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2021.04.28

今すぐやめるべき「逆効果のリフレッシュ方法」|疲労回復のため休日はひたすら寝てませんか


リフレッシュするための工夫が、逆効果になっているかもしれません(写真:shimi/PIXTA)

リフレッシュするための工夫が、逆効果になっているかもしれません(写真:shimi/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャ®」の大野萌子です。

一生懸命に仕事に取り組んでいる人ほど、業務の効率化を図るためにも、積極的に気分転換を取り入れていらっしゃるのではないでしょうか。ベストコンディションで仕事ができるように、また、ストレスを軽減するために、作業環境や毎日の生活習慣で気持ちをリフレッシュするための工夫をしているという人は多いと思います。

しかし、その方法が、リフレッシュとならずに逆効果だったとしたら、せっかくの取り組みも報われません。そこで、行うことの多いと思われるマイナスの気分転換と、それらを効果的に変える方法をご紹介します。

適度に甘いものを摂取して

間違いその1:ブラックコーヒーでリフレッシュ

気持ちをリフレッシュするためにブラックコーヒーを飲んだり、コロナ禍で体重の増加も気になり、ダイエットのためにシュガーレスのガムや飴を口にするという人も多いと思います。しかし、モチベーションを上げたいときは、脳に栄養を送ることが必要です。

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ミルクとお砂糖たっぷりのカフェオレや、甘いチョコレートなどは、血糖値を上げると同時にリラックス効果もあるので、仕事中の集中力が高まります。エナジードリンクの効き目を実感するのは、カフェインと糖が多く含まれているからです。

しかし、市販の清涼飲料水は、驚くぐらい糖分が含まれていることがあるので、おすすめは角砂糖です。1個10キロカロリー前後と低カロリーですし、最近では脳の活性化に、より効果的なブドウ糖の固形もドラッグストアなどで求められます。適度に甘いものを摂取することが、リフレッシュと仕事の効率化につながります。

■間違いその2:できるかぎり、明るい環境

目が悪くなるから、もしくは疲れないように、明るさを確保しようと思い、作業環境をできるだけ明るくしていませんか。実は、明るすぎる環境は、緊張やイライラの原因になる可能性があります。真っ暗は、さすがにお勧めしませんが、ある程度の明るさがあれば、パソコンの明かりだけでも仕事は十分集中してできます。普段つけている手元のライトを消してみる、直射日光が入らないように窓際のシェードを閉じてみるなど、気持ちが安定する明るさ環境を整えてみてください。

また、パソコン画面の明るさを抑えることも有効です。ブルーライトメガネなどは、光量を抑える効果もあるので、目が疲れる方は試してみるのもよいでしょう。

睡眠時間はほどよく

■間違いその3:毎日決まった睡眠時間を確保

睡眠不足は仕事に影響するからと、眠くないのに無理して横になり、眠れないことにストレスを感じている人も多いと思います。在宅ワークなどでは思うように体を動かせなかったり、ストレス解消も思うままにならないと、毎日決まった時間に寝付くのは至難の業です。繊細な人は、「寝なきゃ、寝なきゃ」という不安が重なると、かえって心的な負担が増えて、うつ状態になってしまうこともあります。

また、体調がよくなかったり、悩みごとがあれば、眠れないことはよくあることです。そんなときに、暗い部屋で悶々としながら横になっていても、ネガティブなことしか考えません。かえって追いつめられることにもなりかねません。前もっての「寝だめ」はできませんが、「睡眠負債」は、後から眠ることで返せます。

眠れないときには、無理せず「眠くなったら寝る」くらいの、ラクな気持ちで過ごしましょう。明るくして起きていたほうがよいときもあります。そのほうが、心的な負担は少なく、リラックスできます。

■間違いその4:休みの日は、ひたすら寝て疲労回復

睡眠負債が多くある場合や、体調がよくないときはもちろん、身体を休ませることは必要です。ただ、そうではないのに、ひたすら家で寝ていると、ゆっくり休んだはずなのに、全然リフレッシュできている感じがしない、疲労は残ったまま、やる気も出ないということになりかねません。

それは、気持ちの安定に影響するセロトニンが欠乏状態になっている可能性があります。セロトニンが少ないとモチベーションが下がり、気持ちが不安定になりやすく、負のスパイラルに陥りがちです。セロトニンを生成するには、1日20〜30分のリズミカルな運動が大事だといわれています。部屋を掃除をするのもよいですし、このご時世、外出ははばかられるかもしれませんが、近所を散歩する、近場に買い物に行くなど、少し体を動かすことが必要です。

お休みの日もずっと動かずにいると不調の原因となってしまうので、体操やストレッチなど、なるべく身体を動かすことを心がけましょう。自然と気持ちもリフレッシュできて、モチベーションが変わってくるはずです。

今まで、よかれと思って行っていたことがあれば、少し視点を変えて取り入れてみてください。効果的な気分転換方法を実施して、まだまだ先の見えない状況下でも、少しでも快適な毎日を送る一助となれば幸いです。

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提供元:今すぐやめるべき「逆効果のリフレッシュ方法」|東洋経済オンライン

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