2022.02.25
Wi-Fi 費用、もう少し安くできないの?後悔しない選び方とは
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目次
・理想のインターネット環境、固定回線とモバイル回線どっち?
・マンションのネット環境を把握しよう(固定回線の場合)
・毎月のデータ通信量を確認しよう(モバイル回線の場合)
・固定回線のおすすめ:NURO光
・モバイル回線のおすすめ:楽天モバイル
・固定回線はスマホとのセット割引がお得
・2022年からは5G対応のWi-Fiも狙い目
新生活に向け、引っ越し先でWi-Fiの導入を考えている人も多いと思います。
とはいえWi-Fiにはさまざまなサービスやプランがあり、選ぶのは難しいもの。環境や使い方によっても最適なプランは変わってきます。
今回は利用シーンなどを踏まえながら、安く、後悔なくWi-Fiを導入するためのノウハウをご紹介します。
理想のインターネット環境、固定回線とモバイル回線どっち?
自宅で使えるWi-Fiは、大きく分けると、「固定回線(光回線)」・「モバイル回線(モバイル Wi-Fi )」の 2 タイプに分けられます。
固定回線(光回線)
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固定回線(光回線)は、自宅に光回線を引くタイプの Wi-Fiです。そのまま有線LANでも使えますが、光回線用のモデムにWi-Fiルーターを組み合わせることで、自宅をWi-Fi環境化でき、無線でも高速な光回線を利用できるようになります。
固定回線のメリット
・速度が速め
・回線が安定している
・データ通信の制限がない(無制限で定額)
固定回線のデメリット
・回線工事が必要になる
・その家でしか使えない(持ち運びができない)
・マンションの場合は光回線の設備等が必要
こんな人におすすめ
・ネットを多用するため、月々のデータ通信量が多い
・高画質動画などをよく見るため、回線の速度、速さを重視する
・オンラインゲームなどをするため、回線の安定性を重視する
モバイル回線(モバイルWi-Fi)
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モバイル回線(モバイル Wi-Fi )は、持ち運べるタイプの Wi-Fiです。モバイルWi-Fiルーターの周囲をWi-Fi環境化でき、好きな場所でインターネットが楽しめます。イメージとしては、スマホから通信機能(契約)のみを抜き出した機械となります。
モバイル回線のメリット
・持ち運べる(自宅に置き、固定回線のように利用することも可能)
・回線工事が不要
モバイル回線のデメリット
・速度が遅め(ただし、中には固定回線と同等の速度で利用できるサービスもあり)
・使う場所等によっては、回線が不安定になる
・大量にデータ通信を行うと速度制限される場合がある
こんな人がおすすめ
・屋外でも自分のWi-Fiを使いたい
・SNSや検索閲覧などの使用がメインで、あまり速度や通信量は気にならない
・回線工事をしたくない、もしくはマンション側の規約等で工事ができない
マンションのネット環境を把握しよう(固定回線の場合)
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マンションやアパートの場合、建物に光回線の設備がある場合があります。したがって、新たに光回線を契約する場合は、管理会社や大家さんに以下の点を確認しておくことが大切です。
・その建物にはインターネット環境、設備があるか
・それは光回線か(ADSL回線等の場合、光回線は利用できません)
・光ファイバーは共有スペースまでの配備か、あるいはその先の個々の部屋まで配備されているか(共有スペースまでしか配備されていない場合、個々の部屋まで光ファイバーを敷く工事が必要になることがあります)
光ファイバーを新たに敷く場合、部屋の壁に穴を明ける工事が発生することがあります。勝手に行うとトラブルに発展することもありますので、光回線のプロバイダと契約する前に、一度管理会社や大家さんに工事を行って問題ないか確認しておく必要があります。
なおモバイルWi-Fiであればそのような工事は一切不要で、どのようなマンションでも利用できます。もしマンション側の事情で光回線の利用ができない場合は、モバイルWi-Fiで乗り切るのも一つの手でしょう。
毎月のデータ通信量を確認しよう(モバイル回線の場合)
モバイル回線の場合、回線混雑回避のため、一定量以上のデータ通信を行うと速度が制限されることがあります。
たとえば大手UQWiMAXの「ギガ放題(WiMAX 2+)」では、直近3日間のデータ通信量が10GB以上になると通信速度が1Mbpsに制限されます。(他社では128Kbpsまで速度制限するサービスもあります)。
1Mbpsに制限されても、ネット検索やSNSの利用であれば、とくに不便に感じることはありませんが、データ通信量の大きい高画質動画などを快適に再生するのは難しくなります。
10GBってどれくらいで使うもの?
