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2023.03.03

「常に欲しい情報」をスマホ画面上部に表示する技|「ステータスバー」や「クイック設定」を変更する


クイック設定パネルやステータスバーをカスタマイズすれば、Androidの利便性はもっと上がる(筆者撮影)

クイック設定パネルやステータスバーをカスタマイズすれば、Androidの利便性はもっと上がる(筆者撮影)

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Androidは、画面上部の「ステータスバー」にさまざまな情報が表示される。Wi-Fiやモバイルネットワークの電波強度、バッテリー残量、通知のアイコン、時間など、ここを見るだけで端末の状態が一目瞭然になる。また、このステータスバーを下方向にスワイプすると、通知に加えて「クイック設定パネル」が表示される。これは、いわゆる設定ボタンのこと。Wi-Fiのオン・オフや、マナーモードへの切り替えなどをワンタッチでできるのが、クイック設定パネルがクイックたるゆえんだ。

一方で、ステータスバーにもっとたくさんの情報を表示したいという向きはあるだろう。例えば、日付や曜日はその1つ。標準設定のままだと、時刻までしか出ず、何月何日何曜日といった情報を見たいときには、ウィジェットを設置したり、時計アプリを開いたりする必要がある。クイック設定パネルも、使わない機能が1画面目に並んでしまっていると、不要どころか誤操作の原因になる。

クイック設定パネルは標準設定のまま使うな

このステータスバーやクイック設定パネルは、設定やアプリで自分好みに変更することが可能だ。Androidは、カスタマイズの幅が広いのが魅力。標準設定のままで利用しているのは、少々もったいない。ここでは、そんなカスタマイズ術を大きく3つに分けて紹介していく。主な手順はAndroid 13を内蔵したGoogleの「Pixel 7」や、サムスンの「Galaxy Z Fold4」を基にした。Androidはメーカーごとの差も大きいため、詳細な手順は異なることもある点にはご留意いただきたい。

通知の上部に表示されるボタンが、クイック設定パネルだ。その名のとおり、このボタンをタップするとワンタッチで各種設定を変更できる。Wi-Fiのオン・オフを変更したり、静かな場所でマナーモードを呼び出したり、飛行機に搭乗する際にフライトモードに切り替えたりと、出番は多いだろう。ほかにも、省電力機能やテザリング、ライトの点灯など、さまざまな機能を1回のタップで呼び出せる便利な機能だ。

ただ、対応している機能の数が多く、すべてを見ようとすると左右にフリックしなければならないことも多い。筆者が常用している端末だと、Pixel 7が2画面、Galaxy Z Fold4が3画面あり、必要な機能が奥に置かれていると、タップするのもなかなか大変だ。標準設定のままだと見つけにくいこともあり、せっかく便利な機能なのにもかかわらず、設定メニューを開いてしまう人もいるだろう。クイックに設定するには、必要な機能を1画面目に移してあげたほうがいい。

メーカーによってカスタマイズの幅は異なる

例えば、Pixel 7の場合、テザリング(アクセスポイント)や、画像などを他のユーザーと共有するための「ニアバイシェア」が2画面目に設置されている。逆に、画面の自動回転のように、頻繁に設定を変更する必要のない機能のボタンが1画面目にあることも。こうしたボタンは、入れ替えてしまうことをお勧めしたい。設定方法は次の通りだ。

必要な設定ボタンをなるべく1画面目に出しておくようにしたい(筆者撮影)

必要な設定ボタンをなるべく1画面目に出しておくようにしたい(筆者撮影)

Pixel 7の場合、クイック設定パネルの下にあるペンのアイコンをタップする。すると、ボタンを編集するモードに切り替わる。ここで、移動させたいボタンを長押ししてからドラッグすると、順番を入れ替えることが可能だ。よく使うボタンは上に、そうでないものは下に移動させておくといいだろう。

ちなみに、クイック設定パネルのボタンは、タップだけでなく、長押しにも対応している。長押しすると、多くの機能は設定メニューが表示され、より細かな設定を変更することができる。一例を挙げると、アクセスポイントの場合、タップだとオン・オフの切り替えしかできないが、長押しだとメニューが表示され、パスワードの変更などまでできる。こうした操作を覚えておくのも、素早く操作するためのコツと言えるだろう。

クイック設定パネルは、メーカーごとに大きくカスタマイズされていることが多い。先に言及したように、ボタンの数もPixel 7とGalaxy Z Fold4では異なっている。端末によっては、ここに通常とは異なるボタンを加えたり、逆に表示される項目を減らして操作をシンプルにしたりといったことも可能だ。傾向として、特にサムスンやシャオミ、OPPOなどの海外メーカーは、この領域のカスタマイズ項目を充実させていることが多い。

