2019.01.07
結婚の早い人と遅い人でこれだけ違う! ライフプランの立て方!〔ライフプランの扉〕
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目次
・お財布事情は長――い目で!
・住宅ローンはおしりを意識!
・まとめ
こんにちは。「お金の専門家」の白浜仁子(しらはまともこ)です!
「今年こそはちゃんとしよう!」
突然ですが・・これは私の今年の目標です。(意味不明⁉)
新年を迎えると、自分を見つめなおし新たな気持ちでリスタートしたくなりますね。
習い事やダイエット、運動やキャリアアップなど、何らかの目標を立てる人も多いと思います。mymoファンの中には「今年は、結婚するぞ!」と意気込んでいる人もいるでしょう。
そこで!
今回の【ライフプランの扉】では、これから結婚を考える人に向けて、“結婚が早い人”と“遅い人”のライフプランの違いを紹介していきます。(既婚者にも参考にもなるので、ぜひ!)
そもそも、結婚が早い人って、いくつの人を言うのでしょう?
九州の初婚年齢の平均は、男性が30.3歳、女性が29.0歳(※)とのこと。
※厚生労働省 2016年人口動態調査「都道府県別にみた年次別平均婚姻年齢」をもとに算出
ここでは結婚が早い人を25歳、遅い人を40歳と仮定して話を進めていきます。
お財布事情は長――い目で!
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25歳夫婦は、40歳夫婦に比べると、社会人になってからの期間が短く収入や貯金もそれ程多くないのが一般的。
そのため結婚してしばらくは、生活費や家賃、子どもが生まれたらミルクやおむつ代などの負担が重くなってしまいます。
一方で、40歳カップルはどうでしょう。
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中間管理職となり生活にゆとりがある人も増えてきます。貯金だってそれなりに貯まっているでしょう。
夫婦で旅行に出かけたり、ショッピングを自由に楽しんだりする余裕もあり、子どもが生まれた後もたくさんの習い事をさせるなど、教育にお金をかけられる環境です。
ここだけを比較すると「遅い結婚っていいな~」なんて思っちゃいますね。
ただ、40歳夫婦が押さえておきたいことは、現役でいられる期間がどのくらいあるかということ。このケースでは、60歳まであと20年です。
・・・ということは、子どもが大学2年でまだお金がかかる時期に収入がピークを迎え、定年退職。その後も働いたとしても、一般に収入は大きく減ってしまうため、しっかりお金を貯めてないと、これまでと同じ生活をするのは難しくなってきます。
一方で25歳夫婦なら、最初は生活に余裕がなくても、子どもは50歳を迎える前に巣立っていくため、じっくりリタイア生活に向けてお金の準備が進められます。
つまり、それぞれのお財布事情は、長――い目で見ておくことが大事ということ! これが分かっていれば、40歳夫婦だって生活に余裕がある今のうちに、旅行やショッピングなどを少しセーブしてリタイア前後の資金計画を立てることができます^^
住宅ローンはおしりを意識!
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住宅ローンは、いくら借りて何歳で返し終わるのかがポイントです。銀行の審査項目のひとつに”返済負担率”というものがあります。これは、年収に占めるローンの返済割合のことで、若い人より収入が多い40歳夫婦の方が有利です。
ただ、これも手放しでは喜べません。40歳から35年ローンを組むと75歳まで返済が続き、年金暮らしになっても返し続けることになります。
なので・・・
借りるときは、頭金や繰り上げ返済もしながら定年までに返せないか返済プランを練ることが大切です。ただ、もし定年後も返済が続くなら、毎月いくらなら返せるのか事前に考えておくと焦らなくてすみます。
25歳夫婦の場合は、時間を味方につけて少しずつ返済できます。ただ、若いだけに先々の不透明度は高まってしまいます。転勤や離職の可能性、その場合の対応策なども考えておくと良いでしょう。
まとめ
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今回は、25歳と40歳を例にライフプランの違いをみてきました。
結婚適齢期は人それぞれ。いくつで結婚するのが良いなんて目安はありません。
ただ、年齢によってマネーフローは変化します。
生活費にいくらかけるか? 子どもは何人欲しいか? 住宅ローンや老後資金は? など、人生を長――い目で見て計画を立てることが大切です。
人生は一度きり、最後まで楽しめるプランを♪
記事提供:ウェブマガジン「mymo」
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