2022.07.05
【特集】なぜ太る!?夏太りの原因・解消術
蒸し暑く、エアコンが欠かせない日本の夏。暑くて汗をたくさんかき、食欲が減退してしまう人も多いことから「夏やせ」なんて言葉もありますが、実は「夏太り」してしまう人も多くいます。
今回は、夏ならではの太る原因とその解消術をご紹介します。
この夏を元気にキレイに乗り越えましょう。
夏太りの原因とは?
原因1:糖質に偏りやすい食生活
暑い日は食欲が落ちたり、キッチンに立って長時間調理をするのが億劫になりがちです。そんな時はつい、そうめんや蕎麦など手軽に作れる麺料理を選ぶことが多いのではないでしょうか?
のど越しが良く、暑くて食欲が落ちている時でもツルっと食べやすいのですが、そうめんや蕎麦だけの食事では糖質に偏ってしまうので、ダイエット中にも欠かせないたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。栄養バランスの乱れた食事の頻度が増えると、代謝が落ちて体脂肪増加に繋がりやすくなってしまいます。
原因2:冷たい物の食べ過ぎ・飲み過ぎ
暑い夏は、冷たい食べ物や冷たい飲み物を選びがちです。しかし、冷たい物ばかり食べると、身体や内臓が冷えるうえに代謝が落ちて太りやすくなってしまいます。
また、冷たい物の食べ過ぎは胃腸に負担がかかるため、食欲不振や胃腸の不調などの原因にもなります。食欲が落ちると、つい食べやすい冷たい物を選びがちになるため、ますます胃腸への負担が大きくなる…という悪循環に陥ってしまう可能性もあります。
夏太り予防のポイント
(1)3点セットを揃えましょう!
栄養バランスの良い食事の基本は、主食(ごはん・パン・麺類などの炭水化物)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質)、副菜(野菜・海藻類・きのこ類などのビタミンミネラル)の3点セットがそろった食事となります。 そうめんや蕎麦などの麺類を食べる時も、主菜や副菜と組み合わせ3点セットのそろった食事を意識してみましょう。
例えば、そうめんは1人前(2束)で約350kcalあり、大盛りのご飯1杯分(200g)と同じくらいのカロリーとなります。このため、麺は少なめにするかわりに、ノンオイルツナや錦糸卵、千切りの野菜などをトッピングして冷やし中華風の具だくさんそうめんにするなどの工夫をしてみましょう。
具だくさんにすることで栄養バランスが良くなり、麺少なめでもボリュームがあるので糖質の摂り過ぎを抑えられますよ。
(2)冷たい物を摂り過ぎないようにしましょう!
空調が効いた室内で過ごす事が多い人の場合は、特に冷えやすいので要注意です。「飲み物は出来るだけ常温~温かい物を選ぶ」「冷たいメニューには温かい汁物を合わせる」などといった工夫をすると、身体や内臓の冷えを予防する事が出来ますよ。
夏に身体が冷えやすくなる理由とは?
自律神経のバランスが乱れやすくなるから
わたし達の身体は、体調を一定に調節するために、自律神経が働きます。暑い時は身体の表面に近い血管を大きく広げて、血液を多く流すことで熱を効率的に体外へ逃します。一方、寒い時は逆に血管を収縮することで熱を逃さないようにします。
しかし、外と中の気温差が大きすぎると、この自律神経の働きが正常に働かなくなり上手く体温調節が出来ません。その結果、夏でも身体が冷えやすくなり、体調を崩しやすくなります。
また、女性の場合は冷え性が酷くなると卵巣の機能に影響し、月経痛や月経不順も生じる可能性も起こります。
身体の冷えに伴う体調不良は?
局所的から全身的な症状など様々
身体が冷えることで、血液の循環が滞るため、不調の症状もさまざまです。頭痛、肩凝り、腰痛、足のむくみなど局所的な症状から、イライラ、不眠や風邪がひきやすくなるなどの全身的な症状もあります。
夏の冷え性対策5つとは?
ポイント1:冷房の温度を適温にする
身体のためにも、外気との温度差は7度以内にすることが勧められています。出来れば日射の影響しやすい窓際やエアコンの吹き出し口付近を避けて、温度計を設定し、室内の平均的な温度を測るように設定しましょう。
ポイント2:寝不足やストレスを出来るだけ避ける
長期的なストレスや寝不足が続くと、血管の働きを調節する自律神経のバランスが崩れることがあります。その結果、様々な不調が起き、「冷え」もその中の1つになります。
夏のダイエットにおすすめな食材って?
夏には夏のダイエット
むくみをとってすっきりやせ
夏の体の不調の原因は、まずはなんといっても湿度の高い暑さ。そして室内外の温度差ではないでしょうか。
ついつい冷たい飲み物ばかり飲んでしまいがちになりますが、そのような食生活が続くと脚がむくみ、太くなったように感じます。夏のダイエットはむくみの改善、予防するをすることが重要になります。むくみを取り除けば、きつい運動や無理な食事制限をしなくてもからだはすっきり軽くなりますよ。
むくみに効く食材とは?
おすすめは夏野菜
なすやきゅうり、トマトなどの夏野菜は体を冷やす作用があるため、夏に食べるとカラダの芯から涼しくなります。
その中でもきゅうりは利尿作用が強く、余分な水分の排出をして、むくみの改善、予防が期待できます。
夏の果物
果物で特におすすめはスイカです。スイカはウリ科。ウリ科の食べ物はカリウムを多く含み、利尿作用が強く、きゅうりと同じように余分な水分の排出をして、むくみの改善、予防が期待できます。
また、スイカの果肉の鮮やかな赤い色には、緑黄色野菜にも負けない量のβ-カロテンが含まれています。
いかがでしたでしょうか?
猛暑になるといわれている今年の夏。
しっかりバランスよく食べて暑さを乗り切りましょう!
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