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2024.05.09

今すぐ3キロ落としたい人がリバウンドする必然|激しい運動も食事制限もなく痩せる方法の秘密


短期間で大きく体重を落としたり、食べたい気持ちを必死になって我慢したりすることはリバウンドに直結すると思ってください(写真:EKAKI/PIXTA)

短期間で大きく体重を落としたり、食べたい気持ちを必死になって我慢したりすることはリバウンドに直結すると思ってください(写真:EKAKI/PIXTA)

ダイエットに挑戦したけど、また今回もリバウンドしてしまった――。そんな経験を持っている人は少なくないかもしれません。

体幹を1分「しぼりあげる」だけで自然に体重を落とすだけでなく、リバウンドもしにくいメソッドを開発した『やせる背骨しぼり』の著者でパーソナルトレーナーの隅田咲さんが、そのリバウンドしにくいダイエットのメカニズムを解説します。

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体を上手にダマすからリバウンドしない

たくさん我慢をし頑張ってダイエットしたのに、すぐ体重が戻る。

これを繰り返していたら体が節約モードになって筋肉は減ります。そうすると代謝が下がってやせにくくなりますし、無力感が押し寄せて再挑戦する気持ちも遠のきますよね。このリバウンドを防ぐために、やせる背骨しぼりには体を上手にダマすしくみを取り入れました。

リバウンドが起きる最大の原因は、結果を急いで無理をすることではないでしょうか。まず、1週間や2週間で3〜5キロも体重を減らすと、体は「こんな急激な変化が続くと命の危機がある」と感じて全力で体重を戻そうとします。だからダイエット前と同じものを同じように食べていてもお腹が空くし、残念ながら体はエネルギー不足に備え脂肪を溜め込もうとする力が強くなるのです。

気持ち的にも「こんなに我慢したんだからごほうび」と、よく食べるようになりがちなので、この体のしくみと争うことは相当な困難を伴います。

短期間で大きく体重を落としたり、食べたい気持ちを必死になって我慢したりすればするほどリバウンドに直結すると思ってください。

やせる背骨しぼりでは激しい運動も食事制限もしません。脂肪燃焼が得意な筋肉をめざめさせるだけなので、いつの間にかじわじわ脂肪が減っていきます。このくらいの変化なら大丈夫、と体をダマすわけです。しかも極端な我慢をしないことで精神的ストレスも溜まらないため、リバウンドはますます遠ざかります。

やせる背骨しぼりで行う動作の一例をご紹介しましょう。まず背すじを伸ばし、腰を正面に固定。それから、胸が真横を向くほどしぼり続けます。

『やせる背骨しぼり』より引用

『やせる背骨しぼり』より引用

日常生活で激減している動作の代表格といえば、この「上半身をねじる」です。人体の構造的には骨盤を正面に向けたまま真横を向けるくらいまではねじれますが、これができなくなりがちに。この、できるはずの動きをしないことで、体の奥のやせ力が高い深層筋が眠ってしまうのです。そのぶん代謝が落ちて脂肪が溜まりやすくなっていきます。まずはその状態をリセット。副次的にねこ背や巻き肩の解消効果も得られます。

やせにくさを痛感する中高年の体にも効果大

加齢とともに筋肉量が減ると、生きているだけで消費されるエネルギー、基礎代謝は下がる一方に──。こうして、やせにくく太りやすくなっていることを日々痛感するのが、中高年世代です。

中高年の体こそ偏った姿勢や動作を積み重ねがちで活動量も減りやすいため、全身の筋肉と筋膜が硬くなり深層筋も働かなくなっています。しかもダイエットに成功しなかった経験を重ねたことで、挑戦するモチベーションも上がりにくい。

このような世代にこそ有効なのが、やせる背骨しぼりです。やせる背骨しぼりで活性化させる深層筋は、一度使えるようにすれば簡単に衰えることはなく、脂肪を効率よく燃やす脂肪燃焼炉として働き続けてくれるからです。

日常生活を送っているだけで、姿勢を維持したり体のバランスを保ったりするために働き続けてくれる深層筋の力をダイエットに利用しない手はありません。やせ効果は四六時中続きます。やせにくくなっている世代こそ、その効果を実感しやすいダイエットといえるでしょう。

やせる背骨しぼりで活性化させる深層筋は脂質をおもなエネルギー源とすることもあり、落ちにくい皮下脂肪を落とすのに効果的という印象があります。さらに深層筋が働くぶん、おもに糖質をエネルギー源とする表層筋を休ませられるため「脂肪はたっぷりあるのに、体にたくさん蓄えられない糖質を使う筋肉が働きすぎたせいで、糖質切れになって空腹感に襲われる」という現象を抑えられ、過食を防げるのかもしれません。

実践してくださった方の多くが、二の腕や下腹といった脂肪が落ちにくい部位が細くなったとお喜びでした。

骨盤が後ろに傾く人は要注意

記事画像

『やせる背骨しぼり』(サンマーク出版) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

骨盤が後ろに傾く人は、骨盤が正しい位置にないぶん、隣にある股関節も動きにくい状態になります。そうすると股関節の可動域が狭くなり十分に屈曲できないため、お腹やお尻の筋肉が使えなくなり、下腹がポッコリと出たりお尻が出たりする由々しき事態を招くのです。

このようにボディラインが崩れることに加え、股関節の動きが悪くなると日常生活を送る際も消費エネルギー量が少なくなるため、やせにくく太りやすくなります。

しかも股関節の動きが悪いと、大きな血管やリンパ節が集まっている股関節周辺の血流も悪化。体中に酸素がうまく運ばれず、脂肪が燃焼されにくくなり、さらに脂肪は溜まりやすくなります。骨盤が後ろに傾いた状態を放置していると、どんなダイエットをしても効果は落ちてしまいがちです。

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【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

「中高年でお腹が出る」のは不摂生が原因ではない

筋トレだけでは身体能力がアップしない理由

「下半身を細くしたい人」が見落としていること

提供元:今すぐ3キロ落としたい人がリバウンドする必然|東洋経済オンライン

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