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2019.03.06

不正利用?覚えのない決済が通知されたら| 安全に使える「用途別」最新のカードはどれか


アプリと連携したカード決済サービスが増えてきた。でも、身に覚えのない利用明細が突然通知されたら、どうする?(写真:hanack/PIXTA)

アプリと連携したカード決済サービスが増えてきた。でも、身に覚えのない利用明細が突然通知されたら、どうする?(写真:hanack/PIXTA)

ある日の深夜、午前2時半。LINEのトークに突然、連続で11件ものメッセージが……「LINE Payカード」を利用した決済の通知でした。でもまったく身に覚えがない、どうしたらいいの? 

そのときの体験からお話ししましょう。

私は普段使いのメインカードとして「LINE Payカード」を利用しています。LINEが発行するこのプリペイド(前払い)方式のカード、年齢制限や与信審査もないので誰でも簡単に申し込みできますし、それに何より、買い物の支払いとかチャージとか、お金の動きがあったときは、その都度、LINEアプリのトークに通知が届きます。自分がカードで支払った金額などをリアルタイムに確認できるから、安心です。海外で利用する際は適用されたレートがすぐに確認できて、これも嬉しい機能です。

いざというときはスマホアプリで利用停止できる

今回、深夜にベッドで眠っているときに不正利用の疑いのある決済を確認できたのも、LINE Payカードの特徴である、この通知システムのおかげです。通知に気づいた私は、すぐにスマホのアプリでカードの利用を停止しました。

LINE Payカードの停止手順(筆者撮影)

LINE Payカードの停止手順(筆者撮影)

それでも、寝ぼけているあいだに11件もカード決済されてしまいました。もっと早く、怪しい使われ方に気づいて利用停止していれば、「被害」を少なく防げたかもしれません。

私は「ぐっすり眠りたい」という夜はiPhoneをスリープモードにします。もしも今回そうしていたら、朝に目覚めたときに不正利用の疑いにやっと気づく羽目になっていたと思います(11件では済まなかったかも)。

しかし、これがクレジットカードだったら、ユーザー専用サイトに自らアクセスし、支払い内容を確認して初めて不正利用に気づいた……という事態になっていたかもしれません。支払いデータがユーザーサイトに反映されるまでタイムラグが生ずるケースもあります。そのようなカードに比べれば、LINE Payカードは不正利用の早期発見には強いということができるでしょう。

通知も停止も早い、でも問い合わせ対応は遅い

カードを使ったらスマホのアプリに通知が届く機能は、LINE Payカードのほか、同じくプリペイドタイプの「Kyash リアルカード」にもあります。また「誰かに不正利用されているかもしれない」と疑われる場合、一般的なカードではサポートセンターに電話で連絡して利用を止めたりします。一方で、LINE PayカードやKyash リアルカードなど、アプリ連動のカードはスマホの操作だけで利用停止できる機能を備えていることがあります。いざというときは、より素早くカードの機能を止められるのです。

今回の体験を通じて、リアルタイムに通知が届くこと、アプリですぐに利用停止設定できることは、LINE Payカードの利点だと感じました。ただし「その後の対応」については、いくつか課題も見えました。

LINE Payは電話窓口を設けていません。カードの利用停止後は、問い合わせフォームからメールを受け付けるか、LINEのトーク機能を通じてオペレーターがチャットサポートを提供するか、大きく2つの方法で対応しています。でも、どちらも「素早い」「便利」とは言いがたいと思います。

今回、私は、問い合わせフォームを利用しましたが、メール送信すると、「回答まで4〜5日かかる場合もある」という旨の定型文が戻ってきました。えっ、そんなにかかるの……。そういえば、以前に問い合わせをしたときも、数日経ってようやく回答が来たことがありましたね。

今回のように不正利用の疑いに気づいたときなど緊急性を要する場合は、オペレーターによるチャットサポートを受けたくなるものです。ただ、LINE Payのチャットサポートは、画面を開いてアクティブにし続けていないと、自分の前に待ち人数が割り込みできる仕様になっています。順番待ちしているあいだにほかの画面に切り替えて作業をしたり、LINEのトーク画面を開いたままでもスマホがスリープモードになったりすると、「行列に並び直す」羽目になります。これは違和感がある仕様です。

リアルタイム通知はLINE Payの強みではあるものの、店舗など請求元のデータが表示されるまでに数日待つケースもあります。今回のケースで私は、カードの利用を止めてから、請求元が表示されるまで待っていても、それで問題は起きないと考えていました。

LINE Payカードの補償を受けるには損害発生時から30日以内の申し立てが必要ですが、それより前に請求元が判明するはずで「間に合う」と思ったからです。しかし、リアルタイム通知で不正利用の疑いを早期発見できたぶん、それから解決までの時間が長引いている気分になり、不安も募ってしまいました。こうした点は今後改善してもらえたらと期待するところです。

結局、今回の不正利用の疑いは、私が利用しているサービスの仕様で決済も発生していたからだとわかりました。通知に気づいてすぐに利用停止したとはいえ、誰かに勝手にカードを使われたのかと不安でした。でも杞憂に終わったのです。

海外サイトなど不安な買い物には「バーチャルカード」を

このように普段使いのメインカードでは、いざというときに素早く利用停止できたり、小まめに決済を確認できたりすると、ユーザーは安心感が増します。では、普段使いではなくイレギュラーな用途だったら、どうでしょうか。その場合、メインカードよりも「使うときだけ発行するカード」のほうが心強い存在になります。

例えば海外の通販サイトで初めて買い物をするとき、クレジットカードの利用に不安を感じる人も少なくないでしょう。そうした場合、即日ウェブ上で発行できる、ネット決済専用の「バーチャルカード」を使うという選択肢があります。

私は過去に「楽天バーチャルプリペイドカード」を使って支払いをした経験があります。支払いの必要が発生した際にサイトから申し込み、支払いに必要な最低限の金額だけチャージしてカード番号を取得しました。発行されたカード番号を使って買い物をすれば、それ以上に支払いが発生することはありません。

プリペイドタイプに限らず、実物のカードを発行しないバーチャルカードはいくつかあります。クレジットタイプでも上限額の低いものや、自分で上限額を設定できるものがあり、そうしたカードはイレギュラーの用途に向いています。

後払いのクレジットや、前払いのプリペイドだけでなく、即払い(即時決済)の「デビットカード」にも実物カードを発行しないものがあります。

ジャパンネット銀行では、通常は口座に紐付く実物のデビットカードが発行されます。それとは別に、同じ口座から利用時に即時引き落とされる、実物カードのないデビットカードの番号を4つ、準備することもできます。カード番号は自由に削除や変更をしたり、利用額を0円に設定したりすることもできます。使うときだけ有効にして、不要になったら番号を変えてしまったり削除したりすれば、無効化することもできます。

同じ口座から引き落としされるため、実物カードのあるデビットカードについてはメイン使い、カードレスの4つの番号については適宜変えながらイレギュラーの用途に使うといった、使い分けも可能です。同じ口座で支出管理できますから、安心と便利の両立を図れるかもしれません。

メインで使うカードについて、大事なのはカードを止める最速の方法を確認しておくことです。一方で、たまにしか使わないシーンで有効なのは、バーチャルカードや一時的に利用可能なカード番号を使って決済することでしょう。安心な決済のために最新カードを使い分けることができれば、心強いですね。

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提供元:不正利用?覚えのない決済が通知されたら|東洋経済オンライン

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