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2022.04.05

「少し貯まったお金」をぐんと増やす!簡単4秘訣|「貯まる人」は実践しています!その中身は?


お金でお金を増やす、その極意とは(写真:asaya/PIXTA)

お金でお金を増やす、その極意とは(写真:asaya/PIXTA)

東京国税局で国税職員として勤めた後、NSC(吉本総合芸能学院)に入学し、芸人の道へ。Twitterで税やお金に関する情報を投稿したことが話題になり、執筆や講演、メディアへの出演など各方面で活躍する、さんきゅう倉田氏。
コミュニケーション力、トーク力を活かした「お金」や「税」の話が「わかりやすい」と評判で、税理士会、法人会、医師会、各種学校、中小企業などで5000人以上に講演をするなど、人気を呼んでいる。
自他共に認める「6000人の吉本芸人の中で一番お金に詳しい芸人」の、さんきゅう倉田氏が、この度、『お金持ち 貧困芸人 両方見たから正解がわかる! 世界一やさしいお金の貯め方増やし方 たった22の黄金ルール』を上梓した。「節約」「節税」「貯金」「保険」など、お金の基本的なことを初心者にもわかりやすく解説しつつ、お金持ち、お金がない貧困芸人両方の「実際に目撃したエピソード」が満載の1冊で、発売たちまち4刷を突破するなど話題を呼んでいる。
さんきゅう倉田氏が、「ちょっと貯まったお金を『増やす』4つのポイント」について解説する。

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お金が貯まったら「増やすこと」を考えよう

お金を貯めて、増やしていくためには、大きく分けて、3つのステップがあると思います。

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ひとつめは「出ていくお金をコントロールすること」。無駄な手数料やサービスなども含め、「無駄な出費」を徹底して見直し、自分にとって価値のあるお金の使い方を心がけることです。

お金を貯めるにはたくさん稼ぐことも重要ですが、上手にお金を使えば、出ていくお金を減らして貯蓄を増やすことは十分可能です。具体的には「節約」や「家計簿での予算管理」「時間の使い方の見直し」などが大切です。

2つめは「お金が貯められるシステムをつくること」。これについては、最も効果絶大とぼくが考える「先取り貯蓄」を、『今日からできる「お金が勝手に貯まる」3ステップ』で紹介したとおりです。

3つめは「貯めたお金を増やすこと」です。お金持ちは「お金を使ってお金を増やすこと」を実践しています。ここでは初心者でも簡単にできる、なるべくリスクが少ない方法を中心に、「お金を増やす4つのポイント」を解説していきます。

『今日からできる「お金が勝手に貯まる」3ステップ』 ※外部サイトに遷移します

「お金を増やす」ためのひとつめのポイントは、ある程度、お金が貯まったら、そのお金を「別の場所」に移すことです。そうすることで、「お金が使いにくく」なるからです。

【ポイント(1)】ちょっと貯まったら「別の場所」に移す

「貯まったお金を増やす」前提として、「実際のところ、毎月お金をいくら貯めたらいいの?」という疑問も出てきそうですね。

独身の理想の貯金額は「給与の20%」といわれています。「20万円なら4万円」「25万円なら5万円」「30万円なら6万円」です。それを毎月、貯蓄用の口座に貯めていけば、確実に貯蓄額が増えていきます。

たとえば、月々5万円を貯めつづければ、「1年で60万円」「3年で180万円」「5年で300万円」になります。

「そんなの無理」と妥協して、貯蓄用の口座に入れる額を毎月3000円に設定すると、10年たっても36万円しか貯まりません。

かといって「手取り18万円で月15万円貯金」というような非現実的な設定では、生活が破綻してしまいます。

ある程度の目標を決めて、無理のない範囲で設定することが大切です。
ぼくの場合は、国税局に勤めた新卒時代、毎月の給与のおよそ半分に当たる10万円を先取り貯蓄していました。そして、100万円貯まったら、それを別の場所に移すことにしていました。

「先取り貯蓄」では、貯蓄用の口座は絶対に使ってはいけないルールです。でも、人間というのは弱い生き物です。

「悪魔のささやき」に負けて、貯蓄用の口座に手をつける日がくるかもしれません。それを防ぐために、あらかじめ手を打っておくのです。

目的は「金利」よりも「使いにくさ」

【ポイント(2)】「出し入れ自由でない資産」に変える

では、どんな場所に移したらいいでしょうか。ここで、お金を移す理由は「お金を使いにくくするため」です。そのためには、引き出しにくく元本割れのない定期預金や個人向け国債が手軽です。運用としての魅力は大きくありませんが、「手をつけない」という制限をかけるためには向いています。

