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2024.08.08

ダイエットの大敵「雨の日は避けたい」意外な食材|実は「甘いもの」「脂っこいもの」以外も要注意


乳製品は、余分な水分を体に溜め込んでしまうという(写真:Fast&Slow/PIXTA)

乳製品は、余分な水分を体に溜め込んでしまうという(写真:Fast&Slow/PIXTA)

太る原因とされるものとしてよく挙がるのが甘いものや脂っこいもの。確かにその通りなのですが、もっと注意したいものがあると、ダイエットコンサルタントのElly氏は指摘します。

また、健康的なイメージがあるサラダや乳製品についても、食べ方によってはダイエットの大敵になったり、健康全体を脅かす存在になってしまったりすることもあるなど、意外な落とし穴があるそうです。

※本稿は、Elly氏の著書『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

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砂糖以外も要注意! 甘い味はとにかく避ける

ダイエットにおいて、一番の「強敵」は「甘さ」。砂糖たっぷりの菓子や清涼飲料水が太りやすいのは常識。糖質オフの甘味料使用のものに変えても、残念ながら根本解決にはなりません。

「甘味」自体に「細胞をゆるませる作用」があるので、どんな甘さであっても「水を含んで、膨張し、下垂する」ことは回避できないのです。しかも厄介なことに、「甘い味」は「依存性」が高く「スイートドラッグ」と呼ばれています。

ダイエットで最も重要なことは「甘さ」から距離をとること。「味覚は癖」ですので、接触頻度が減ると「甘いもの」の欲求が劇的に減り、ダイエットは断然しやすくなります。1週間続けるだけで、だいぶ変わるのでぜひお試しください。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

そこでやるべきことは、お腹が空いたら「甘さ」以外で置き換えるということ。素焼きナッツ、あたりめなどがお勧め。とにかく「無糖」であるのに徹底しましょう。

ドライフルーツ、スナック菓子、和菓子なんてもってのほかですが、抽出された「甘味料」も避けましょう。ですから、糖質ゼロ、カロリーゼロの甘味料、ハチミツもNGです。特に「砂糖・果糖」は腸を傷つけ、血液内に有害物質が漏れ出す恐れがあり、血液ドロドロでダイエットどころではなくなってしまいます。

お勧めは「素焼きナッツ」、要注意なのは「乳製品」

甘いものは体を膨張させる上、依存性が高いため、常食にしなくなるとダイエットは軌道に乗ってきます。しかし、甘いものから抜け出すのはそこまで難しくないのです。週に2回ほどに抑えればいいだけ。

人間の味覚は「3日」で変化するといわれています。約2カ月続ければ「さほどほしくないかも」と感じられるはずです。甘いものは「あってもなくてもいい距離」が望ましいです。

小腹が空いたら迷わず「素焼きナッツ」を食べれば、咀嚼でリラックス作用が出るため、甘いものに頼りにくくなります。素焼きナッツは、味がついていないもの、植物油を使用していないものを選びましょう。量は、10粒ほど、ひとつかみくらいが理想。素焼きナッツは栄養価が高いのも注目すべきで、くるみ、アーモンドがお勧めです。

また「喉が渇いている」状態を空腹だと「脳」が読み違えていることも多いので、お茶などで口を潤すと食欲が落ち着きます。ただしお茶は必ず「無糖」にしましょう。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

「甘さ」と同様に「乳製品」は陰性の食べ物。余分な水分を溜め、膨張、下垂、体温低下が起こります。クリーミーな味は甘さと相性がよく、アイスクリームや生クリームに甘味は多く含まれます。

乳製品は動物性脂肪のため、冷えると血中で固まりやすいのも厄介。大きな出っぱった骨(顎・肩甲骨・骨盤)の下側に、タプタプ脂肪がたまりやすくなります。骨盤周辺にたまると、子宮や腎臓が冷える「婦人科系の不調」を起こしやすくもなってしまうのです。

東洋医学では「雨」は「湿邪」と呼ばれ、胃を弱くすることでも有名です。水分代謝は主に「胃」で行なわれます。甘さや乳製品で水分がたまったところに、外側から「湿気」が入るとさらに胃が悪化。

たまった水分は下降して「憂鬱(ゆううつ)な気分」や「だるさ」も誘発。心身の軽さは「余分な水分」をためないことから始まります。雨の日は小豆茶など「利水作用」のあるお茶で温めて排出しましょう。

また、雨など湿気の多い日くらいは、乳製品は別のものに置き換えるのも有効です。やめるというよりも、近いもので済ませるという発想が大事です。(例)クリームシチュー→味噌汁 /カフェラテ→ブラックコーヒー /チーズ→アボカド /プリン→素焼きナッツ

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

凍った食べ物で内臓が"極寒冷酷地獄"に

フローズンドリンクやアイスクリームなど凍ったものは、消化工場の役目を担う「胃」を冷やします。冷えた後の再加熱で炎症を起こせば「内臓脂肪」に、低温度のまま機能悪化すれば「水太り」に直結。タプタプな腰肉や下腹は、「冷たく甘い」水分系の老廃物が骨盤まわりにたまったものです。

