2021.07.20
キャンプ達人のアイドルが説く必須道具の選び方|ナイフ、飯盒、ハンモック、テントは何がいい?
登録者数38万人超(2021年7月現在)のアウトドア系YouTubeチャンネル「さばいどるチャンネル」も運営する、アイドルのかほなん(撮影:山本 修二)
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キャンプブームが再来している。2020年以前からその傾向はあったが、コロナ禍においては「密を避けられる」という特性もあって人気を伸ばしている。気軽にキャンプやグランピングを楽しめる施設は人であふれかえり「逆に密になっている」と指摘する声も。
そんな中で注目されるのが「ソロキャンプ」や「山キャンプ」。『アウトドアが100倍楽しくなる! さばいどるのワイルドキャンプ』の著者で、「さばいどる」(サバイバル+アイドル)として活動を行うアイドル・かほなんが、「キャンプで1人の時間を楽しみたい」という人のために、こだわりのキャンプギアを紹介する。
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アウトドアの効率を上げる「ナイフ」にこだわる
ナイフは、キャンプ場であっても山であっても、工作、調理、まき割りなどさまざまな用途で活躍する必需品。いいナイフは、野外の作業を格段に効率的にしてくれます。
かほなんが所有するナイフ。特徴によって用途への適性が違う(撮影:山本 修二)
一口にナイフと言ってもその形状は多種多様です。たとえば手前みそですが私がナイフメーカーとしてコラボして開発してもらった「さばいどるナイフ」は「蛤刃(はまぐりば)」と呼ばれる、刃の断面が直線的ではなくハマグリの貝のように丸みを帯びた形状が特徴で、切れ味はピカイチです。
まき割りといえばおののイメージが強いかもしれませんが、バトニングという方法であればナイフでもまきを割ることができます。
まずまき割り台の上にまきを載せたら、まきの上部にナイフの刃の手元に近い部分を当て、ナイフの背をほかのまきでたたくことで刃がまきに食い込んでいきます。そうしたら次は刃先の背をたたいていけば、まきは簡単に割れます。そしてこのバトニングを行う際は、力が伝わりやすいので分厚いナイフが適しているんです。
一方で、刃の部分をグリップの中に折り畳んで収納できる「フォールディング」というタイプは、まき割りなどの作業には向かないものの携帯性に優れています。刃先が鋭いものであれば魚の腹をさばくなどの用途にはもってこいです。
続いて飯盒(はんごう)に参りましょう。兵式飯盒は、数あるアウトドア調理グッズのなかでも強くオススメするアイテムです。
飯盒には大きく分けて「丸型飯盒」と「兵式飯盒」がありますが、私は見た目やスッキリとリュックに収まる形状のほかに、4つの魅力に取りつかれて兵式飯盒を愛用しています。
続いて飯盒(はんごう)に参りましょう。兵式飯盒は、数あるアウトドア調理グッズのなかでも強くオススメするアイテムです。
飯盒には大きく分けて「丸型飯盒」と「兵式飯盒」がありますが、私は見た目やスッキリとリュックに収まる形状のほかに、4つの魅力に取りつかれて兵式飯盒を愛用しています。
かほなん愛用の兵式飯盒。使い込まれて見た目にも味がある(撮影:山本 修二)
調理時以外にも活躍してくれる
まず底が深いこと。私の愛用する兵式飯盒は、なんと一度にご飯を4合も炊けてしまいます。もちろん、うどんなどの汁物にも対応できるし、ピザや燻製まで作れてしまうんです。
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2つめはふたが2つあること。中に収まっている中ぶたは、皿として使用したり、ご飯を炊きながら中ぶたの上で別のおかずを同時に蒸したりといった用途で使用できますし、外ぶたはフライパン代わりにして炒めものなどを作ることができます。
3つめは、本体に「つり手」と呼ばれるハンドルが付いていることです。これによって飯盒を吊るしてたき火にかけるなど、調理の幅を広げてくれます。
最後の4つめは、アルミ製で熱伝導率が高いこと。熱伝導率だけでなく、軽い素材で持ち運びも楽で、価格もお手頃です。私が愛用するキャプテンスタッグの兵式飯盒は、これだけのメリットがありながら1500円出せばお釣りが出るほど廉価なのです。
大きさがデメリットに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、持ち運ぶときには、中に小物類や食材などを入れることもできるので、実はかなり便利です。調理時以外にも活躍してくれるのです。
外ぶたを開けると、内側に中蓋ぶたがある(左)。外ぶたをフライパン代わりにして煮込み料理もできる(右、写真の食材は手羽先。撮影:山本 修二)
そのほかソロキャンプに行くのであれば、テントやハンモックにもこだわりたいものです。私が愛用する「ヘブンテント」というハンモックテントは、中にエアマットが敷けるようになっていて、木に張って寝転がってもV字型に曲がらない構造になっています。腰が痛くなりにくいし寝返りも楽々です。普段から腰痛に悩まされている方にはもってこいのアイテムだと思います。
見てわかるように湾曲しないのがヘブンテントの特徴(撮影:山本 修二)
私は定番のドーム型テントでは、「2型」という、2人まで一緒に寝られるものを使用しています。あえて大きめのサイズとすることで、1人だとゆったりできて快適なのがおススメの理由です。
「いつか挑戦してみたいと思っていた」ドラム缶風呂の夢もかないました(撮影:桑山 寛之)
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提供元:キャンプ達人のアイドルが説く必須道具の選び方|東洋経済オンライン