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2018.07.25

セミナー前列に座る人と年収の興味深い関係|「勉強するだけの人」から抜け出す5つのコツ


あなたはセミナーなどでどこに座りますか?(写真:Yue_/iStock)

あなたはセミナーなどでどこに座りますか?(写真:Yue_/iStock)

座る席によって年収が違ってくる?

突然ですが、皆さんは研修やセミナーに参加する際にどの席に座りますか?みんなの前で当てられたくないし、途中でメールチェックもしたい、居眠りしてしまうかもしれない、ガツガツしてると思われたくない……などの理由で、一番前の席に座るのを避けてはいないでしょうか?

そうした気持ちは理解できなくはないのですが、もし「座る位置によって年収や成績が違う」と聞いたらどうでしょうか?

成績がよかったり収入が高かったりするのは、一番前の席の人たちという傾向があります。大学の授業で、前列に座る人のほうが授業へのコミットメントが高く、成績がいいという調査は複数あります。ビジネスパーソンを対象としたセミナーで年収のアンケートをとった際にも、同様の傾向が見られます。あるセミナーでは最前列と最後列で、年収に1000万円の開きがあったそうです。

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セミナーでは最前列に座る

講師との距離が近いと、“受け取れるもの”は多いでしょう。たとえば、物理的に距離が離れるとどうしても講師の熱意は前列よりは伝わりづらくなります(もちろん多くの講師は後列まで全員に伝わるように努力していますが)。

受講する方自身も、講師の目が届かないのでメールチェックなど別のことに気が向き、集中しにくかったりする……というのはご経験があるかたも少なくないのではないでしょうか。場合によっては、講義に没頭しないために、講師の言っていることを素直に受け止めるのが難しくなることもある、と経験上も感じます。これらのことが、得られる学びの多寡につながってしまうのです。

何事も意欲的に学ぼうとするから成功するのか、成功して自信があるから前の席に座るのか、どちらが先か、因果関係は定かではありません。しかし、まずは行動を変えてみることが、意識の変化につながるはずです。受講効果を最大化したいのであれば、迷わずためらわず恥ずかしがらず一番前の席にすわりましょう。

ちなみにプライベートの話になりますが、私はヨガのレッスンでは迷わず一番前に陣取ります。自分の習得レベル、体型、身体の硬さなどからすれば、ほかの皆様にお見せするなんてありえない状態であるにも関わらずです。間近にいると、先生の姿勢やポーズから読み取れる情報量が一番多いですし、ポーズの微修正など先生が確実にみてくれますので、上達スピードは後ろにいるよりも速いと思います。

目的と質問を準備する

セミナーを受講の前には、あらかじめ受講の目的と質問を準備しておきましょう。特に質問は重要です。質問力はセミナーや研修だけでなく、あらゆる場面で自分に必要な情報を得るための武器です。質問によって得られるものは格段に違ってきます。

ビジネススキルなどさまざまなテーマの講師として活動する中で、多くの方からいろいろなご質問をいただきますが、質問を聞くとその人の理解レベルはもちろん、問題意識の高さや仕事の仕方などが見えてきます。自分が仕事でどのようなことに困っているのか、それに対してどう取り組んでいるのかを整理すると何を質問すべきかが見えてきます。

どれだけ具体的に質問ができるか

私はプレゼンテーション研修の講師もしていますが、漠然とプレゼンが苦手なので上達したいと思って参加している方よりも、「部下が確実に伝えたことを実行するにはどんなスピーチがよいのか?」「採用セミナーで多くの優秀な人を惹きつけるにはどう話したらよいのか?」……など具体的な質問を用意している方のほうが、講師からより多くのアドバイスを引き出すことができるのでお得だと思います。

話を聞いていて、自分の仕事のケースとは違うな……と思うこともあるでしょう。そんなときこそ、質問してみましょう。個別ケースについてすべて講義で話すことはできませんが、質問されれば回答できることもたくさんあります。他の参加者の前でしにくい質問は休憩時間や終了後などに聞いてみるとさらに引き出すことができます。もともと講師には人を助けたいと思っている人が多いので、相談されれば積極的にいろいろ教えてくれます。