「利息なんてスズメの涙。あってもなくても関係ない」と思われるかもしれません。たしかに、定期預金や国債の利息なんてたかがしれていますが、少ないよりは多いほうがいい。金利は低くても、預金が増えれば、利息に対する見方も変わります。

「お金を増やす」ための3つめのポイントは、「貯まったお金をもとにお金を生み出す」ことです。

【ポイント(3)】ノーリスクで「お金にお金を生ませる」

ある程度お金が貯まったら、今度は「そのお金を少しでも増やす」という考え方を持つことをおすすめします。「お金がお金を生む」ということを、まずはリスクの少ないやり方で学んでいきましょう。

ぼくの場合は、貯蓄用の口座に100万円貯まったら、それを証券口座に移していました。といっても、株を買うためではありません。

証券口座にお金を預けると、自動的に「MRF(マネー・リザーブ・ファンド)」という金融商品を購入することになり、それを買うのが目的でした。

「MRF」というのは、元本割れのリスクがほぼゼロの安全な金融商品で、当時は普通預金よりも利息が高く設定されていました。ただ、最近では金利が非常に低くなり、金融商品としての魅力は、ほぼなくなっています。

いまおすすめしたいのは、「証券口座と連携している銀行の預金口座」にお金を移すことです。

「有利な金利」に見直すことがおすすめ

現在、メガバンクの普通預金口座の金利は、0.001%です。一方、証券口座と連携している住信SBIネット銀行(SBI証券と連携)の「SBIハイブリッド預金」なら、金利は0.01%でメガバンクの10倍、楽天銀行(楽天証券と連携)の「マネーブリッジ」なら0.1%で100倍です。

しかも、普通預金と同様、元本割れのリスクもなく、ペイオフ(預金保険による保護)の対象です。

証券口座は株を買わなくても、つくることができます。その気になったら、株や投資信託をすぐに買うことができるので、口座は持っておいてもいいのではと思います。

さらに、「貯まったお金を大きく増やしたい」と考えるなら、「国の税制優遇制度」を利用して投資してみる、それが4つめのポイントです。

【ポイント(4)】「国の税制優遇制度」を利用して、投資してみる

ちょっと余裕がある人なら、長期投資などでお金を増やすことを考えてもいいでしょう。おすすめは、次の2つです。

・NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)

・iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)

どちらも国の税制優遇制度で、ものすごく有利に投資や貯蓄ができる方法です。

「NISA」をひとことで説明すると、「株を売るなどで利益が出ても、税金がかからないシステム」です。株式や投資信託が対象なので、リスクがゼロではありませんが、「投資でお金を大きく増やしたい」という人は、最初に利用すべき制度だとぼくは思います。

「iDeCo」は、国民年金、厚生年金などに加えて、自己資金を運用することで年金を増やしていく制度です。「掛金が所得控除になる」、「運用益に税金がかからない」などのメリットがあります。

このご時世、老後を年金だけに頼るのは恐ろしいことだとぼくは思います。できるだけ長期的に考えて、自分でお金を増やしていくことをおすすめします。まだ利用していないみなさんは、ぜひ検討してみてください。

お金持ちほど「お金の知識」に敏感です

お金が貯まる人は「税制優遇制度」に敏感です。こぞってこれらの制度を利用して、お金が貯まらない人より有利に貯蓄を増やしているというのが、たくさんのお金持ちを見てきてぼくが感じたことです。

「お金を増やす」ためには、「お金に関する決まりごとや数字に強くなる」のが大切です。ぼくも、国税局を辞めてからも、絶えず税金やお金について調べ、さまざまな人から話を聞き、インプットとアウトプットを繰り返してきました。

お金についてしっかり計画し、少しでも有利な方法があれば利用するのが、「お金が貯まる人」になる近道です。ぜひ実践してみてくださいね。

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【あわせて読みたい】※外部サイトに遷移します

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提供元:「少し貯まったお金」をぐんと増やす!簡単4秘訣|東洋経済オンライン

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