休日音楽のおすすめ5選！家事をサクサク進める気分のアゲ方｜ブルーノート東京

ウィークデイの日中。私はライブレストランで宣伝を担当していますので、出演を予定しているアーティストのアルバムを聴きながら「今、このアーティストのライブを観たいと思い、予約をして店に足を運んでくださる可能性があるのは、どんな方たちなのだろう？」と想像したり、「どうやったらその人たちに、公演の情報をお知らせすることができるのか」「アーティストに関するどんな言葉、画像、映像を目にしたら、ライブに行こう！予約をしよう！と行動に移していただけるのだろうか」とあれこれ考えながら、キャッチコピーを書いたりしています。

生活やお仕事の条件や状況によるかと思いますが、平日の昼間に音楽を聴いている人は（聴くことができる環境にいる人は）、それほど多くないのではないでしょうか。
いつも音楽が身近にあるのは、この仕事ならではの特徴です。

平日の昼間に音楽を聴くことが難しい方でも、休日はリフレッシュのために、ぜひ音楽を思いっきり楽しんでいただけたらと思います。

待ちに待った週末。みなさんはどんな風に過ごしますか？
ちょっとした旅行、スポーツ、イベント、コミュニティ活動への参加、友人たちとの飲み会＆食事会…とアクティブに。または、読書、ビデオ鑑賞、ネットサーフィン、ひたすらのんびり…など、自宅でゆったりと。オフの過ごし方は十人十色ですが、誰もが避けて通れないのが「家事」！！！

私は家事は決して得意ではありませんが、苦手な訳でもありません。けれども休日、たまたま出かける用事が重なったりしてしまうと、あっという間に夜。やりたかった家事を全部こなせなかった、ボタンも付けたかったし、丁寧に拭きそうじもしたかった…おまけに洗濯物を全部たためなかったとなると、寝室で横になってもなんだかスッキリしません。スッキリしないどころか、ちょっと憂鬱。

反対に、家事をスムーズにこなすことができた日はご機嫌です！物があるべきところに収まってスッキリとした、空気が澄んだ部屋で夜を迎えられた日は、なんと幸せなことか。心は穏やか、翌朝からの仕事のことも前向きな気持ちで考えられ、幸せな気持ちで眠りにつくことができるのです。

休日の昼間、家事を楽しく＆テキパキと進めるために、大好きな曲をBGMにしてはいかがでしょう？音楽に合わせて身体を素早く＆大きく動かせばちょっとした運動になりますし、部屋がすっきり片付けば気分も爽快。シーン別、やること別に選曲をすれば、まるでミュージカル映画の出演者になった気分。楽しいですよ！！

01. 準備は楽しく、軽やかに

01. 準備は楽しく、軽やかに
GOING TO A GO-GO
SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES
アルバム”Going To A Go-Go “より

ボブ・ディランが「現代のアメリカで最も偉大な詩人」と讃えたスモーキー・ロビンソン。シンガー、作曲家、詩人として数多くの名曲、ヒット曲を世に送り出し、名門レーベル「モータウン」では副社長も務めた彼の、初期の大ヒット曲がこちら。家事は段取りが大切！洗濯機のボタンを押して、道具の用意をして、スムーズに家事を進めるための準備を、心踊るリズムとスモーキーの美しい歌声に乗って楽しく、軽やかに進めましょう。

02. はたきはダイナミックかつ、繊細に

SOUL DRUMS
PRETTY PURDIE
アルバム”Soul Drums “より

そうじの基本は、上から下へ！まずは窓を開けて、天井・壁、棚のホコリを取るところからスタートしましょう。はたきと雑巾を手にしていざ、再生ボタンを押せば聴こえてくるのは天才、バーナード・パーディのファンキーなドラムス。アレサ・フランクリン、スティーリー・ダンにホール＆オーツ…数々の名盤に参加してきたバーナードの演奏/サウンドは、時にダイナミック＆パワフルに、時に繊細に。はたきかけも、そうありたいものです。

03. 洗濯ものは、スピーディー＆華麗に干す

A FAR L’AMORE COMINCIA TU(LIEBEBELEI)
RAFFAELLA CARRA
アルバム”Tutto Carra'”より

掃除機をかけたところで（音楽はお休み）、ちょうどいいタイミングで洗濯も終わったようです。ラファエラ・カッラはイタリア、そしてラテン界の大スター。シンガー、ダンサー、女優、TV司会者として長年に渡って絶大な人気と知名度を誇る彼女は、イタリア系米国人であるマドンナの大先輩のような存在。こちらはラファエッラ最大のヒット曲、ラテンのリズムに乗れば家事も華麗に!?パンパンとしわを伸ばして、どんどん干していきましょう！

04. 最新形のR&Bバラードで、バスルームもピカピカ

US TRUST(feat. WIZ KHALIFA）
CHARLIE WILSON
アルバム”In It To Win It “より

バスルームはガツンと気合で乗り切るか、それとも丁寧に進めるか。ここはバラードを聴きながら、エレガントにいきましょう。’80sに人気を博したファンク・バンドThe Gap Bandの中心人物で、R&Bの大御所シンガーであるチャーリー・ウィルソン。若いアーティストたちから尊敬を集める彼が人気ラッパー、ウィズ・カリファを迎えた最新のメロウ＆スムースなR&Bのバラードがこちら。ただのバスタブ磨きも、プロモーションビデオのワンシーンのよう!?

05. 一人静かに、心穏やかに、靴磨き

NUAGES
DJANGO REIHARDT
アルバム”Peche A La Mouche : The Great Blue Star-Sessions 1947-1953″より

いよいよ終盤。慌ただしいウィークデイにはさっと済ませてしまう靴の手入れも、週末はゆっくりと取り組んではみてはいかがでしょう。良いコンディションを保てますし、黙々と靴を磨くひとときは悪くないもの。ベルギー生まれの天才ギタリストで、マヌーシュ・スウィングで知られるジャンゴ・ラインハルトの代表曲「NUAGES（雲）」。哀愁に満ちたメロディとギターの音色に、ジャンゴもこんな風に靴を磨いていたのかな…と思いを馳せて。

photo：Getty Images

編集部内で信頼できると判断した情報、並びに医師や専門家への取材を元に信頼性のある情報提供を心がけておりますが、自己の個人的・個別的・具体的な医療上の問題の解決を必要とする場合には、自ら速やかに、医師等の適切な専門家へ相談するか適切な医療機関を受診してください。（詳細は利用規約第3条をご確認ください）

原澤美穂

2018年にオープン30周年を迎える南青山のジャズクラブ/ライブレストラン「ブルーノート東京」広報担当。1974年生まれ、群馬県出身。大学卒業後、2社での勤務を経て2003年（株）ブルーノート・ジャパンに入社。主にブルーノート東京のPRと企業広報を担当している。観たいライブやフェスを見つけると休暇を取り、国内外問わず出かけるのが楽しみ。ここ2-3年は、弾丸旅行や時差に身体がついていかないのが悩み。

提供元：休日音楽のおすすめ5選！家事をサクサク進める気分のアゲ方｜ブルーノート東京｜Fuminners