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2018.11.26

本物のお金持ちは普段何を食べているのか|プチ贅沢ばかりの「偽セレブ」は本物じゃない


シンガポールでの一般的な昼食はこんな感じだ。野菜2品と肉1品とご飯、スープの定食、といったところか(写真:筆者撮影)

シンガポールでの一般的な昼食はこんな感じだ。野菜2品と肉1品とご飯、スープの定食、といったところか(写真:筆者撮影)

ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。アメリカ市場をはじめとする株高などによって、富裕層といわれる人たちの資産は年々増え続けています。特に、昨今、その存在感を示しているのがアジアの富裕層です。

ボストンコンサルティンググループの「2018年版グローバルウェルス・レポート」によると、金融資産に占める富裕層の保有金融資産の割合が、2017年には50%に迫っています。しかも、家計が保有する金融資産を、「投資可能資産」(株や債券、現預金など)と、流動性の低い「非投資可能資産」(保険、年金、非公開株など)に分けたところ、前者の割合はアジアや中東で高いことがわかりました。

お金持ちはセレブエリアで、どんな食事をしているのか

私が住んでいるシンガポールには、国土が狭いにもかかわらず、アジアの富裕層がたくさん集まっています。中国やインドから来た富裕層が多いのですが、彼らの投資手法やライフスタイルには本当にたびたび驚かされます。こうした富裕層は日々、インスタ映えするような高級レストランで食事をし、豪邸でパーティざんまいなのだろうと思われるでしょう。しかし、実際はそんなことはありません。特に、食事は一般人と変わりなく、びっくりするくらい質素です。

では、富裕層といわれる人たちが普段どんなものを食べているのかを、私の実体験からお話しします。

大邸宅が並び、一戸当たりの不動産価格が数十億円ともいわれるシンガポールのセントーサ・コーブ。以前も少しだけお伝えしましたが、セントーサ島内にある、ケタ外れのセレブだけが居住するこのエリアは、クルーザーがズラリと停泊していたり、高級ワインがぎっしり並んでいる大型セラーのあるお店が点在していたり、まさに別世界です。シンガポールは一戸建てが少なく、国土の8割が国有地のため、長期の借り受け契約が一般的です。ところが、セントーサ・コーブは外国人が唯一、一戸建ての購入ができるエリアなのです。

そんなセントーサ・コーブの3階建てで暮らすアジア人富裕層のご自宅に招かれ、夕食を何度かともにしたことがあります。その食卓は意外なほど質素でした。もちろん、何か意地悪をされたわけではありません。メード(使用人)さんが作った野菜のパスタ、野菜炒め、スープの3品に水のみで、別の日も同じようなメニューでした。突然、夕食をご一緒することになったので、家族の夕食を分けていただいたのですが、普段は本当に質素な暮らしをしているようです。

また、セントーサとは別で、ブキティマという広い豪邸が多く立ち並ぶ、古くからのお金持ちが住む地区があります。『クレイジー・リッチ・アジアンズ』(邦題:クレージー・リッチ!)というシンガポールを舞台にした映画が日本でも話題になりましたが、映画で出てきた、「主人公の友人宅」のような広い豪邸がそこかしこにあります。

そのブキティマ地区に暮らす富裕層宅に招待されたときのことです。メゾネットのマンションタイプでしたが、エレベーターもついている2階建てで、日本では見たことのないくらい広いスペースでした。そこのおうちでご馳走になったのは、ご飯に野菜炒め、メイン(肉や小エビなど)、スープに水でした。スープの具も海藻や豆腐のみ、メインもお肉やエビがドン!という感じではなく、小エビなどを揚げたり、炒めたりしたものでした。これが定番メニューなのです。メードさんを雇っているのでは?と言われたらそれまでですが、1人当たり500円もあれば十分食べられるメニューです。

日本人の富裕層のほうが、おもてなしは豪華?

日本人の富裕層宅に招かれると、まずシャンパンなどのおしゃれなドリンクが出てきて、なくなるとすぐに注いでくれます。お菓子やらお酒やら何品も出てくることが多く、テーブルもおしゃれにコーディネートされていることがほとんどです。しかし、そういったおもてなしは、シンガポールのセレブ宅では皆無でした。

髙島屋のショッピングセンターなどがある、オーチャードという中心街の近くに住む欧米人の一戸建てに招かれたときも、ティーバッグの紅茶を振る舞ってもらっただけだったので、かえって気が楽でした。普段自分が飲食しているものをシェアしてくれるだけで、気合いを入れてもてなしている感じではないのです。

また、中華系の富裕層のバーベキューに招かれたときのことです。参加者のほとんどは中華系、もしくはインドネシア系だったのですが、宗教上のこともあって、お肉は定番の牛肉ではなく全部串刺しのチキン、あとは大量の野菜でした。また、外国人のパーティの場合、完全にDIYのケースも多く、ホストが飲み物を注いでくれるわけではないので、自分からお酒や飲み物を探しに行かないとのどがカラカラになって干からびそうになります。遠慮していてはいけないようです。

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もちろん、人によってはパーティのためのスタッフを雇っていて、日本人以上にきめ細やかに振る舞ってくれることもあります。しかし、気配りの水準は日本人のほうがはるかに優っています。お金持ちの中には、人をたくさん呼んだパーティの際には奮発をした料理を振る舞ってくれる人もいますが、普段はいたって質素な夕食をしている場合が多いのです。

彼らはメードを使って、市場に安い食材を買いに行かせて、安い労働力で食事を作らせて食費をしっかりと締めています。

私は以前、節約レシピを料理研究家の先生と一緒に、1日500円以内(1人分)でいかに栄養がある料理を作れるかにチャレンジしたことがありますが、質素な富裕層の食卓を見ていると、1食4人分程度で1000円もかけていない印象です。シンガポールでメードを使っていた日本人が帰国すると、食費が上がって仕方がないという声をよく聞きます。日本だと高級スーパーや宅配サービス、デパ地下のお惣菜など、高くつくからでしょう。また、彼らはお酒が飲めても、日本人のように毎日晩酌をする習慣はあまりないようです。

「貧乏芸人」の食事のほうが、普段はよほど豪華

私はテレビの仕事で、月収10万円前後の「貧乏芸人」さんのご自宅を拝見したことがあります。そこで見た食事は、私が遊びに行ったシンガポールの富裕層のものよりよほど豪華だった気がします。「家計に余裕がない」と言いつつも、冷蔵庫の中に飲み物やお菓子などの嗜好品やドレッシング類がたくさん入っていたからです。シンガポールの富裕層のお宅では、ドレッシングはその都度メードに手作りさせていました。安く作れるうえに、添加物などが入っていませんから、体にはいいでしょう。こうして「食を慎む」のは、健康管理の面を意識してのことでもありそうです。

しかし、普段は質素にしつつも、資産運用などでは本当にしっかり使っています。だからこそ、ますます資産を増やしていけるのかもしれません。飲食は毎日の習慣です。いくらお金があっても普段から散財していては、本当の富裕層であり続けられないのだと教えられました。

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提供元:本物のお金持ちは普段何を食べているのか|東洋経済オンライン

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