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2024.09.24

国がすすめる健康づくり対策とは?~健康日本21(第三次)を優しく解説 第7回


第7回 たばこ関連疾患の減少に向けて

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健康状態を改善するための個人の行動目標として、栄養・食生活、身体活動・運動、休養・睡眠、飲酒について説明してきました。今回は喫煙です。

この連載について――――――――――――
2024年から始まる「健康日本21(第三次)」について、身体活動ガイドラインの策定にも関わられていらっしゃる筑波大学体育系 教授の中田由夫先生に解説していただきます。
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喫煙のリスクは?

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たばこ消費量は減少傾向にありますが、たばこ関連疾患による死亡数は年々増加しています。この背景には、過去のたばこ消費による健康への影響が長期間に及ぶことと急速な高齢化があります。

喫煙は、がん、循環器疾患(脳卒中、虚血性心疾患)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病の主要なリスク要因です。

たばこ対策の推進は、これらの疾患の発症や死亡を減少させることにつながります。

喫煙率減少の目標値は?

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健康日本21(第三次)では、「喫煙率の減少(喫煙をやめたい者がやめる)」を第一の目標として挙げています。20歳以上の者の喫煙率が現状16.7%のところ、12%を目標値としています。

現在習慣的に喫煙している者のうち、たばこをやめたいと思う者の割合は26.1%であることから、やめたい者がすべてやめた場合、12%の目標値が達成できる計算となります。

また、第二の目標としては、「20歳未満の者の喫煙をなくす」を挙げています。20歳未満の喫煙は健康への影響が大きく、成人期を通した喫煙継続にもつながりやすいことが知られています。

中学生・高校生の喫煙者の割合は、現状0.6%となっていますが、この数値を0%にすることが目標です。

妊婦の喫煙率減少も!

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最後に、「妊娠中の喫煙をなくす」が第三の目標です。妊娠中の喫煙は、妊婦自身の妊娠合併症などのリスクを高めるだけでなく、胎児の発育遅延や低出生体重、出生後の乳幼児突然死症候群発症などのリスクになります。

妊婦の喫煙率は、現状1.9%というこども家庭庁の調査がありますが、具体的な目標値はまだ設定されていません。今後、成育医療等基本方針に合わせて設定される予定です。

以下もご参考まで。

・喫煙と健康 ※外部サイトに遷移します

・職場における喫煙対策のためのガイドライン ※外部サイトに遷移します

・職場における受動喫煙防止のためのガイドライン ※外部サイトに遷移します

記事提供:株式会社Wellmira

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『世界中の誰もが、自然に健康になれる社会を創る』をミッションとし、「テクノロジー・エビデンス・専門家ネットワークを活用し毎日の健康を自然にサポートできる社会システムの構築」を目指しています。

株式会社Wellmira ※外部サイトに遷移します

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