また、講義を聞いて理解できたと思っていても、実際にできるか不安なときもあるでしょう。そんな時も質問を考えてみましょう。「こういうシチュエーションだったら、こうするという理解でいいのか?」などの質問を考えることでより知識が定着します。

演習、ロールプレイは真剣勝負する

セミナーや研修に演習問題や状況設定をして模擬演習するロールプレイが用意されていることがありますが、これらはぜひ全力で取り組むことをおすすめします。「そんなことは知っているから今更やらなくても……」と思うことも中にはあるかもしれませんが、知っていることとできることには大きな違いがあります。これをKnowing-Doing Gapと言います。

リーダーシップ系やコミュニケーション系のセミナーや研修は、わかっていてもできないことを理解してもらうための演習が用意されていることがほとんどです。演習でできないことが実践の場でできることは稀です。真剣にリアルの場だと思ってやってみることでしか得られないことがたくさんあるのです。失敗したら恥ずかしいと思うかもしれませんが、実際の仕事の場で失敗することを考えればむしろ経験した方が良い失敗です。研修やセミナーは安心して失敗できる場でもあるので、チャレンジしてみましょう。

学びジプシーにならないと決める

せっかく新たな学びを深めても、「自分はまだまだ……」と、次々とセミナーや研修を受け続ける方がいます。こう言った人は「セミナージプシー」という言い方をされます。私が外国人講師の方にある資格の研修を受けたときに言われたのは、「日本人にはProfessional Studentが多い」ということでした。アメリカ人だったら、この資格を取ったらすぐに自分のビジネスを始める人が多いのに、日本人は「まだ仕事で通用するレベルではない」と仕事に活かすことなく、次々と講座を受け続ける人が多いのだそうです。そういう人はセミナー業界から見たら上顧客かもしれませんが、せっかく得た学びを価値あるものとして活用しないのはもったいないことです。

確かに学ぶほど自分に足りないことが見えてくるのも事実ですが、すべてを学びし尽くしたから成功するというわけではありません。ビジネスはタイミングとスピードが重要です。本当に足りないところはフィールドで実践してこそ見えてくることが多いものです。そうなってから次の段階の学びの機会を持ったほうがより得られるものが多くなります。

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21日と66日で学びの定着をチェックする

学びジプシーにならないと決めることも大切ですが、学んだことを確実に定着させることはもっと重要です。行動や意識を変えるにはある程度それをやり続けることが必要です。試しにやってみる……という程度で定着することはほぼありません。まずは学んだことを活用してどうなりたいのかという結果目標と、実現するための行動計画を立ててみてください。その際には21日(3週間)、66日(2カ月)でどうなっていたいかチェックポイントを決めるとよいでしょう。

21日と66日は習慣化にかかる平均的日数と言われる数値ですが、21日はまずはなりたいイメージや行動することに慣れるまでの時間だと思ってください。2カ月は習慣と呼べるほど行動が自動化されるまでの期間です。簡単なことであれば2カ月程度ですが、難易度の高い行動であればもっとかかりますので、1カ月単位でチェックポイントを延長していきましょう。

”ヒゲとり”でも2カ月かかる

私はプレゼン研修で、言葉のヒゲとりを受講者の方に行ってもらいます。言葉のヒゲとは話すときに無意識に出てしまう、「え~」、「あのですね~」などの意味のない口癖のことです。これを出なくするまでの期間として3週間まずは意識して自分が話したときに出たか出ないかを毎日チェックしてもらいます。

人によって3週間で出なくなる人と、緊張するプレゼンでは出てしまうという人がいますが、2カ月たてばほぼ全員が“永久脱毛”できます。言葉のヒゲとりという簡単そうなものでもそれくらいかかるのですから、もっと難しいことを自分で身に付けたいと思ったら、確実に時間がかかることを認識して定着のための行動計画が必要です。

参加者の方々が自分の講座で多くの学びを得て、行動を変え、たくさんの価値を出していくことは、講師として本当に嬉しいことです。皆様の学びの一助となることを願っています。

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提供元:セミナー前列に座る人と年収の興味深い関係|東洋経済オンライン

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