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2024.06.14

スマホにたまり続ける写真、バックアップ保存はどれがおすすめ?


【画像出典元】「goami- stock.adobe.com」

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目次

・写真(SNS投稿も)はバックアップ保存しておくほうがいい理由
・クラウド保存の容量(枚数)、料金、メリット
・クラウドサービス3選、おすすめのタイプ
・外部ストレージの一般的な容量目安、料金、メリット
・外部ストレージのおすすめは?

あっという間にたまっていくスマホの写真。そのままスマホに保存しようにも容量に上限があったり、スマホが壊れてしまうとデータは消えてしまったり。そこで大切なのが「バックアップ保存」。今回は、スマホの写真の保存方法やおすすめのサービスを紹介します。

写真(SNS投稿も)はバックアップ保存しておくほうがいい理由

【画像出典元】「Peak River- stock.adobe.com」

【画像出典元】「Peak River- stock.adobe.com」

スマホは大量のデータを保管するための機器ではないため、もともと容量が限られており、写真データをたくさん保存すると、アプリなど他のデータが保存できなくなる欠点があります。

また、スマホは常に持ち歩くため、足元に落とすなどして機器が破損すれば、中身の写真データも失われることがあります。さらに衝撃などを加えなくともデバイス等の不具合でデータが消えることもあるのです。

そのため、大切な写真はスマホにだけ保存しておくのではなく、後述するクラウドストレージや外部ストレージなどに「バックアップ(保存)」しておくことをおすすめします。

写真を悪用されることも

スマホ内に写真データを保存しておくと、周囲の人間にスマホを触られ観覧されてしまったり、写真データを抜き取られてしまう可能性があります。またスマホを紛失した場合、スマホを拾った第三者に写真が渡ってしまい悪用されてしまうことも。

「遠隔ロック機能」や「遠隔データ削除機能」など、データの悪用を防止する機能をもつスマホもありますが、最初から写真データをクラウドストレージなどに移しておき、スマホ内に残しておかないことも一つの対策となります。

クラウド保存の容量(枚数)、料金、メリット

【画像出典元】「takasu- stock.adobe.com」

【画像出典元】「takasu- stock.adobe.com」

バックアップ先として、まずは「クラウドストレージ」がおすすめです。ここではクラウドストレージの特徴やメリットについて紹介します。

クラウドストレージとは

「クラウドストレージ」とは、インターネットを介して、企業が保有するクラウドサーバー上のストレージに画像を保存できるサービスです。たとえば『Googleフォト』であれば、写真をアップロードすることで、Googleが管理するストレージサーバー上にご自身の写真を保存・格納でき、インターネットを介していつでも観覧やダウンロードができるようになります。

クラウド保存の容量(枚数)や料金

クラウド保存の容量は、クラウドサービスを提供する会社によって異なりますが、一般的には数十GB~2TB程度の容量の各プランが用意されています。料金は契約する容量によって異なり、月額で無料~1500円程度が相場です。

たとえば『Googleフォト』は、15GBまで無料で利用できますが、​それ以上の容量を使う場合は有料となり最大で月額1300円(税込)の料金が発生します。

クラウドストレージのメリット

クラウドストレージのメリットは、安全性が高いということです。GoogleやAppleのような大手企業が運営するクラウドストレージは信頼性が高く、余程のことがない限りサーバーが故障したり保存データが消えたりすることは考えにくいです(ただし情報漏洩などのリスクは考慮する必要あり)。

またクラウドストレージであれば、複数の端末(スマホ、タブレット、PCなど)で写真の観覧やアップロード、ダウンロードができるようになるため、データの管理もしやすくなります。

クラウドサービス3選、おすすめのタイプ

【画像出典元】「ipopba- stock.adobe.com」

【画像出典元】「ipopba- stock.adobe.com」

ここではクラウドストレージの中で特におすすめのサービスを厳選して3つ紹介します。どれも有名なサービスですので違いを比較してみてください。

Googleフォト

『Googleフォト』は、Googleが運営するクラウドストレージサービスであり、Googleアカウントがあれば15GBまで無料で利用できます。「花」「車」「地名」などキーワードを入力すれば関連する写真が検索できる機能も用意されており便利です。

<月額料金(税込)>
15GBまで:無料
100 GBまで:250円
200GBまで:380円
2TBまで:1300円

iCloud

『iCloud』は、Appleが運営するクラウドストレージサービスであり、Apple IDがあれば5GBまで無料で利用できます。iOS向けのサービスとして設計されており、iPhone画面から手軽にアップロードができるため、iPhone利用者であれば候補となってくるサービスです。

