2018.01.22
【かんたんビジトレ#1】スーツが似合うカラダを目指そう!
ビジネスパーソンにとって、スーツは第一印象を左右する大事なポイント。第一線で戦うための武器でもあります。しかし、多くの日本人はスーツを着こなせておらず、単なる「仕事着」になってしまっているのが現実です。
そこで、モデルとしてファッション誌等で活躍し、パーソナルトレーナーでもある山下晃和さんに、スーツが似合い、しっかり動けるカラダ作りを教えてもらいます。
痩せ型から太めまで、体型にかかわらずポイントさえ押さえれば、誰でも格好良くスーツを着こなせるようになるはず。またこの機会に運動の習慣をつけ、いつまでも締まったカラダをキープしましょう!
トレーナープロフィール
■山下晃和(やました・あきかず)
幅広いジャンルで活躍する肉体派ファッションモデル。パーソナルトレーナー資格NASMを取得しており、トレーナーとしても活動中。世界各国を自転車で旅した経験を持ち、トラベルライターとして数多くの雑誌に寄稿している。著書に『自転車ロングツーリング入門』(実業之日本社)がある。
山下晃和公式サイト ※外部サイトに遷移します
日本人はスーツの着方を間違っている?
スーツは肩と胸で着る
胸の厚みが美しいシルエットを生み出す
スーツはイギリス発祥とされるだけあって、全体的に見て欧米人は着こなしが上手です。日本人からすると大柄で肥満体型も多いのに、彼らはなぜスーツが似合うのか? その理由のひとつは、欧米人の多くが「スーツは肩と胸で着る」ことを良く理解しているからだと思うんです。
そもそもスーツは肩に乗せるように着ることで重さが分散し、疲れずに楽に過ごせるように作られています。その上で胸の筋肉にある程度の張りがあれば、自然ときれいなシルエットになるもの。このあたりがわかっている人は、胸と肩周りの筋肉を鍛えているのではないでしょうか。
広い背中も色気が出る
背中からお腹にかけてのラインを作れば、スーツはバッチリ決まる
しかし日本のビジネスマンは、胸や肩ではなくお腹周りばかりを気にしていませんか? もちろんウエストを絞るのも大事なのですが、スーツの着こなしを考えるとまず鍛えるべきは肩と胸周り。特に胸周りを重点的にサイズアップしてほしいんです。胸は他の部位に比べて筋肉をつけやすいですし、ウエストを絞るよりよっぽど簡単なんです。
また、仮にお腹周りを気にしていても、今以上に胸周りがサイズアップすれば、相対的にウエストが細く見えるようになる。これもまず胸を鍛えてほしい理由です。あとは背中回り、肩周り、ついでにお腹周りを鍛えれば上半身は大丈夫です。
普段見えないお尻も着こなしのポイント
お尻と太腿の裏側が決まるとセクシーに見える
下半身に関しては、お尻から足先にかけてきれいなシルエットを作るのがポイント。そのためにはお尻の大殿筋、太腿の前側の大腿四頭筋をバランスよく鍛えて、同時にカラダの前側、脚の付け根にある腸腰筋も鍛えれば、気になるウエスト周りのシェイプアップにもつながります。
スーツを着こなす身体を作り込もう!
スーツを着こなせるカラダになれば、今まで以上にカジュアルウェアも似合うようになります。外見の自信は仕事やプライベートにも好影響を与えるはず。
次回からは、スーツを着こなすエクササイズを紹介します。
決して難しいエクササイズではありませんので、ぜひ読みながら挑戦してください!
著者プロフィール
■黒田創(くろだ・そう)
フリーライター。2005年から雑誌『ターザン』に執筆中。ほか野球系メディアや健康系ムックの執筆などにも携わる。フルマラソン完走5回。ベストタイムは4時間20分。
(監修医師:石原藤樹先生) ※外部サイトに遷移します
提供元:【かんたんビジトレ #1】スーツが似合うカラダを目指そう!│KenCoM