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2022.03.01

【特集】お口の健康法☆歯周病、知覚過敏編


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歯ぐきが退縮してしまう歯周病と、歯がしみやすくなる知覚過敏症。どちらもケアしないでおくと歯以外のトラブルにつながるかもしれません。歯の健康の中でも歯周病は、歯が失われる原因のひとつであり、全身の健康にも影響があるといわれています。

そこで今回は「歯周病」「知覚過敏」に関するお口の健康法をご紹介します。ご自身で出来るセルフチェック方法や正しいケア方法など、今後の健康づくりのために参考にしてください。

まずは確認!歯周病のセルフチェック

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テレビやネットなどでよく耳にする「歯周病」は、歯肉炎(歯ぐきが炎症を起こし、赤く腫れた状態)と歯周炎(歯肉炎が進行し、歯を支える骨にまで炎症が広がった状態)の総称です。

歯周病は、はっきりした自覚症状がないまま静かに進行し、いつの間にか歯を失うほどに悪化してしまうこともある怖い病気。30代になると症状が見られる方も増えてきます。ご自身で歯ぐきの状態などを日頃からチェックし、予防・対策をしましょう。あなたは歯周病にかかっていませんか?まずはセルフチェックをしてみましょう。

歯周病の有無をチェック(9つの項目)

歯周病は進行すれば進行するほど治療が困難になり、治療期間や治療費も増えてしまいます。ひとつでも当てはまるものがあった人は、すぐに歯科医院を受診しましょう。早めの発見と治療がとても重要です。

□歯ぐきが赤くなっている
□歯ぐきが腫れている
□歯ぐきを押すと血が出る
□歯ぐきが下がっている
□歯がしみる
□口臭が気になる
□歯が動く
□噛むと痛い
□膿が出る

この中に当てはまるものはありましたか? 上記の項目に当てはまった方、心配な方は歯科医院で診てもらうことをおすすめします。では歯科医院ではどのような方法で歯周病の有無をチェックするのでしょうか。確認してみましょう!

>歯科医院ではどんな方法で歯周病を確認するの?詳しくはコチラ

酸性食品が知覚過敏の原因!?歯科管理栄養士が解説

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歯の根元が痛い!と感じることはありませんか?その症状、知覚過敏かもしれません。知覚過敏は、歯周病や加齢などにより歯ぐきが下がることで象牙質が表に出て、その表面にある象牙細管(=知覚ホール)を通じて刺激が神経に伝わり、痛みとなって現れる症状のことです。

ここでは知覚過敏の原因のひとつともされる「酸性食品」とのつきあい方について、歯科医院に勤務する管理栄養士として活動する専門家が解説します。

歯へのリスクが大きい食品はpH値が低いもの

歯のエナメル質はpH値が5.5以下の酸性食品に弱い。酸性食品の代表格は柑橘類

歯のエナメル質はpH値が5.5以下の酸性食品に弱い。酸性食品の代表格は柑橘類

知覚過敏は歯の象牙質が露出することによって起きますが、その原因として歯ぐきが下がる「歯肉退縮」と「エナメル質の喪失」があります。このうち、エナメル質が喪失する原因のひとつが「酸蝕」。

「酸蝕」というくらいですから、気をつけなくてはならないのは酸性食品ですが、具体的にはどういうものなのでしょうか?よく「この食品は酸性、この食品はアルカリ性」といういい方を聞きますが…。

「実は歯へのリスクという意味では食品の酸性/アルカリ性の分類は関係がありません。例えばレモンは食品としての分類上はアルカリ性ですが、歯への負担は大きいんです。そこで、注目していただきたいのはpH(ピーエッチ)値。この数値が低い飲食物ほど酸蝕のリスクが大きくなります」

pH値は、水溶液に含まれる水素イオンの濃度の値で、7.0が中性。それより小さくゼロに近づくほど強い酸性とされています。この数値で食品を見てみると、レモンのpH値は約2.0で、強い酸性を示しています。

歯のエナメル質はpH値が5.5以下の酸に弱いということが知られており、レモンなどの柑橘類、りんご、酢、ヨーグルトなどがこの分類にあてはまる食品です。

ちなみにお口の中のpHは7.0前後で、中性となっています。

では、歯のエナメル質を守るためにpH値が5.5以下の酸性食品に気をつけなければいけないことを学んだところで、気をつけるべき食材について確認してみましょう!