凍ったものは「甘味」を感じにくいので、通常以上の甘味料を使用していることがあります。これも「むくみ」「たるみ」の原因のひとつであり、「依存性」を高める危険性も。夏以外は「フローズン」は週1回以下を徹底したいところです。

どうしても食べたい場合は、余分な水分をとる「小豆茶」や、基礎代謝を上げる「三年番茶(天日干しして3年熟成させた番茶)」など、温かいお茶とセットにしましょう。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

日本人がサラダを食べ出したのはおよそ100年前。もともと肉食(極陽)の習慣がなかった日本人にとって、必要なものではありませんでした。

海に囲まれた日本では「湿気」が胃腸を弱めるので、野菜も加熱して食べるのが消化にやさしい食べ方です。東洋医学では「野菜」は陰性の食材。そのまま食べると「陰の力」で体を冷やします。火で調理して「陽」を加えることで、食事の陰陽バランスが整い、食欲や味覚の偏りがなくなります。

一度火を通した「おひたし」や「温野菜サラダ」も食事の前に「常温」に戻しておくことで、内臓温度が急激に下がるリスクを防ぐことができます。「おひたし」は食べる前に、冷蔵庫から出して常温にしておく。「生野菜サラダ」を「煮物」「炒め物」「蒸し物」に変える。毎食温かい「汁物」をプラスする。これだけでも、だいぶ変わります。内臓温度は、37~38度が最も消化に適した温度となるのです。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

たるみで「縦に大きくなる顔」の解消法

老化によって、顔が大きくなります。縦の肥大化は、主に顔の「水分代謝」の悪化と「気」のホールド力の低下が原因。 果物やスイーツ、お酒などの「陰性食品」が多くなると水がたまりやすいので、「食べる回数と量」を減らすと小顔に近づきます。小豆茶や黒豆茶など、余分な水を排出する「食材」を利用するとよいでしょう。

疲れがたまって頬(ほお)がこけたように下がる「たるみ」は、気が不足し、体にとって必要なものをその場にとどめておく「固摂(こせつ)作用」が減少しているサイン。胃下垂などの内臓下垂も一緒に起こりがちです。体を休め、胃に負担をかけないように消化の悪い油物や肉を控えると回復します。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

アルコールは「依存性」が極めて高いため、接触回数を減らすのが得策。依存度は「接触回数」に比例するからです。

人はストレスを感じると「リラックス」を求め、本能的にお酒を飲みたくなる衝動に駆られます。しかし、細胞間に水分がたまる「膨張」が起き、潤いはなく老廃物を含んだ粘液である「湿」がたまるだけです。これは、甘味料を触ってベトベトする感覚に似ています。

アルコールは温かさと多幸感をもたらしますが、湿気は冷たく、しばらくすると寒さで震えます。さらにアルコールは、「自律神経の働きが不十分になって、基礎代謝が低下」「胃の炎症が進み食欲が増加」にもつながります。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

肝臓は体の基礎代謝の30%を担っており、解毒などの複数の機能を持っています。飲酒をするとアルコールの解毒が最優先されるので、全体的な肝臓の機能の低下につながる可能性も出ます。アルコールは、基礎代謝の大役を担う肝臓の邪魔をするのです。

とはいっても、お酒を完全にやめろと言われても、それは難しいでしょう。そこで現実的に実行できそうなこととして勧めたいのが、お酒は「中2日」あけること。アルコールは完全に抜けるまで2日かかるからです。毎日ビール1缶より、週末にまとめて楽しみましょう。

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

(出所:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたらー10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』より)

毎日の晩酌は、肉を控えることで卒業できる

毎日の晩酌がやめられない方は、日常生活で交感神経が優勢な傾向。緊張感やストレスが多く「常に体をゆるめたい」潜在意識が働いています。「陽」の力が強い状態です。

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環境だけでなく「陽性食品=動物性」は心身に熱を持ち凝縮させる働きがあります。筋肉や血管が固くなることで緊張感を強めます。中でも塩分が多いと、いっそうアルコールに依存します。おつまみが塩っ気の多いものが目立つのも、思わずうなずけるでしょう。

「お酒」は動物性食品の正反対の存在で、固まったものをゆるめる「極陰性」の食品。肉を減らして「緊張感」をとっていくと、自然と「お酒」への欲求がおさまります。リラックスできた日はお酒に頼りにくくなるので「ノンアルコール」に置き換えて、肉も控えめで過ごしましょう。

アルコールは依存性が高いので、減らす精神的ハードルが高いのがネック。しかし一方で、動物性食品は置き換えが比較的簡単。肉・卵・魚の干物の量を野菜の半分以下にして、野菜中心の献立にすれば済みます。

※今回ご紹介した各方法は、体質に相性があるため、体に異常が生じた場合は直ちに中止し、医師に相談してください。

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提供元:ダイエットの大敵「雨の日は避けたい」意外な食材|東洋経済オンライン

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