<月額料金(税込)>
5GBまで:無料
50GBまで:130円
200GBまで:400円
2TBまで:1300円

Amazon Photos

『Amazon Photos』は、Amazonが運営するクラウドストレージサービスであり、Amazonアカウントがあれば5GBまで無料で利用できます。他社同様、月額料金を払えば使用容量を増やせますが、加えて注目したいのは年間プラン税込5900円(月間プラン600円、税込)の「Amazonプライム会員」となると、フォトストレージを容量無制限で使えるようになることです。

<月額料金(税込)>
5GBまで:無料
100GBまで:250円
1TBまで:1300円
2TBまで:2600円
無制限(フォトストレージのみ):Amazonプライム会員600円

外部ストレージの一般的な容量目安、料金、メリット

【画像出典元】「Patthorn- stock.adobe.com」

【画像出典元】「Patthorn- stock.adobe.com」

バックアップ保存先として、クラウドストレージとは別にもう一つおすすめなのが「外部ストレージ」です。ここでは外部ストレージの特徴やメリットについて紹介します。

外部ストレージとは

「外部ストレージ」とは、データを保存するための外部機器であり、SDカード、USBメモリ、光ディスク、外付けHDD、外付けSSDなどが該当します。​スマホに装着したり、USBケーブルなどを使い、スマホ内の写真を外部ストレージにコピーし保存することができます。

外部ストレージの容量(枚数)や価格

SDカードやUSBメモリは数百GB~1TBまでの商品が主力であり、外付けHDDや外付けSSDであれば容量が大きく、1TB以上の商品も多数存在します。

価格は基本的には容量に比例し、1TB以下であれば数千円で購入できますが、1TB以上となると1万円を超えることが多いです。

外部ストレージのメリット

外部ストレージのメリットは、月額料金がかからないということです。一度本体を購入すれば買い切りであり、クラウドストレージのように毎月料金を支払う必要なく写真データをバックアップできます。また、外部ストレージであればインターネット環境は不要で、USBケーブル等を使い物理的にバックアップできるという点も、クラウドストレージにはない強みといえます。

外部ストレージのおすすめは?

【画像出典元】「Patthorn- stock.adobe.com」

【画像出典元】「Patthorn- stock.adobe.com」

外部ストレージにはさまざな商品がありますが、ここでは特におすすめの外部ストレージやおすすめの機能について紹介します。

Andoroidの場合は「microSDカード」

SONYの『Xperia』シリーズやサムスンの『galaxy』シリーズ等のAndoroidスマホでは、microSDカード用のスロットが標準装備されている機種があり、microSDカードを差し込むだけで簡単に外部ストレージとして使えます。

microSDカードは容量が少ないイメージが定着していましたが、最近は512GBモデルなども登場しており、写真データであれば大量に保存可能です。ただしSDカードの寿命は3年程度といわれているため、長期保存する場合には注意が必要です。

また、iPhoneのようにSDカードのスロットが標準装備されていないスマホの場合であっても、市販の「SDカードリーダー」を購入すれば、写真データをSDカードへバックアップできます。

大量保存する場合はHDDもしくはSSD

HDD(ハードディスクドライブ)は、大量のデータを保存できる強みがあり、10TB以上の容量を持つ製品も販売されています。SSD(ソリッドステートドライブ)はHDDより読み込みスピードが速いのが強みですが、HDDに比べ容量は少なめであり、価格がやや高くなります。SDカードやUSBメモリなどに比べると保存容量が大きいため、写真や動画をたくさん撮る人におすすめです。

携帯タイプは耐久性があるものがおすすめ

最近は外出時などに携帯できるコンパクトな外付けHDDや外付けSSDも販売されています。しかし落としたりすると衝撃で内部のデータが破損する恐れがあるため、こうした携帯タイプを購入する場合は、耐久性や防水性の高い製品を選んだ方が安心です。「落下試験合格済み&IP55以上」がひとつの目安となります。

長期保管には光ディスク

CDやDVD、ブルーレイディスクなどの光ディスクはSDカードやHDDなどに比べると寿命が長く、なかでもブルーレイディスクであれば10年以上の寿命をもつ製品も存在します。その分、保存容量が少なめであることが欠点ではありますが、大切な写真を長く残したい場合にはやはり光ディスクがおすすめです。

以上、写真データのバックアップ保存について解説しました。スマホで撮った写真はついついスマホ内に残したままになりがちですが、スマホの容量を圧迫しますし、事故やトラブルで消えてしまう恐れもあります。過ぎ去った日々の写真は2度と同じものは撮れないため、日頃からバックアップ保存を意識し、データを大切に守っていきましょう。

記事提供:ウェブマガジン「mymo」


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