2022.02.15
「5000円以下」シンプルで役立つ最新調理家電3選|6分で3個のゆで卵ができるエッグスチーマー
5000円以下で購入できる、シンプルかつ役立つ最新調理家電を紹介します。左から山善「ヨーグルトメーカー」、サンコー「超高速エッグスチーマー」、ウィナーズ「レコルト コードレス薬味チョッパー」(筆者撮影)
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共働き世帯や単身世帯の増加、ライフスタイルの多様化により、家電も「多機能」より「単機能」で、ちょっと不便な家事を解消してくれる家電を買い足すという方が増えている。そこで、今回は5000円以下で購入できる、シンプルかつ役立つ最新調理家電を紹介する。
最短6分でゆで卵ができるエッグスチーマー
手軽に食べられ、栄養価の高いゆで卵。しかし、鍋を用意し、ゆでて、火加減を調整しつつ時間を計らなければならないので面倒だと感じる方も多いのではないだろうか。サンコーの「超高速エッグスチーマー」は、水を入れてボタンを押して、ブザーが鳴るのを待つだけ。3個まで最短6分ほどでゆで卵ができる。実勢価格は3278円。
本体のほかに計量カップが付属しており、火の通り具合に合わせて給水を行う。「超半熟」は15mL、「半熟」は20mL、「やや半熟」は30mL、「かたゆで」は45mL。目盛があるので計量は簡単だが、火の通り具合に合わせて水量を変えるので、水量の目盛りと共に「半熟」「かたゆで」などの表記がほしい。計量した水は、水受けに給水する。鍋などでゆでるのとは違い、ほんの少量なので不安になったほどだ。
計量カップはキャップを外すと針がある。この針で、たまごのお尻(径の大きいほう)を突き刺し、穴が空いているほうを上に向けて置く。この作業をしなくてもゆで卵はできるが、刺しておくことで殻がむきやすくなる。
手前が半熟、奥がかたゆで。冷蔵庫から出したばかりの冷たいたまごを使用(筆者撮影)
あとはボタンを押すだけ。6分程度で超半熟に仕上がるが、常温と冷蔵庫から出したばかりのたまごでは仕上がりが異なる。冷たいたまごはゆるくなりがちなので、少し水量を多めにして長く加熱するとちょうどよく仕上がる。常温のたまごは、説明書どおりの時間で仕上がった。
ほったらかしで1個から3個まで簡単にゆで卵ができ、朝の忙しい時間にもサッと作ることができる。コンパクトな本体サイズも魅力だ。ただ、発売当初から売れており、ネットショップは品切れの店舗が多い。公式ショッピングサイトによると春頃に販売を再開するようなので、気になる方はチェックしてほしい。
どこでも薬味を手軽に刻めるチョッパー
にんにくやしょうが、ネギなどの薬味を作るとき、少量を刻むのは面倒だと感じることがある。そんな不便を解消する薬味用チョッパーが登場した。ウィナーズ「レコルト コードレス薬味チョッパー」だ。実勢価格は2970円。
レバーを引くタイプの手軽な手動チョッパーも100円ショップなどで販売されているが片方の手でしっかりおさえ、レバーを何回か引かなければならない。薬味チョッパーはボタンを指で押すだけなので、より手間がかからず、簡単にできる。
手のひらサイズでコンパクトなウィナーズ「レコルト コードレス薬味チョッパー」(筆者撮影)
主に調理できる食材は、しょうが、にんにく、みょうが、にんじん、タマネギ、長ネギなどの野菜で、パン粉なども作ることができる。調理できない調理食材は氷、冷凍食材、生米、コーヒー豆、肉類、魚類など。パワーはそれほどないので、「お肉をミンチにしたい」といった使い方には向かない。
この製品の大きな特徴はコードレスであること。2.5時間で満充電となり、約30秒間の使用で約35回使える。ミキサーやフードプロセッサーは、コードがあるタイプがほとんどで、コンセントのある場所で使用しなければならず、コードの抜き差しがあるので心理的なハードルがあがってしまうが、この製品はそれがない。
同製品は手のひらサイズで持ち歩きもしやすく、USB充電式でわずらわしいコードがない。どんな場所でもサッと取り出して使用できる。上部のボタンを押せばブレードが回転するので、中の様子を見ながら、好みの大きさにみじん切りできる。なお、みじん切りのみで「おろし」はできない。
薬味チョッパーでにんにくをみじん切りにしてみた(筆者撮影)
本体とカップは正しくセットしないと刃が回らない仕組みとなっており、安心して使える。量のめやすは80g程度までで、少なすぎるとうまくできない。にんにくは3個程度いれるとちょうどよく、細かく刻むことができた。手ににおいがつきにくく、まな板などにもにおい移りがないので重宝している。数秒でサッと作ることができるので、いろいろな薬味を作りたくなる。お鍋を囲んでいて薬味を追加したくなったときでも、テーブルですぐに作ることができるので便利だ。お手入れも簡単で、カップ、シャフト、ブレードは水洗いするときれいに落ちる。
サラダチキンもできるヨーグルトメーカー
山善「ヨーグルトメーカー(YXA-101)」は、付属の容器を使えば最大1000mL、500mLの牛乳パックであれば紙パックのままヨーグルトを作ることができる。牛乳パック500mLの分量では、追加するヨーグルトを50g混ぜておき、40℃で7時間設定することで完成する。
温度は25~65℃、タイマーは1~48時間で設定でき、ヨーグルトなどの発酵食品だけではなく、低温調理もできる。一般的なヨーグルトメーカーは縦長のタイプが多いが、同製品は奥行が20.5cm、幅が17cm、高さが18cmでコロンとした四角形。中の容器は1L以上入るので、チャック付きの食品保存袋に入れてローストビーフやサラダチキンなども作ることができる。
ヨーグルトだけではなく、サラダチキンなどの低温調理も得意(筆者撮影)
調理できるのは、サラダチキンであれば300g程度まで。鶏胸肉は1枚程度だ。65℃、タイマー設定を3時間で作ってみたところ、やわらかく、しっとりしたサラダチキンができた。放っておくだけでできるので簡単だ。
「ヨーグルトメーカー」だが、低温調理もできて5000円以下という価格はコスパが高い。
山善の製品は温度制御が正確なので、失敗が少なく、安心して使える。高さが18cmと低く、棚などに収納しやすいサイズも魅力だ。
今回、ご紹介したのはなくても生活はできるものの、あると便利なユニーク家電だ。ゆで卵や薬味はメインになる料理ではないが、よく作っているというご家庭も多いのではないだろうか。毎日の暮らしの中で、ちょっと手間がかかることを家電におまかせすれば、暮らしのクオリティーがアップし、面倒だったことが楽しいと変わることがある。
足りないところを補ってくれる、ちょっとしたユニークな家電はほかにもいろいろあるので、ライフスタイルに合わせて選んでほしい。
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提供元:「5000円以下」シンプルで役立つ最新調理家電3選|東洋経済オンライン