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2021.03.08

日本人も簡単「最高の腸活パスタ」超定番4品目|みんな大好き「あのスパゲッティ」は腸にもいい


実はあのパスタの組み合わせは、腸活にぴったりだった!(写真:Lisovskaya/iStock)

実はあのパスタの組み合わせは、腸活にぴったりだった!(写真:Lisovskaya/iStock)

世界的に著名な自然療法士でオステオパシストのフランク・ラポルト=アダムスキー氏。1992年に発表された「アダムスキー式腸活法」は30年近く欧州で愛され続け、その「腸活メソッド」を紹介する著作は、本国イタリアのみならず、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、トルコなど世界中で話題になっている。

「アダムスキー式腸活メソッド」は、Google.itの食事法(ダイエット)部門(2017年)で「最も検索されたキーワード」ベスト3に選出されたほどで、その全メソッドを記した著書『腸がすべて』は、日本でも4万部のベストセラーになるなど、話題を呼んでいる。

訳者の森敦子氏が本書の翻訳を通して感じたのは、「食べ物は『何を食べるか』ではなく、『何と組み合わせて食べるか』が大事」ということ。

では、アダムスキー氏の提唱する「最高の腸を手に入れるための組み合わせ」はどうやって食卓に取り入ればいいのだろうか? 今回は、本書の翻訳を手がけた森氏が、「日本人にも身近でよく食べる『腸活パスタ』の定番4品目」について解説する。

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「トマトパスタがNG」どうすればいい?

トマトパスタの国イタリアを中心に、世界中で30年近くにわたり支持され続けている「アダムスキー式腸活法」。

その根幹にあるのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファストの食品)」と「下りてくるのが遅い食品(スローの食品)」に分け、毎回の食事で「『食材の組み合わせ』を『正しく選ぶ』ことで腸に負担をかけず、『腸を詰まらせない』」というものです。

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しかし、「アダムスキー式腸活法」に従うと、「腸に悪い「トマトパスタ」上手に食べる凄い裏技」でもお話ししたとおり、「トマト(ファスト)×小麦(スロー)」はNGの組み合わせ。その結果、「トマトパスタ」や「ピッツァ・マルゲリータ」は、「腸によくない、避けたほうがいい組み合わせ」とされているのです。

「それならトマトソースを使わないパスタにはどんなものがあるの?」アダムスキー博士は、そんな実践者からの質問に答えるべく、「トマトを使わないパスタレシピ」を積極的に紹介しています。今回は、アダムスキー博士おすすめのパスタの中から、日本でも定番の「腸にいい」4つを選んでご紹介します。

「腸に悪い「トマトパスタ」上手に食べる凄い裏技」 ※外部サイトに遷移します

1つめは、腸活スーパーフードの1つである「ブロッコリー」を使用したオイルベースのパスタです。

「オイル×ブロッコリー」の最強パスタソース

【1】「ブロッコリー」のオイルベースのパスタ

「ブロッコリー」のオイルベースパスタ(写真:tbralnina/PIXTA)

「ブロッコリー」のオイルベースパスタ(写真:tbralnina/PIXTA)

【含まれる食材】

・パスタ(スロー)
・ブロッコリー(スロー)★腸活スーパーフード
・にんにく(ニュートラル)
・アンチョビ(スロー)
・ブラックオリーブ(ニュートラル)
・エキストラバージンオリーブオイル(ニュートラル)
※「ニュートラル」はどちらとも組み合わせられる食品。

「アダムスキー式腸活法」では、「パスタは『質のいいエキストラバージンオリーブオイル』と『ヘルシーな野菜』でつくるのがいい」とされています。野菜のなかでも、とくにおすすめなのは「ブロッコリー」。とりわけ優れた抗がん作用がある野菜として「スーパーフード10」の1つに挙げられています。

アダムスキー博士のイチオシは、フライパンでオリーブオイルとにんにく、アンチョビを熱して香りをうつし、ブラックオリーブとゆでたブロッコリーを加えてソテーした「オイルベース」のパスタソース。

「オイルベース」のパスタというと、ペペロンチーノのように、唐辛子を加えるレシピが多いのですが、実は唐辛子は「ファストの食品」。パスタ(小麦)と組み合わせると、「ファスト×スロー」の組み合わせとなり腸を詰まらせる原因となるので、腸活のためには避けるようにしましょう

「トマト」「カボチャ」「パプリカ」以外のほとんどの野菜は「スローの食品」ですので、お好みでほかの野菜を加えても構いません。

2つめは、日本でも人気が高い「カルボナーラ」です。

「チーズたっぷり」でもパスタとの相性はOK

【2】「カルボナーラ」

「カルボナーラ」(写真:ツルカメデザイン/PIXTA)

「カルボナーラ」(写真:ツルカメデザイン/PIXTA)

【含まれる食材】

・パスタ(スロー)
・卵(スロー)  
・ベーコン(スロー)
・ペコリーノチーズ、もしくはパルメザンチーズ(スロー)
・黒こしょう(ニュートラル)

