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2022.03.28

花粉症の処方薬と市販薬、効き目は同じ?お得なのはどっち?


【画像出典元】「ViDI Studio/shutterstock.com」

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目次

・病院の処方薬と市販薬、薬の効き目はどちらが強い?
・病院と市販薬、お金がかかるのはどっち?ジェネリックを選ぶ方法も
・処方薬と市販薬の使い分けについて

ニュースや天気予報などで「花粉」の話題が出始める時期になると、気になるのが「花粉症」の対処法です。「病院に行って薬を処方してもらうほうが効きそうだけど時間がとれない」「市販薬でも効果があるの?」など疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。この記事では、処方薬と市販薬について、効果や価格の違いなどを解説します。

病院の処方薬と市販薬、薬の効き目はどちらが強い?

【画像出典元】「monte_a/shutterstock.com」

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花粉症の症状が出てもなかなか病院に行けず、市販薬で対応する人も多いでしょう。そんなときに気になるのが病院の処方薬と市販薬の効き目の違いです。「病院の処方薬の方が、効き目が強い」と思いがちですが、実際はどうなのでしょうか。

ドラッグストアなどの棚に並んでおり、すぐに購入できる市販薬は「一般用医薬品」と呼ばれます。さまざまな年齢や体質の人が、本人の判断で使えるよう安全性を重視し、副作用が出にくいような処方になっているのが特徴です。そのため、処方薬に比べ、成分量が少ないなど、効果が少ない場合もあります。

一般医薬品の中にも、処方薬と同じ成分や、同じ量の成分が入っているものもあります。これらは「OTC医薬品」と呼ばれています。「OTC医薬品」には、以下のような種類があります。

・第一類医薬品

副作用や飲み合わせなどのリスクがあるため、対面での薬剤師による説明を受けなければ購入できない

・第二類医薬品

飲み方などに注意が必要な医薬品。薬剤師による説明は努力義務

・第三類医薬品

深刻なリスクはほとんどないと考えられており、薬剤師による説明は不要

花粉症の薬では「フェキソフェナジン塩酸塩」や「塩酸プソイドエフェドリン」など、鼻炎をはじめとするアレルギー性疾患治療剤が含まれているものがOTC医薬品です。これらのOTC医薬品の中でも、特に「医療用と同成分」や「最大量配合」などの記載があるものは、病院の処方箋と同様の効き目があると考えてよいでしょう。

また、処方薬が市販薬に転用されて間もない「要指導医薬品」が市販薬として販売されている場合もあります。要指導医薬品も、処方薬と同じ成分の薬効成分が使われていますが、副作用などのリスクもあるため、必ず対面で、薬剤師による書面での説明を受けなければ購入できません。

病院と市販薬、お金がかかるのはどっち?ジェネリックを選ぶ方法も

【画像出典元】「PhotoAC」

【画像出典元】「PhotoAC」

では、病院に行って処方薬をもらうのと、市販のOTC医薬品を購入するのでは、費用はどのくらい違うのでしょうか。

病院に行く場合必要になるのは

・初診料・診療費
・検査代
・薬局での薬代 

です。いずれも健康保険が適用されるので、1~3割の費用負担になります。花粉症の場合、一般的に薬は14~30日分処方されます。症状によっては、飲み薬に加えて目薬や点鼻薬も処方されます。血液検査などがあった場合は、1カ月分の薬代を含め7000円程度が必要になることが多いようです。

市販薬を購入する場合、花粉症に効果のある成分が処方薬と同量配合されているもので考えると、

・アレグラFX(1回1錠、1日2回) 28錠 2075円(希望小売価格・税込)
・アレジオン20(1回1錠、1日1回) 12錠 2178円(希望小売価格・税込)

です。

短期間で使用する場合は市販薬が安くなります。しかし、花粉症の治療には長期間かかることが多く、長く服用すれば、診療費などを考えても、処方薬と市販薬の費用負担の差はほとんどなくなります。また、処方薬でもジェネリック医薬品を選択すれば、病院でも費用負担はかなり軽減できます。

処方薬と市販薬の使い分けについて

【画像出典元】「PhotoAC」

【画像出典元】「PhotoAC」

処方薬も市販薬も、効果や費用負担が大きく変わらない場合もあります。では、どのように使い分けるとよいのでしょうか。

以前に病院で診断を受けている、含まれる成分が体に合っていることが分かっているなどの場合は、市販薬を活用してもいいでしょう。また、病院に行く時間がとれないけれど今すぐ薬が必要、という場合も、ドラッグストアの薬剤師に相談しながら、OTC医薬品を購入するのがおすすめです。

ただし、花粉症だと思っていても原因は花粉以外にもあったという場合もあります。マスクをしていても辛いほど症状がひどい場合や、市販薬を飲んでも効果が感じられない場合、まずは病院で検査や診察を受けるのがいいでしょう。症状や体質に合った薬を処方してもらい、適切な期間服用した方が費用の面でも負担が少なく、効果も感じられます。

最新の知見に基づく新たな治療が試せることもあるので、根本的な改善を考える場合にも、病院に行って相談してみるのがいいでしょう。

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辛い花粉症を早く治療するためには、市販薬の中でもOTC医薬品を活用することが効果的です。しかし、より効果の高い治療や根本的な改善を考えるのであれば、病院で症状にあった処方薬をもらった方がいい場合もあります。自分の症状などをしっかり見極めて、花粉症の処方薬と市販薬を選んでみてください。

記事提供:ウェブマガジン「mymo」

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