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2023.03.27

ストレスの影響は体と心に現れる!~糖尿病とストレスの関係性~


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当記事を監修した専門家:臨床心理師・公認心理士 石倉美希、編集長 森下りの(詳しいプロフィールはこちらをご覧ください) ※外部サイトに遷移します

「なんだかいつもより体の調子が悪いな」「いつもは楽しいと思うのになんだか楽しくないな」と感じることはありませんか?

もしかしたらそれはストレスが影響しているかもしれません。ストレスは体や心の健康に大きな影響を与えていると言われています。

また、糖尿病のコントロールとストレスには深い関係があり、ストレスについて知ることはより上手に糖尿病との付き合っていくことにもつながります。

本記事では、ストレスが体や心にどんな影響があるのか、早めに気づくにはどうしたらよいかをお伝えしていきます。最後までぜひお付き合いください。

ストレスによって体と心はどう変わる?

ストレスという言葉は近年では身近な言葉となっていますが、あらためてどんなものかを簡単にまとめました。

ストレスとは

ストレスとは、外から刺激を受けた時に生じる緊張状態のことを指します。

外からの刺激(ストレスの原因)をストレッサー、それに対する体や心の反応をストレス反応と言います。

ストレスの原因は日常生活の中にある

ストレッサーは大きく4種類に分けられます。みなさんの周りにはどんなストレッサーが潜んでいるか、確認してみましょう。

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私たちが「ストレス」という時、その多くは心理社会的ストレッサーを指していますが、日常生活の中にはストレッサーがたくさんあり、どれも日常生活の中で避けて通ることは難しいものばかりです。

「自分はストレスが特にない」と感じている人も、小さなストレッサーがたくさん溜まっているかもしれません。

糖尿病にまつわるストレス

また、糖尿病と付き合いながら生活していく上では、糖尿病特有のストレスがあると言われています。

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このように、糖尿病の悪化を防ぐためにセルフケアをし続けていくことへのストレスを日々積み重ねているため、より丁寧にストレスに対してケアをしていくことが重要です。

では、ストレスが溜まっていくと、体や心にどんな変化があるのでしょうか。

ストレスで起こる体の異変

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ストレスによる体への影響は個人差が大きく、以下はあくまで例となります。

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こうした症状が慢性化すると、病気へと移行するリスクが高まります。

ストレスは血糖コントロールを悪化させる?

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ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンの分泌が増えます。「コルチゾール」には血糖値を上昇させる働きがあるため、強いストレス状態が続くと血糖値が下がりにくくなります。

ストレスとうまく付き合うことは、糖尿病をはじめとする生活習慣病のコントロールにとって、とても大切です。

糖尿病とストレスの関係はこちらにも詳しく記載しています。

参考記事:糖尿病とストレスの関係~適度にリラックスして生活しよう~ ※外部サイトに遷移します

ストレスが心に与える影響

つづいてストレスによる心への影響について、代表的なものを挙げます。

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一時的な心の変化は誰しも起こりうるものですが、こうした状態が2週間以上、毎日のように続くと心の病気の可能性が疑われます。

ストレスで起こる行動の変化

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体と心の変化が起きると、それに伴って行動にも変化が出てきます。

強いストレスを感じた時、こんな行動をとってしまったことはありませんか?

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こうした行動を取り続けていると、さらに体や心の状態も悪くなり悪循環に陥ってしまう可能性があります。

また、生活習慣の乱れによって体重が増加したり、血糖コントロールが悪化してしまうリスクも高まります。

ストレスに早めに気づく方法

ストレスによって体や心、行動にも変化が起きるなら、それらのサインを早めに見つけられれば、対処できるとも言えます。

そこで、簡単にできるストレスの気づき方をご紹介します。

ストレスのサインについての知識を持つ

ストレスによって、体・心・行動にどのような変化が起きるかを知っておくと、自分の身に起こっていることに気づきやすくなります。

ストレスを過小評価しない

「自分にはストレスはない」「これくらい大丈夫」「ストレスは考えないようにするのが一番」という考え方は、せっかく体・心・行動からSOSが出ているのに無視していることになります。

日常生活に潜んでいるストレッサーに目を向け、今どんなストレスを抱えているかを振り返るようにしましょう。

日記をつける

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日記は古くからありますが、実はストレスに気づくにはとてもよい方法です。

心理学では「外在化」という言葉があります。これは、心の中で考えていることを、一度書き出して外においてみる、という意味です。

悩み事が多い時、頭の中でぐるぐると考えてまとまらないことはありませんか?そんな時に考えていることを一度書き出してみると、少し客観的に冷静に、物事を考えることができるようになります。

まとめ

それでは本日のまとめです。

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以上となります。

本記事が、ストレスについての理解を深め、糖尿病とうまく付き合うためのヒントになると嬉しいです。

【参考文献】※外部サイトに遷移します

もっと詳しく|ストレス|生活習慣編|気になる病気・健康のこと

1 ストレスとは:ストレス軽減ノウハウ|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

中村 菜々子, 井澤 修平, 山田 クリス孝介(2015).「ストレス・マネジメント行動の阻害要因―ストレスの過小評価に着目して―」『行動医学研究』21巻,2号, p. 69-75

監修:編集長 森下りの

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名古屋大学医学部保健学科看護学専攻卒業。在学中はヘルスケア領域の知識や経験ををグローバルな視点で深めるために、リーズ大学(イギリス)への長期留学や、エリザベス病院(タンザニア )でのインターンシップなどを経験。卒業後は、看護師として疾患知識やコニュニケーション力を培う。医療業界のIT化遅れへの危機感や、疾病予防には個人の主体的な行動が不可欠と感じ、H2株式会社に入社し、マーケティングと広報を担当。 看護師、保健師、メンタル心理カウンセラーの資格を保有。

執筆者:臨床心理士・公認心理師 石倉美希

早稲田大学人間科学部卒業、東京家政大学大学院人間生活学総合研究科臨床心理学専攻修了。在学中に認知行動療法や健康心理学を学び、糖尿病患者が抱える不安や食行動変容について研究。卒業後は医療機関にて臨床心理業務に従事し、主に働く人のメンタルヘルスのサポートを担う。「心身の健康を通じてその人らしい生き方をサポートしたい」という思いからH2株式会社に入社。臨床心理士、公認心理師の資格を保有。

記事提供:H2株式会社

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提供元:ストレスの影響は体と心に現れる!~糖尿病とストレスの関係性~|【シンクヘルスブログ|H2株式会社】

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