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2023.03.23

話すのが苦手でも好感度がUPする「聞き方」の裏技|「体のある部分」を話し手に見せるのがポイント


画像:『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』より

画像:『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』より

発達障害の人やグレーゾーンの人が困りがちな「コミュニケーション」における問題を、“より現実的に”改善していく方法を、漫画とともにご紹介する本連載。第2回は、発達障害の人が苦手といわれる「雑談」についてのコツです。

精神科医・ゆうきゆう氏と漫画家Jam氏のコラボによる『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』から一部抜粋、再構成してお届けします。

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「うなずく」だけでもOK

「うまく話せず、変な間があいてしまう」「ママ友との話が盛り上がらない」「初対面の人と何を話していいかわからない!」……そんなに親しくもない人と気を使いながらの「雑談」にストレスを感じる人は多いものです。

さらに、「複数人での雑談」となると、大勢の人が同時にしゃべると話の流れを追うのが難しくなりますし、どのタイミングで話せばいいのかわからないということもあるでしょう。

とくに発達障害の人の中には、複数の人の話す声や雑音を同時に拾ってしまい、誰かひとりの声だけを拾うことが難しいという人がいます。また、聴覚が過敏な人もいます。「音」で極端に疲れてしまうのです。

そういう人は、無理に会話に参加するのではなく、「聞き役に徹する」と割り切ってもいいでしょう。「沈黙は金」という言葉もあります。

どうしても参加しなければならない会合や飲み会などは、休憩所やトイレなどひとりになれる場所を確保しておくといいでしょう。疲れてしまう前にいったん離席しましょう。

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「おへそを相手に向ける」と好感度UP!

人は「自分の話をちゃんと聞いてくれている」と感じると、相手の実際の能力・知識に関係なく印象はよくなります。話すのが得意ではないという人は、まずは「聞き上手」を目指してみてはいかがでしょうか。

では、「ちゃんとあなたの話を聞いていますよ」というメッセージを相手に伝えるにはどうしたらいいでしょうか。相づちを打つ、うなずく、質問する……などさまざまありますが、一番簡単で手っ取り早いのは「姿勢で示すこと」です。具体的に言うと「相手におへそを向ける」こと。

もちろん、おへそに聴覚情報が届くわけではありませんが、「片手間に聞いている」と相手に感じさせないようにすることが大事です。おへそを相手に向けると、体の中心が相手に向いているために、「真剣に聞いている」という印象を強く与えられます。

実際に私のクリニックでも、医師のみなさんには「患者さんにおへそを向けてください」と指導しています。

体の中心を相手に向け、相手の話に興味津々という態度で話を聞いていれば、たとえ言葉がこなれていなくても、スラスラ話せていなくてもOK。相手は「聞いてもらえている」と感じて安心して話すことができ、あなたの印象もよくなります。

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まずは「質問」してみよう!

「相手に興味を持つこと」は、会話を弾ませるために非常に重要な要素です。しかし、そうはいっても、「他人に興味を持てない」という人もいるでしょう。そんな人には、マンガにあるように、“形”から入っていくのもおススメです。

インタビュアーや記者が「今日の成功の秘訣はなんでしょうか!」と勝利者インタビューをしたり、会見で「それはどういうことですか?」と質問したりしているところをみなさんも見たことがあるでしょう。これを日常会話で取り入れてみましょう。

とくに、(1)相手の「好きなもの」について深めていくと質問が浮かびやすくなります。

また、例えば旅行が好きな人と話すなら「どの国がよかったですか?」「その国のどの辺に行ったんですか? どこがよかったですか?」「××が有名ですが食べましたか?」などと、相手の「好き」に加えて、(2)「行動」について話を広げていくこともできます。

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『マンガでわかる!「わたし、発達障害かも?」生きるのがラクになる「話し方」あります』(三笠書房) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

ほかにも(3)「時間」に注目して質問していくのもよいでしょう。「いつ行かれたんですか?」「それはいつから好きなんですか?」……このように、自分はインタビューをしていると思って質問していけば、相手は「自分に興味を持ってくれている!」とうれしく思い、いろいろ話してくれるはず。ぜひ試してみてくださいね。

「インタビュアーになる」メリットは、会話を広げられるだけにとどまりません。

インタビュアーになったとイメージしたときに、「テレビ画面に映るインタビュアーの自分」をイメージしてみましょう。そうすると、自分自身を一歩引いて見ることができ、自分の置かれた状況を客観的にとらえることができます。これを心理学的用語で「メタ認知」と呼びます。

ASD(自閉スペクトラム症)の人は緊張しやすい傾向がありますが、メタ認知によって視点を変えることができると、気持ちもリラックスさせることができるはずです。

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提供元:話すのが苦手でも好感度がUPする「聞き方」の裏技|東洋経済オンライン

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