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2023.09.15

全部やれば年間4000円超の節約!冷蔵庫の電気代節電テク4選


【画像出典元】「Andrey Popov- stock.adobe.com」

【画像出典元】「Andrey Popov- stock.adobe.com」

目次

・夏に冷蔵庫の電気代がかかる理由
・温度設定の調節(年間1670円節約)
・設置方法の見直し(年間990円節約)
・食品を詰め込みすぎない(年間1180円節約)
・扉の開閉時間・回数を減らす(年間440円節約)
・合計で年間約4280円の節約に!

24時間365日稼働する「冷蔵庫」は、年間電力消費量トップといわれる家電です。特に室温が上昇する夏場は消費電力が増えやすく、節電を意識せずに使っていると電気代が膨れ上がることも。

そこで今回は、夏の冷蔵庫の電気代を抑えるためのテクニックや節電方法を紹介します。温度調整や収納方法など、ちょっとした工夫でも節電が見込めますので、ぜひチャレンジしてみてください。

夏に冷蔵庫の電気代がかかる理由

【画像出典元】「ELUTAS- stock.adobe.com

【画像出典元】「ELUTAS- stock.adobe.com

冷蔵庫は、冬よりも夏のほうが消費電力が増えやすい傾向となっています。たとえば冬の消費電力が20~35Wの機種では、夏の消費電力は80~90W程度まで上昇し、2~3倍の差が出るといれています。

夏場に冷蔵庫の消費電力が増える原因として、「室温」が関係しています。夏に部屋の室温が高くなるとドアを開けた際に温かい空気が庫内に流入していくため、庫内を冷やすためにより多くの電力が必要になるからです。室温が30℃から35℃に上昇すると、50%近く冷蔵庫の消費電力が増えるともいわれています。

また、夏場は水分補給をする頻度が増え、冷蔵庫の開け閉めをする回数が増えることも関係しています。

温度設定の調節(年間1670円節約)

【画像出典元】「vladdeep- stock.adobe.com」

【画像出典元】「vladdeep- stock.adobe.com」

夏場は暑いので冷蔵庫の温度設定を「強」にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、強にしておくと当然消費電力が増えてしまいます。

環境省の「家庭でできる節電アクション」によれば、設定温度はできるだけ夏は「中」、冬は「弱」に設定することが推奨されています。

「家庭でできる節電アクション」 ※外部サイトに遷移します

経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2021年版」によれば、周囲温度22°Cで、設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で電気61.72kWhの省エネ、約1670円の節約になると示されています。

「省エネ性能カタログ2021年版」 ※外部サイトに遷移します

設置方法の見直し(年間990円節約)

【画像出典元】「Emotional design- stock.adobe.com」

【画像出典元】「Emotional design- stock.adobe.com」

冷蔵庫を壁に近い場所に設置するなどして周囲にスペースがないと、放熱が上手く行えず冷却能力が低下するため、冷やすために余計な電力を消費してしまいます。

目安として冷蔵庫の周囲には5cm以上の隙間を空けて設置するのが効果的です(隙間の幅は機種によっても異なるため、取扱説明書記載の設置方法も併せてご確認ください)。

一般財団法人省エネルギーセンターの「家庭の省エネ大辞典」によれば、冷蔵庫を壁から適切な間隔で設置した場合、年間で電気45.08kWhの省エネ、約990円の節約になると示されています(冷蔵庫の上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合との比較)。

「家庭の省エネ大辞典」 ※外部サイトに遷移します

食品を詰め込みすぎない(年間1180円節約)

【画像出典元】「Odua Images- stock.adobe.com」

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冷蔵庫に食品をたくさん詰め込んでおくと、冷気の循環が悪くなり、余計な電力を消費してしまうことがあります。食べ残し品などを入れがちですが、なるべく詰め込みすぎないようにしましょう。缶詰や瓶詰などの常温保存ができる品は、冷蔵庫から出して保管することも有効です。

「省エネ性能カタログ2021年版」によれば、冷蔵庫の食品を詰め込んだ状態から半分にした場合、年間で電気43.84kWhの省エネ、約1180円の節約になると示されています。

「省エネ性能カタログ2021年版」 ※外部サイトに遷移します

冷凍庫(冷凍室)は詰め込んだほうがよい

一方、「冷凍庫(冷凍室)」は、隙間を作るよりもギュウギュウに詰め込んだ方が、冷凍された食品同士が保冷剤の役割を果たすため、節電に繋げやすいです。したがって冷凍保存ができる品は、冷蔵庫から冷凍庫に回してしまうのも一つの方法です。

扉の開閉時間・回数を減らす(年間440円節約)

【画像出典元】「IntelWond- stock.adobe.com」

【画像出典元】「IntelWond- stock.adobe.com」

冷蔵庫の扉を開閉すると庫外の温かい空気が入り込むため、冷やすために余計な電力を消費します。特に夏場は庫外の気温(室温)が高いため、わずかな時間で扉を開けただけでも、庫内が温まってしまうことがあります。

節電をするためには扉の開閉時間を縮め、開閉回数自体も減らすことがポイント。食品を出す際には、一度にまとめて手際よく出すなどを心掛けましょう。扉を開けて、必要な食品を探す時間を短縮するために、庫内の食品を減らして整理し、見通しをよくしておくことも大切です。

「省エネ性能カタログ2021年版」によれば、無駄な開閉を減らすことで、年間で電気10.40kWhの省エネ、約280円の節約になると示されています。また、扉を開けている時間を20秒から10秒に短縮することで、年間で電気6.10kWhの省エネ、約160円の節約になると示されています(2つ合わせて440円の節約)。

「省エネ性能カタログ2021年版」 ※外部サイトに遷移します

合計で年間約4280円の節約に!

ここまでに紹介した上記4つの節約法を実践するだけでも、年間で約4280円分、冷蔵庫の電気代の節約が目指せます。特に、電力消費の大きくなる夏場ほど節約効果が大きくなりますので、夏の暑い時期には徹底したいところです。

加えて「電気料金プランを見直す」「省エネ性能の高い最新モデルに買い替える」等の対策を行うことで、さらに電気代を節約することができます。

以上、夏の冷蔵庫の電気代節約テクニックを紹介しました。

電気代の値上げが続く中、これまでと同じ使い方をしていると昨年よりも電気代が高くなってしまう恐れがあります。少しでも負担を減らすためにも、エアコンだけでなく冷蔵庫の節電も心掛けていきましょう。

記事提供:ウェブマガジン「mymo」


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