2022.06.27
エアコンの嫌な臭い除去は節約にも!効果的な対策と掃除のポイント
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目次
・エアコンが臭う原因は内部のカビ
・臭いを放置すると体調不良の原因になることも
・電気代が高くなっていることもある
・簡単にできる臭い消しの方法
・エアコンの臭いを予防する4つの対策
久しぶりにエアコンをつけたら嫌な臭いがして困った、ということはありませんか? 暑さや寒さが厳しくなり、エアコンを長く使う季節になる前に、臭いを取っておきたいですね。
今回は、エアコンの臭いの原因や臭い取りのための掃除方法、対策についてご紹介します。
エアコンが臭う原因は内部のカビ
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エアコンが臭う原因で最も多いのはエアコン内部の汚れやカビです。
エアコンは外から空気を取り入れるのではなく、室内の空気を取り込み、暖めたり冷やしたりしています。そのため、室内の臭いがエアコンの臭いの原因になることもあります。けれど、「雑巾のような臭い」や「すっぱい臭い」がする場合はエアコン内部のカビが原因です。
冷房を使った後にはエアコン内部に結露が発生するため、本体内部にカビが繁殖しやすくなります。また、エアコンで室内の空気を吸い込む際、大きなホコリはフィルターで取り除かれますが、小さなホコリやカビはフィルターを通ってエアコン内部に蓄積します。このホコリが栄養源となり、さらにカビが繁殖していくのです。
カビが発生するとその臭いがエアコンから出てくる風からも排出されるため、嫌な臭いの原因になっているのです。
臭いを放置すると体調不良の原因になることも
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カビによる臭いがする場合、エアコンから出る風からもカビが排出されてしまいます。そのため、そのまま使っていると、咳や鼻水の原因となり、アレルギー症状を発症してしまう可能性があります。
特に、小さな子どもや高齢者、免疫力が低下している人などは、喘息や皮膚炎などの原因になる場合もあります。
電気代が高くなっていることもある
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エアコンの嫌な臭いはホコリでフィルターが汚れている証拠でもあります。フィルターが汚れていると空気の通りが悪くなり、エアコンの効きも悪くなってしまいます。
経済産業省によると、フィルターが汚れているエアコンは、冷房で約4%、暖房で約6%消費電力が高くなります。月に1~2回フィルター掃除をすれば無駄な消費電力が削減できるので、年間で約860円の節約になります。
経済産業省 ※外部サイトに遷移します
簡単にできる臭い消しの方法
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すぐに掃除ができないけれど、すぐにエアコンの臭いを消したい場合は、簡単にできる臭い消しの方法を試してみましょう。
冷房16度で1時間運転する
臭いをできるだけ早く軽減させたいのであれば「冷房を16度に設定して1時間ほど運転する」と臭いが消える場合があります。
低い温度に設定して運転すると室内とエアコン内部の温度差が生まれ、エアコン内部に大量の結露が発生します。この水がエアコン内部のカビやホコリを洗い流すため、一時的に臭いを軽減できるのです。結露した水はドレンホースから外に流れます。
運転する際は、窓を全開にしておくのもポイントです。エアコンの風に乗って出てくるカビが外に排出されるだけでなく、部屋の温度が下がりにくい状態になるので、室内の空気とエアコン内部の温度差が大きくなり、結露しやすい状態が長く続きます。
この方法は、外気温が高く、本体内部が冷たいことが条件なので気温が低い冬には使えません。
暖房30度で1時間運転する
冬に臭い取りをしたい場合は、「暖房30度で1時間運転する」と一時的に臭いが消える可能性があります。
臭いの原因であるカビは熱と乾燥に弱く、この性質を利用します。熱風を長くあてることで、エアコン内部を乾燥し、カビを死滅させる効果が期待できるのです。
この場合も運転中には死滅したカビなどが排出されるので、窓を開けておくようにしましょう。
いずれの方法も、すぐにできて比較的臭い取りの効果がありますが、応急処置でしかありません。1週間ほどで再び臭いがしてきたという人も。根本的な解決のためには、できるだけ早く、フィルターやエアコン内部の掃除をしてカビを取り除き、臭い予防対策をしましょう。
エアコンの臭いを予防する4つの対策
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エアコンをしっかり掃除した後は、できるだけ臭いが発生しないように、予防しておきたいものです。エアコンを使うときや、使う前後などにちょっと気をつけるだけで、エアコンの臭い対策ができます。
1. 冷房・除湿の使用後に1時間以上の送風運転
冷房や除湿でエアコンを使った後、すぐに電源を切ってしまうと、エアコン内部に結露した水が残ったままになります。すると、エアコン内部の湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。
そこで、使用後に1時間以上送風運転をしてエアコン内部を乾燥させるようにしましょう。最近では、自動で送風をする内部クリーン機能がついているものもあります。電気代が気になるかもしれませんが、1回3円程度でカビや臭いの予防になるので、ぜひ活用してください。
2.使わない時期も月に一度は送風で運転
エアコンを使わない時期でも、エアコン内部にはホコリが入ったりカビが繁殖したりしています。月に一度、1時間以上の送風運転をすることでエアコン内部を乾燥させられます。定期的に運転して、カビが繁殖しにくい環境を作りましょう。
送風運転時には窓を開けて、ホコリやカビを外に排出することもポイントです。
3.エアコン使用時のこまめな換気
タバコやペットなどの生活臭が原因になる場合もあります。エアコンが生活臭を吸い込んでしまわないよう、エアコン使用時はこまめに換気しましょう。
窓やドアを開けづらい場合は、換気扇を使って換気するのも効果的です。
4.定期的にエアコン内部を掃除
なにより臭い対策で効果的なのは定期的なエアコンの掃除です。2週間に1度はフィルターを取り外して水洗いし、付着したホコリを取り除きましょう。また、風向ルーバーの汚れも取り除くことで、さらに臭い対策になります。
それでもエアコン内部にカビが発生してしまう場合があります。できればエアコンクリーニングのプロに定期的に掃除を依頼するのがおすすめです。1~2年に1回は徹底的にクリーニングしてもらい、エアコンの臭いを根本からシャットアウトしておきましょう。
エアコンの臭いは、エアコン内部にホコリやカビが付着している証拠です。簡単な方法でも一時的に臭いを軽減させられますが、根本解決にはこまめな掃除や換気などの対策が重要になります。定期的なプロのクリーニングも活用しながら、安心して快適にエアコンが使えるようにしましょう!
記事提供:ウェブマガジン「mymo」
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