2022.02.22
呼吸が浅い人に教えたい「1日1分」でできる改善法|難しい呼吸法より、自然呼吸の質を上げよう
長引くマスク生活によって、気がつかないうちに呼吸が浅くなっていることも。呼吸の質を改善する、誰でもできるみぞおちケアを紹介します(イラスト:いしかわひろこ)
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長引くマスク生活によって、気がつかないうちに呼吸が浅くなっている人が少なくありません。呼吸の質を改善するには、難しい呼吸法より、みぞおちをもむほうが楽だとか。本稿では、人気整体師の永井峻氏の著書『しんどい心によく効く1日1分みぞおちもみ』から、誰でもできるみぞおちケアの仕方を紹介します。
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「自然呼吸」の質を上げるには
前回(コロナ禍「メンタル弱り気味」その予想外な理由)は、生活習慣とマスク生活によって呼吸が浅くなり、「隠れ酸欠」の人が増えていること、それを改善するには呼吸の力を取り戻すことが大事だとお伝えしました。
ですが、本稿では深呼吸や呼吸法といったことは取り入れません。なぜかというと深呼吸は空気を目いっぱい吸い込んで、目いっぱい吐き出す、というふうに体が力んでしまいがちだから。呼吸法は上手になるまで効果が出にくい点とその効果が「実行中」に限られてしまう弱点があるからです。
24時間当たり前のように続けている呼吸をよくしたいのならば、「自然呼吸」の質を上げるのがいちばんの近道です。それを実現するための秘策が「みぞおち」に働きかけることなのです。
呼吸とみぞおちに何の関係が?と思われた方も多いかもしれませんね。「自然呼吸」の質を上げるには、呼吸を助ける筋肉たちのサポートが欠かせません。ですが、多くの人たちの「呼吸筋」はカチコチに固まってうまく機能していないのが実状です。
コロナ禍「メンタル弱り気味」その予想外な理由 ※外部サイトに遷移します
「呼吸筋」の中でもいちばん大切なのが「横隔膜」です。横隔膜が下がって、「肺の風船」が膨らんだときに空気が入り、逆に横隔膜が上がって「肺の風船」がしぼむときに空気が出ていく──そうやって私たちは呼吸をしています。そして、この呼吸の主役である横隔膜の健康度を左右する「ツボ(反射区)」が、みぞおちなのです。
神経と筋肉をリラックスさせる「おなか太鼓」
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ここでは、「みぞおちもみ」3ステップのうちのステップ1、「ポンポン」とお腹を叩いて、その衝撃波で神経と筋肉をリラックスさせる「おなか太鼓」を紹介したいと思います。この「おなか太鼓」には、
・横隔膜と腹筋全体がゆるみ始める
・自律神経がリラックスする
・おなか全体の血流が上がる
・おなかのツボや筋肉の反応(回復力)がよくなる
などの効果が期待できます。いつでも、どこでも1人ですぐに始められます。心をラクにするには、呼吸のケアから。1分もかからないメソッドなので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。
(イラスト:いしかわひろこ)
(イラスト:いしかわひろこ)
(イラスト:いしかわひろこ)
(イラスト:いしかわひろこ)
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提供元:呼吸が浅い人に教えたい「1日1分」でできる改善法|東洋経済オンライン