「カルボナーラ」は日本でも大人気です。

つくり方は、溶きほぐした卵に黒こしょうとペコリーノチーズ(パルメザンチーズでも代用可)を合わせてクリーム状にし、炒めたベーコンとゆでたパスタをあえます。お好みで、生クリームを加えても構いません。

大好きな人も多いのですが、「チーズたっぷりで食べ応えがあるので、カロリーが気になる……」と心配する方もいるかもしれません。そこで、アダムスキー博士は、解決方法の1つとして「カロリーを抑えたい人には、ベーコンを抜いてベジタリアン風にすること」をおすすめしています。

さらにおいしくするコツは、「美味しいチーズとひきたての粒こしょうを用意すること」。素材にこだわると、シンプルな材料でも風味豊かに仕上げることができます。

3つめは、バジルソースの「ジェノヴェーゼ」のパスタです。

「ジェノヴェーゼ」はパスタ以外のアレンジもきく

【3】バジルソース「ジェノヴェーゼ」のパスタ

「ジェノヴェーゼ」のパスタ(写真:K,Kara / PIXTA)

「ジェノヴェーゼ」のパスタ(写真:K,Kara / PIXTA)

【含まれる食材】

・パスタ(スロー)
・バジル(ニュートラル)
・にんにく(ニュートラル)
・松の実(スロー)
・パルメザンチーズ、もしくはペコリーノチーズ(スロー)
・エキストラバージンオリーブオイル(ニュートラル)

「ジェノヴェーゼ」は、バジルとにんにく、松の実をすりつぶし、パルミジャーノやペコリーノなどのチーズとオリーブオイルを加えたペースト状のソースです。バジルの香りが食欲をそそります。本格派の方は自宅でソースから手作りしてもいいですし、忙しい人はびん詰のパスタソースを買ってきてもいいですね。

イタリアでよくみるのは、「いんげん豆」と「じゃがいも」をパスタと一緒にゆで、ジェノヴェーゼ・ソースとあえたもの。これは、アダムスキー博士もおすすめしている食べ方です。いんげん豆をはじめとした「豆類」には、植物性たんぱく質が多く含まれます。動物性たんぱく質の過剰摂取と違い、内臓への負担が少ないので、「アダムスキー式腸活法」でも推奨されています。野菜を加えることで、栄養のバランスもよくすることができますね。

最後は「くるみ」と「ゴルゴンゾーラ」を使用したパスタやニョッキです。

【4】「くるみ」と「ゴルゴンゾーラ」のパスタやニョッキ

「くるみ」と「ゴルゴンゾーラ」のパスタ(写真:Piotr Krzeslak/PIXTA)

「くるみ」と「ゴルゴンゾーラ」のパスタ(写真:Piotr Krzeslak/PIXTA)

【含まれる食材】

・パスタ(スロー)
・くるみ(スロー)★腸活スーパーフード
・ゴルゴンゾーラ(スロー)
・牛乳、もしくは生クリーム(ニュートラル)

「くるみ」や「アーモンド」といったナッツも「オメガ3」系脂肪酸を非常に多く含む食品として「腸活スーパーフード10」の1つに挙げられています。

つくり方は、鍋に「ゴルゴンゾーラ」と牛乳(生クリームでもOK)を入れて弱火で溶かし、くるみを加えてパスタとあえるだけ。とても簡単です。このソースは「ニョッキ」とも相性抜群です。「ニョッキ」はじゃがいもと小麦で作られているので「スローの食品」。安心して組み合わせてください。

「パスタ」について少しお話しておくと、パスタは基本的に「小麦粉」と「水」で作られているので、ロングパスタ(スパゲッティやリングイーネなど)でもショートパスタ(ペンネやフジッリなど)でも、「スローの食品」です。手打ちパスタには「卵入りの麺」もありますが、卵も「スローの食品」なので今回ご紹介するソースと組み合わせて問題ありません。

自分で「腸にいい食べ合わせ」を探してみよう!

本記事で解説したように、自分が食べようとしている食品が「ファスト」「スロー」「ニュートラル」のどれに属するのかがわかると、「腸を詰まらせない組み合わせ」を自由に考えられるようになります。

すると、「腸によい食事をしたいときに食べられるもの」の幅がぐっとひろがり、毎日の暮らしに「腸活」を上手に取り入れやすくなります。

「腸は、体の免疫システムの80%を担っている」といわれています。みなさんもぜひ「アダムスキー式腸活法」を学んで、日常的に「腸を詰まらせない食事」を実践することで、腸から健康を手に入れてくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

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【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

日本人なら簡単「最高の腸活」、食べ合わせ5品目

「最高の腸活」スーパーフード、意外すぎる5食品

「腸に無知すぎる日本人」食事術、残念な5大誤解

提供元:日本人も簡単「最高の腸活パスタ」超定番4品目|東洋経済オンライン

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