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UQWiMAXの調べによれば、YouTube動画を、超高画質(4K など)で7時間再生、高画質(HD)で13時間再生した場合に、10GB相当のデータ通信量になると集計されています。
つまりそう簡単に3日で10GBを超えるものではありませんが、たとえば家族全員でネットを多用していたりすると超えることは考えられます。普段からデータ通信量が多い家庭であれば、モバイル回線だと不便に感じるかもしれません。
固定回線のおすすめ:NURO光
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固定回線でおすすめなのは「NURO光」です。
NURO光は、SONYネットワークコミュニケーションズが運営する光回線サービスであり、上り下りとも高速な回線速度をウリにしています。実際にみんなのネット回線速度でも良好な結果が集計されており、通信速度ランキング上位のプロバイダとして定着しています。
「NURO 光 for マンション」では、月額料金2090円~2750円(税込)となり、価格としても安いです(マンションタイプの一般的な平均額は4000円前後)。
ただしNURO設備導入済みのマンションのみが対象であり、導入していないマンションでは、一戸建て向けの「NURO 光(G2T)」での契約となり、月額料金は1年目980円(税込)、 2 年目以降は 5200 円(税込)となります (※ 2022 年1月25日現在のお申し込み特典適用の場合)。
引っ越し先がNURO設備導入済みのマンションであれば、最優先の選択肢となるでしょう。そうでなくても回線速度を重視する方にはおすすめです。
みんなのネット回線速度 ※外部サイトに遷移します
NURO 光 for マンション ※外部サイトに遷移します
モバイル回線のおすすめ:楽天モバイル
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モバイル回線では、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」がおすすめです。
契約するとSIMカードが発行され、スマホのSIMとしても使えます。モバイルWi-Fiルーター「Rakuten WiFi Pocket 2B」を別途購入し、SIMを差し込むことで、モバイルWi-Fiとしても利用できるようになります。
Rakuten UN-LIMIT VIは、1GBまではなんと月額0円で利用でき、3GBまでは月額1078円(税込)、20GBまでは月額2178円(税込)、20GB以上はいくら使っても無制限となり月額3278円(税込)で利用できます。
1GB以下でほとんどネットを使わない月であれば実質0円で運用でき、使い過ぎても月額3278円以上の費用が発生することはないのでコスパは良いです。
楽天モバイルの速度制限について
前述したようにモバイル回線の場合は、欠点として速度制限があります。
楽天モバイルの場合、楽天回線エリア内であればどれだけデータ通信をしても速度制限はかかりませんが、パートナー回線エリア内では、毎月付与されるパートナー回線エリアの高速データ容量(国内5GB、海外2GB)を全て消費すると、データ高速モードがONでも、国内1Mbps(海外128kbps)で速度が制限されます。
Rakuten UN-LIMIT VI ※外部サイトに遷移します
固定回線はスマホとのセット割引がお得
固定回線の場合、同じ系列の会社のスマホを所持していると、毎月のスマホ料金が割引になる特典が用意されています。
ドコモ光・・・ドコモスマホの月額料金が550円~1100円(税込)割引
auひかり・・・auスマホの月額料金が550円~1100円(税込)割引
ソフトバンク光・・・ソフトバンクスマホの月額料金が550円~1100円(税込)割引
各社とも割引の設定額は同じ水準となっています。また回線契約者の家族にもスマホ割引が適用されるため、家族も同じ会社のスマホを使っていればよりお得になります。
ドコモ光 ※外部サイトに遷移します
auひかり ※外部サイトに遷移します
ソフトバンク光 ※外部サイトに遷移します
2022年からは5G対応のWi-Fiも狙い目
従来の4Gより、さらに高速、安定な通信を実現する、第5世代移動通信システム「5G」を使ったWi-Fi サービスも登場してきています。
たとえばドコモの「home 5G」では、最大受信速度4.2Gbps(Wi-Fi通信時は受信最大1201Mbp)となり、従来の回線とは比べ物にならない速さを実現しています。しかも5Gは無線のため、固定回線のような工事は不要であり、端末が届けばそのままコンセントに差し置くだけで使えます。
月額料金も4950円(税込)でありリーズナブルです(ただし専用端末「HR01」の購入費用が別途かかります、分割も可能)。
注意点となるのは、5Gの提供エリアがまだ限られていることです。5Gが利用できないエリアでは、従来の4Gでの通信となり、4Gは光回線と比べると速度が劣ることもあります。
home 5G ※外部サイトに遷移します
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以上、Wi-Fiサービスについてご紹介しました。単純に安さを重視するなら「楽天モバイル」のような格安モバイルWi-Fiが魅力的ですが、固定回線、モバイル回線双方にメリット・デメリットはありますので、どれがベストなのかはその人によって変わってきます。ご自身の利用環境、回線に求めるものなどを整理した上で検討することが大切です。
記事提供:ウェブマガジン「mymo」
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提供元:Wi-Fi 費用、もう少し安くできないの?後悔しない選び方とは|mymo