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2023.11.02

生島ヒロシ氏73歳「1日4、5回歯を磨いてるのに」|今最も関心がある健康テーマは「口腔ケア」


73歳となった今も、アナウンサーとして第一線で活躍する健康の達人・生島氏がとくに最近注目しているのは、「歯の健康」だといいます(撮影:今井 康一)

73歳となった今も、アナウンサーとして第一線で活躍する健康の達人・生島氏がとくに最近注目しているのは、「歯の健康」だといいます(撮影:今井 康一)

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フリーアナウンサーの生島ヒロシ氏。73歳となった今もアナウンサーとして第一線で活躍し、パーソナリティーを務めるラジオ番組「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(TBSラジオ)は今年で25年目を迎えた長寿番組だ。

諏訪中央病院名誉院長・鎌田實氏との共著書である『70歳からの「貯筋」習慣』では、高齢者が長く健康を保つために、体の筋肉を蓄える「貯筋」の大切さを提唱している。ラジオ番組、イベント司会、講演と精力的な活動を続ける健康の達人・生島氏がとくに最近注目しているのは「歯の健康」だという。

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運動が苦手なら「ながら運動」がオススメ

──生島さんは定期的に運動をされているということですが、高齢者の中には、運動が苦手という人は多いと思います。

鎌田先生も提唱している「ながら運動」がオススメです。僕も、生放送の前や出張先のホテルなど、ちょっとした隙間時間に、「生島流・基本のスキマ体操」の「舌出しグーパー運動」や「Wのポーズ運動」をしています。

運動する習慣が身につくと「運動脳」ができて、認知症やがんの予防効果もあることがわかっています。隙間時間を活用して少しずつ取り組むだけでも効果がありますよ。

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──そのほかに、普段の体調管理で気をつけていることはありますか。

とにかく、体を冷やさないこと。とくに下半身を温めることですね。今日(※取材時は9月中旬)もズボンの下にタイツをはいていますし、夏場でも室内にいるとクーラーの冷気が下から入ってくるので、足首からひざまである着圧ソックスをはいています。

あと、腹巻も欠かせません。今は加茂繊維の「BSファイン」のウエストウォーマーを身につけています。疲れや寝不足などで調子が落ちそうなときや悪寒がするときは、腰とおへその下あたりに使い捨てカイロを貼って温めています。

生島ヒロシ(いくしまひろし)/1950年宮城県気仙沼市生まれ。パーソナリティー。米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、TBS入社。1989年に独立し、生島企画室を設立、所属する多数のタレントの指導とプロデュース業にも励んでいる。1998年から続くTBSラジオ系『生島ヒロシのおはよう定食・一直線』をはじめ、テレビ、イベント司会、講演など幅広い分野で活躍中(撮影:今井 康一)

生島ヒロシ(いくしまひろし)/1950年宮城県気仙沼市生まれ。パーソナリティー。米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、TBS入社。1989年に独立し、生島企画室を設立、所属する多数のタレントの指導とプロデュース業にも励んでいる。1998年から続くTBSラジオ系『生島ヒロシのおはよう定食・一直線』をはじめ、テレビ、イベント司会、講演など幅広い分野で活躍中(撮影:今井 康一)

借金10億円で一時期は胃薬頼みに

──『70歳からの「貯筋」習慣』でも紹介されていましたが、フリーアナウンサーとして独立後に大きな借金を負ってしまったそうですね。

バブル期の不動産投資に失敗してしまい、借金が10億円にまで膨れ上がってしまいました。同時に、順風満帆だった仕事でも帯番組でのレギュラーがなくなり、一時期は胃薬が手放せないほど追い詰められましたね。

でも、いろいろ考えると眠れなくなるので、その時期は毎日のように筋トレをしていました。そうするとクタクタになって、余計な考え事をせずにすぐ眠りにつけるんです。

鎌田先生は、筋トレをすると「テストステロン」という、人生の壁にぶつかっても、その壁を壊して前に進むことができる「なにくそホルモン」が分泌されると言っていました。確かにそのピンチの時期には「なにくそホルモン」が出ていたのかもしれませんね。結果、仕事も次第に好転していって、60代半ばで借金を完済することができました。

プロゴルファーの青木功さんは、一流のゴルファーの条件として「体・技・心」の順に大事だ、と言っていました。丈夫な体があればある程度のことは乗り越えられるし、心もめげないと思います。そのためにも、自分の年齢に合った「貯筋」習慣を身につけることが大事ですね。

──生島さんのように、健康に関する情報をキャッチし、取捨選択するコツはありますか?

まずは、好奇心のアンテナをつねに張っておくことです。最近でも「男性にも巻き爪が多い」と聞いて、気になって自分でいろいろ調べてみると、「巻き爪を直すワイヤを開発した先生が町田にいるらしい」といったことがわかる。新しい知識を得られることが面白いし、その先生を番組のゲストにお呼びすることがきっかけで交流も広がっていきます。

あとは、実際に体験してみると、「この方法は自分には合わないな」「この先生の言っていることはどうも違うぞ」ということがわかってきます。そうしていろいろ試しながら、自分に合う健康法を取捨選択していくんです。

情報収集という点では、ラジオもその1つです。実際に僕の番組を聴いて「おかげで体の不調がなくなりました」と感謝のお便りをくれるリスナーはたくさんいます。

このラジオ番組を通じて健康に関する情報をお届けすることが、自分の使命だと思っているし、全国のリスナーのためにもがんばって番組を続けていこうという気持ちが僕の心の支えになっていますね。

「大人虫歯」になっていてビックリ

──ちなみに目下、生島さんが気になっている健康テーマはありますか?

「歯」ですね。僕も口腔ケアにはかなり気を遣っているほうで、2カ月に1回は歯医者に行っているし、1日に4、5回はブラッシングしたり、フロスやウォーターパルスも徹底してやっています。

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それでも、例えば以前治療した歯っていうのは自然の歯と違いますから、どうしても隙間ができて、そこに糖質が入り込んでしまって、いわゆる大人虫歯ができてしまう。大人になってから虫歯になってしまうと非常に厄介なことになるんですよね。

表面についてはかなり意識してケアをしてきましたが、最近わかったのは、歯と歯の隙間とか、歯と歯茎の間とかに虫歯が侵食することがある。「セカンドオピニオン」のためにたまたま別の歯医者でレントゲンを撮ったら、こんな形が虫歯が広がるんだってビックリしちゃって。

やはり、欧米に比べて日本人の歯のケアはちょっと甘い。現にいま、大人虫歯がすごく問題になっているし、認知症リスクとも関係があるといわれています。基本的には自分の歯があるっていうことが認知症になりくいことにつながるので、歯のケアは命懸けでやらないとダメだなと思っています。『70歳からの「貯筋」習慣』の次は「70歳からの歯のケア習慣」の本を出そうかな(笑)。

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提供元:生島ヒロシ氏73歳「1日4、5回歯を磨いてるのに」|東洋経済オンライン

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