>甘くても酸性!?〇〇にも要注意。詳しくはコチラ

こんな症状は要注意!?ミドル世代の知覚過敏と正しいケア方法

冷たい物を飲むと歯がしみる、ハブラシを当てると鋭い痛みが走る…。ミドル世代でそんな経験のある方も少なくないでしょう。ここではミドル世代の知覚過敏に見られる傾向や、気を付けるべき点について、歯科クリニックで院長として勤務する川田智恵子先生に解説していただきます。

ミドル世代のお口の悩みトップは「歯が痛い、しみる」

40~50代はお口のトラブルが起きやすくなる分岐点に位置する年代。そんなミドル世代のお口の悩みでよくあるのが知覚過敏です。

「厚生労働省が発表した『平成28年歯科疾患実態調査』によると、ミドル世代のお口の悩み1位が『歯が痛い、しみる』という結果でした」

むし歯でもないのに歯が痛んだりしみたりするといった症状は、知覚過敏の場合、歯の表面のエナメル質や歯根を覆うセメント質を失うことで内側の象牙質が露出し、神経が刺激されることで起こります。しかし、そこまでに至るプロセスはさまざま。例えば、間違ったケアや治療がきっかけになることもあります。

歯ぎしり・食いしばりすぎによる知覚過敏

ミドル世代の知覚過敏で多い原因が歯ぎしりや食いしばりすぎです。歯ぎしりや食いしばりにより、歯の表面が削れたりひびが入ることで歯の神経(歯髄)に刺激を通しやすくなり、知覚過敏の症状を発症することがあります。

「私のクリニックで多いのも歯ぎしりや食いしばりすぎによる知覚過敏です。仕事や家事で忙しいストレスフルな生活を送っている世代に多い印象があります」と、川田先生は言います。

特に、フェイスラインが張っていたり、頬の裏に線が入っていたり、舌の脇にギザギザと跡があるような方の場合は歯を食いしばる傾向があるかもしれません。歯ぎしりや食いしばりが知覚過敏の原因だと自分で気づくのは難しく、歯科医師による診断を受けて初めてわかることも多いといいます。歯ぎしりや食いしばりを軽減するために、治療用マウスピースを用いることもあるそうです。

その他にも、知覚過敏に陥る代表的なパターンとして、上記でも解説した「酸性食品の摂りすぎによる知覚過敏」があります。では、知覚過敏が気になる時に、何をしたら良いのでしょうか。下記のリンクでは知覚過敏の症状に対する対処法やセルフケアを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

>知覚過敏が気になる時に見直すべきこととは?詳しくはコチラ

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いかがでしたでしょうか。日々の食生活や生活習慣に気をつけていても、お口の健康というのは意外と見落としがちな方も多いのではないでしょうか。口の健康を保つことが体の健康を手に入れる第一歩になります。これからも美味しく、楽しく食事をするためにも、ぜひ今日からお口のケアも見直してみてください。

お口の健康といえば「喫煙」も口腔トラブルを引き起こす要因のひとつです。また、タバコによる健康被害は、お口の健康だけでなく、高血圧、動脈硬化、がんなど様々です。もし喫煙をされている方は、これを機に禁煙を検討してみてはいかがでしょうか。

SOMPOひまわり生命保険株式会社には、タバコを吸わない人にとってお得ながん保険がございます。皆さまのように日ごろから健康に気をつけている方に、特におすすめしたい保険のひとつです。食生活や生活習慣の見直しと共に、ぜひ保険の見直しもしてみてはいかがでしょうか。

>吸わんトク がん保険 ※外部サイトに遷移します

記事に関するご意見、ご感想がありましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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