルスブログ|シンクヘルス株式会社】