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2022.08.16

世帯月収40万でも家は買えない!?住宅ローンの判断の決め手は


【画像出典元】「Sunny studio/Shutterstock.com」

【画像出典元】「Sunny studio/Shutterstock.com」

目次

・住宅購入に悩む30代女性Bさんの相談内容
・4000万の住宅ローンを組むなら、世帯年収から「返済負担率」の確認を
・住宅購入のポイント1:共働きを前提に考えて
・住宅購入のポイント2:実際の生活レベルは?
・30代の貯蓄率は年収の29%
・あなたの「FPに聞きたいお金のコト」教えてください

監修・ライター

fpフェアリンク株式会社 代表取締役 白浜 仁子 ファイナンシャル・プランナーCFP®

Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のこと」に、白浜がお答えします。
今回は住宅購入について悩む、時短勤務の子育てママからのご相談です。

共働き夫婦の住宅ローン、どういう考え方で選べばいい?気を付けるポイントは? ※外部サイトに遷移します

住宅購入に悩む30代女性Bさんの相談内容

住宅購入について悩んでいますが、わが家の家計ではどう考えても住宅の購入は身の丈に合わない気がしてなかなか決断できません。

〈Bさんの家族構成〉
夫40歳、Bさん35歳、長男4歳、長女1歳

土地から購入しなければならず、平均的な相場では総額で3700万~4000万円のようです。 私自身はしばらく短時間勤務で収入も少ないため、夫婦で手取りは40万ほど。ボーナスは各々年60万~80万円ですが、ボーナスがない年もありました。 これから教育費もかかるし、老後資金も考えると4000万円の住宅ローンを組むことはやはり無謀でしょうか?

住宅ローンを組むと、固定金利としても今の家賃より2万~4万円ほど負担が増えそうです。これまではあまり節約もせず、旅行やレジャーにかなり自由にお金を使っても年間80万~100万円は貯金できていました。切り詰めれば何とかなる気もしますが、これからが不安なためアドバイスいただければ幸いです。

4000万の住宅ローンを組むなら、世帯年収から「返済負担率」の確認を

【画像出典元】「iStock.com/Thailand Photographer.」

【画像出典元】「iStock.com/Thailand Photographer.」

マイホームを購入するかどうかは多くの30代が一度は考えることだと思います。住宅は一般に長期でのローン返済になるため、慎重になるのはよく分かります。仮に、住宅ローンを4000万円借りるとして考えてみましょう。

■4000万円の住宅を35年ローンで購入する場合(ボーナス払いなし・固定金利1.5%)

・毎月の返済額  約12.2万円

・年間返済額   約146万円

※ボーナス払いを併用しても年間の総返済額はほとんど変わりません。

ローンの返済に無理がないかを検討するひとつの方法として返済負担率があります。これは、年収に対する住宅ローンの負担割合のことで、Bさんの場合は

・世帯年収(手取り) 約620万円

・返済負担率 23.7%(146万円÷620万円×100)

となります。

一般に余裕のある返済を検討するなら25%以下を目指したいため、そういった意味ではクリアしているといえます。時短勤務が解消されて収入が増えれば、さらに返済負担率は下がります。

住宅購入のポイント1:共働きを前提に考えて

ただし、注意したいことが2つあります。ひとつは、共働きを続けることが前提であることです。自分が元気に働ける状況でも、もし子供や両親の事情で仕事をセーブまたは辞めることになれば収入が減り、返済負担率は上がってしまいます。ボーナスが出ない場合も同じです。夫婦の収入割合が分かりかねますが、もし夫の収入のみとなったときに、家計の負担はどうなるかということも考えておきたいですね。

住宅購入のポイント2:実際の生活レベルは?

目安として住宅ローンの返済負担率を紹介しましたが、実際のBさん家族の生活水準も照らし合わせる必要があります。今は年間最大100万円を貯金しているとのこと。もしこれから住宅ローンを組み、その支払いが月4万円増えるとしたら、それまでできていた年間48万円の貯蓄ができなくなるということです。

そうなると約15年後の長男が大学生、長女が高校生という時期に、手元にある貯金は780万円(52万円×15年)となります。夫婦の昇給があるかもしれませんが、一方でお子さんが大きくなるにつれ生活費や教育費も増えるでしょう。車の買い換えや想定外の出費もあるかもしれません。比較的使えるお金に余裕がある今のうちに、貯蓄のペースを上げる習慣を付けておくとよさそうです。

30代の貯蓄率は年収の29%

【画像出典元】「iStock.com/andresr」

【画像出典元】「iStock.com/andresr」

総務省の家計調査(2020年・家計収支編・2人以上世帯)によると、30代の貯蓄率は手取り年収(可処分所得)の約29%。Bさん家族の手取り年収が約620万円だとすると年間の貯蓄額は180万円ということになります。それぞれ家庭の事情が異なるので統計値だけで一概にいえませんが、見直しの余地はありそうです。

まずは、年間貯蓄額50万円アップを目指すなど目標を立て、徐々にステップアップしていくのもいいでしょう。そのために大切なのは現状把握。もし家計簿を付けてないようでしたら2~3カ月でもいいので収支を細かくチェックしましょう。数字は正直です。使い方のクセが分かり、改善ポイントが見えてきます。

改善方法が分かれば、貯蓄体質に変化させることができるため、マイホーム購入へも安心して進めるようになると思います。頑張ってください。

総務省の家計調査(2020年・家計収支編・2人以上世帯) ※外部サイトに遷移します

意外と知らない転職が住宅ローンに与える影響、借入や返済中の注意点 ※外部サイトに遷移します

20代専業主婦家計簿/夫の手取り23万で10年後に4000万円の家を買うのは無理? ※外部サイトに遷移します

監修・ライター:fpフェアリンク株式会社 代表取締役 白浜 仁子

資格
ファイナンシャル・プランナーCFP®

経歴
2018年10月~ fpフェアリンク株式会社 代表取締役
2017年11月~ 西日本新聞社マネー情報紙「Oh! Yen!オーエン」 専属ファイナンシャルプランナー
2016年4月 FPオフィス フェアリンク開設
2014年4月~2018年3月 日本FP協会福岡支部 副支部長
2010年4月~2014年3月 日本FP協会福岡支部 幹事
2008年7月 内山FP総合事務所株式会社 専務取締役
1990年4月 地元の銀行に入行

専門分野
資産運用、住宅ローン、生命保険、相続、家計管理などライフプラン全般について多方面からサポートできるのが強み。
主婦として、母として、起業家としての経験を生かし専門知識とともにアドバイスを行う。
相談業務以外には、講演、企業研修、執筆などにも従事する。

記事提供:ウェブマガジン「mymo」

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