2018.09.21
【FPに相談!】結婚資金と奨学金返済、どっちを優先すべき?
この記事のポイントは・・・
・結婚資金も貯めたいし奨学金の返済も早く済ませたい。悩む20代女性にFPが回答
・現在の給与がベースになるなら奨学金返済を心配するよりマネープランを立てて!
・結婚して共働きした方がお金は貯まりやすい。2人で互いのお金のことを共有しよう
こんにちは。「お金の専門家」の白浜仁子(しらはまともこ)です!
Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、私、白浜がお答えします。
《深山美紀さん(仮名)からの相談内容》
「大学時代に570万ほど奨学金を借りました。今は月の手取りが27万で毎月2万5000円を返済。ボーナス時には少し繰り上げをしていました。でも、結婚を視野に入れてお付き合いしている方がいて、貯金もしたいし奨学金は早く返し終わりたい。どうするべきか教えてください」(20代女性)
【画像出典元】「iStock.com/kokouu」
長期的目線で優先順位を考えて
結婚を前提にお付き合いしている彼がいるとのこと。毎日ステキな時間を過ごしていることと思います。
結婚に向けてお金を貯めたいなら、当面は奨学金は毎月の返済のみにして、お金を貯めることを優先させていいと思います。無理して返済することで結婚の準備が進まないなんて寂しいですよね。
【画像出典元】「iStock.com/Photobuay」
ちょっと違う話になりますが、多くの企業の場合、銀行などから借入をして会社経営をしています。もしお金があっても一気に返すことはあまりしません。なぜなら長期的な経営を考える中で、必要なことにお金を使ったり、また途中でお金が枯渇しないように資金繰りを考えたりするからです。個人も同じ。これからの人生を歩むのに、長期的目線で優先順位を考えながらマネープランを立てることが大切です。
美紀さんの今の収入は手取りで毎月27万円。まだ20代なのにしっかりと収入を得ていますね。今のお仕事ができるのも、奨学金を使って学んだからかもと想像しています。今の収入がベースなら、返済自体はそこまで心配しなくてもいいと思いますよ。
結婚した方が生活費は楽に
【画像出典元】「iStock.com/Yagi-Studio」
もし美紀さんが1人暮らしをしているのなら、むしろ結婚した方が家賃や光熱水費などの負担は減ります。まずは結婚資金の準備に注力して、結婚後今より余裕ができるなら、その分は奨学金の返済に回していくこともできます(2人で働くことが前提)。
彼と将来のことを話すときに、これからのお金のことも少しずつ共有していくといいですね。
記事提供:ウェブマガジン「mymo」
毎日お金とポジティブにつきあうための情報を提供しています。
夢や目標を実現するためにお金ともっと仲良くなりませんか?
【あわせて読みたい】 ※外部サイトに遷移します
【結婚・出産前に】仕事を続けるか辞めるかでマネープランはどう変わる?
【ライフプランの扉】手取り27万円で、教育費300万円と老後資金3000万円を貯めるには?(第1回)
【ライフプランの扉】手取り27万円で、教育費300万円と老後資金3000万円を貯めるには?(第2回)
結婚の早い人と遅い人でこれだけ違う! ライフプランの立て方!〔ライフプランの扉〕
提供元:【FPに相談!】結婚資金と奨学金返済、どっちを優先すべき?|mymo