例えば、Galaxy Z Fold4の場合、「クイックパネルのレイアウト」と設定がある。これを利用すると、ディスプレーの明るさを調整できるスライダーをどう表示させるかを選択できる。クイック設定パネルは、画面を1回下方向にスワイプすると設定ボタンや通知が表示されるが、標準では、その設定ボタンの下に、明るさを調整するためのスライダーが置かれている。この設定を「クイックパネルを展開したときに表示」に切り替えると、スライダーが消え、画面がすっきりする。

ただし、通知を開いた状態でもう1回画面を下にスワイプすると、スライダーも含めたクイック設定パネルのボタンが表示される。設定を切り替えることで、2回下方向にスワイプするまで、スライダーが表示されなくなるというわけだ。この設定にすると、画面の明るさは少しだけ変えづらくなるが、通知を開いたとき、うっかりスライダーを触ってしまい、画面の明るさが変わってしまう誤操作を防げる。

SIMカードの切り替えにも対応

また、Galaxy Z Fold4を含むデュアルSIM対応のGalaxyの場合、クイック設定パネルを展開した際に、どちらのSIMカードを使うかを設定するためのボタンを表示できる。

「通話」「SMS」「データ通信」のそれぞれに、優先するSIMカードを割り当てられる。SIMカードの設定は、設定メニューの奥のほうにあるため、通常だと呼び出しづらい。

デュアルSIM対応のGalaxy Z Fold4の場合、SIMカードの切り替えボタンをクイック設定パネルに表示できる(筆者撮影)

デュアルSIM対応のGalaxy Z Fold4の場合、SIMカードの切り替えボタンをクイック設定パネルに表示できる(筆者撮影)

これをクイック設定パネルに置いておくことで、データ通信するSIMカードを切り替えたいような場合でも、すぐに操作できる。

Galaxyの場合、「クイックパネルのレイアウト」は次の方法で呼び出す。まず、画面を2回下方向にスワイプしてクイック設定パネルをすべて展開したあと、画面上部の点が3つ縦に並んだボタンをタップする。このメニューから、「クイックパネルのレイアウト」を選ぶといい。他のメーカーの端末では、より詳細なカスタマイズができるものもあるので、一度試してみることをお勧めしたい。

ホーム画面やアプリ起動中に表示される、画面上部のステータスバーを目にする機会は多いだろう。バッテリー残量や電波の強度が一目でわかり、端末の状態を把握できて便利だ。ここには、通知が届いたアプリのアイコンも表示される。ただ、ステータスバーは左右に広く、標準で表示できる情報だけでは埋まりきらない。チェックする頻度が高い場所なだけに、このスペースはもっと有効に活用したい。

ステータスバーのスペースを有効活用

そんなときにお勧めしたいのが、ステータスバーのカスタマイズだ。

Androidは、ここにアプリの一部を常駐させ、さまざまな情報を表示させることができる。例えば、「Internet Speed Meter Lite」というアプリは、ステータスバーに、現在の通信速度を表示する。通信しながら、どの程度のスピードが出ているかを把握できるというわけだ。速度が出ない場合は、場所を変えたり、デュアルSIMでデータ通信するSIMカードを変えたりと、何らかの対策を取る際の役に立つ。

もっとシンプルなのが、日付や曜日の表示。ステータスバーには時刻を表示できるが、それ以上の情報が出ない。そのため、今日が何日だったかを確認したいときに、少々不便だ。このような場合は、「日付と表示」というアプリが役に立つ。このアプリは、起動して「日付を表示」というボタンをタップするだけと、操作も簡単。有効にしている場合、通知欄に和暦などまで表示できるのが便利だ。

画面上部のステータスバーに注目。バッテリーの温度やデータ通信速度を表示している(筆者撮影)

画面上部のステータスバーに注目。バッテリーの温度やデータ通信速度を表示している(筆者撮影)

ほかにも、端末内部のバッテリー温度を表示する「バッテリー温度」や、バッテリー残量をより見やすく表示できる「バッテリーメーター・オーバーレイ」など、Playストアにはさまざまなアプリが用意されている。

「ステータスバー」などの検索ワードで、こうしたアプリを探してみてもいいだろう。

逆に、ステータスバーの情報を減らして、よりすっきりさせることも可能だ。「System UI Tuner」というアプリを使うと、Androidの隠し機能である「システムUI調整ツール」を呼び出すことができ、Wi-Fiやモバイルデータのアイコンを消すことができる。時間を秒単位まで表示する機能も隠されている。こうしたツールを駆使して、使い勝手のいいステータスバーを作り上げてみよう。

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提供元:「常に欲しい情報」をスマホ画面上部に表示する技|東洋経済オンライン

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