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2023.07.19

「目がつらい」を放置してはダメなこれだけの理由|超簡単!眼精疲労に効果があるトレーニング方法


寝ても治らない目の疲れ、深刻な「眼精疲労」かも。万病のもとである眼精疲労にも効果がある、トレーニング方法を紹介します(写真:YUJI/PIXTA)

寝ても治らない目の疲れ、深刻な「眼精疲労」かも。万病のもとである眼精疲労にも効果がある、トレーニング方法を紹介します(写真:YUJI/PIXTA)

スマホ、パソコン、SNS、テレワーク、屋外活動の減少……現代人を取り巻く生活環境は、かつてないレベルで私たちの「見える」を脅かしている。環境要因だけでなく、自律神経の乱れが視力の低下につながることもあると二本松眼科病院の平松類副院長は語る。自身の新刊『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』より、ビジネスパーソンが抱えがちな目の悩みについて話を聞いた。

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自律神経の乱れと目の健康

▪目と心の不思議な関係

心の状態は、目を見るとわかります。たとえば、好きな人の前だと瞳孔は拡大し、逆に関心のない人やものの前だと、瞳孔は縮小します。瞳孔が開いているときのほうが、人は魅力的に見えるので、バーや雰囲気のよいレストランなどは瞳孔が開くようわざと薄暗くしているのですね。

▪自律神経が乱れると、目も悪くなる

心や体のバランスを自動的に調整してくれる自律神経も、目と密接な関係があります。自律神経は、昼間の興奮状態で優位になる「交感神経」と、夜間のリラックス状態で優位になる「副交感神経」から成り立っています。

自律神経のバランスが乱れると、睡眠のサイクルが崩れたり、胃腸の調子が悪くなったり、頭痛や肩こりがひどくなったり……。健康面であらゆるトラブルを引き起こします。

実は、目も例外ではありません。自律神経が乱れると、ピントの調節がうまくいかなくなり、ひどい場合は近視、緑内障を引き起こすこともあるのです。自律神経が乱れるほどの過度なストレスや睡眠不足は、視力の低下にもつながります。

▪よく似ている「疲れ目」と「眼精疲労」

目の不快感(目の疲れや痛み)に気づいたとき、一晩寝て、その不快感がなくなっていたら、それは「疲れ目」です。しかし寝ても不快感が残っていたら「眼精疲労」かもしれません。

眼精疲労は目の疲れや痛みだけにとどまらず、頭痛や肩こり、だるさなど、さまざまな体の不調を引き起こします。また目の老化を加速させて、認知症の発症リスクを高める恐れもあります。

「疲労」という言葉がついているせいで「深刻な病気ではない」と軽視されがちですが、実は重大なリスクをはらむ症状なのです。

▪片頭痛の症状とよく似ている「眼精疲労」

「目の奥が痛い、頭がツーンとする」眼精疲労の症状は、片頭痛とよく似ている場合があります。頭痛薬を使っても治らなかったり、寝ても治らなかったりする場合は、眼精疲労が原因かもしれません。目の負担を取り除かない限り、根本解決にはなりませんし、眼精疲労を引き起こすような生活を続けていると、失明という最悪の事態を招きかねません。

眼精疲労の原因は、自分で取り除ける場合がほとんどです。目の健康を守るため、メガネやコンタクトレンズの度数、スマホやパソコンの使用時間をもう一度見直してみましょう。

眼精疲労は万病のもとです。ゼッタイに放置しないでおきましょう。

脳に働きかけ、視力回復もできるトレーニング方法

▪眼精疲労にも効果があるトレーニング方法

私が最もお勧めするのは視力回復もできるガボールパッチを使った「ガボール・アイ」という方法です。

ガボールパッチとは白黒の縞模様、白黒の背景で構成された画像のこと。レーシックやICL(眼内レンズ)といった手術、オルソケラトロジーなどの治療器具、薬などに頼らず視力を回復させることができる唯一の方法です。しかも、目ではなく脳に働きかけるので、「近視」「老眼」「乱視」「遠視」「疲れ目」どんな症状の人にも効果があります。

ただ「ガボール・アイ」をぼんやりと眺めていたり、気が散って視点が定まらなかったりすると、脳の処理機能は十分に発揮されません。集中して、脳をフル回転させて見ることがとても大切なのです。

脳を使い切るために意識してほしいポイントは「凝視」です。なぜなら、「凝視」によって、「今見えている画像を、より鮮明に修正しようとする」脳の働きが自動的に鍛えられるからです。この働きこそ、「ガボール・アイ」で鍛えたい脳の処理機能です。たとえば、「Photoshop」(フォトショップ)などの画像編集ソフトやアプリを思い出してみてください。ぼやけた画像でも鮮明に修正することができますよね。

脳にも、そのような自動修正機能が備わっていて、「凝視」によってそのスイッチが勝手にオンになるのです。

では、誰もが質のよい「凝視」をするためには、どうすればよいのでしょう。そこでたどりついたのが、クイズの王道「まちがいさがし」です。試しに、こちらの左右の図でまちがいを2つ見つけてください。マークの方向や種類のちがいに気をつけましょう。

(出所)『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』より

(出所)『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』より

まちがいを探そうとする過程で、脳を最大限に使い切る

無意識のうちに「凝視」できたでしょうか?

記事画像

『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』(SBクリエイティブ) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

「どこにあるかわからないまちがいを、どこかにあると信じて隈なく探す」という過程そのものが、質のよい「凝視」になります。楽しみながら、誰でも自分の脳を最大限に使い切ることができるのです。

とはいえ、まちがいさがしの結果に一喜一憂する必要はありません。(誤解を恐れずにいうならば)「まちがい」なんて見つけられなくてもよいくらいです。大切なのは、まちがいを探そうとする過程だからです。

1日3分間、このような訓練を4週間程度続ければ、眼精疲労・視力回復の効果を期待できます。

(解答)

(出所)『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』より

(出所)『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』より

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【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

自律神経を乱す考え方のクセは引き算で整える

1日3分!視力を回復させる「根拠のある方法」

「スマホの見すぎ」が招く世にも恐ろしい3大弊害

提供元:「目がつらい」を放置してはダメなこれだけの理由|東洋経済オンライン

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