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2022.02.02

たっぷり貯金したい人は、この仕掛けを押さえよ|お金持ちは「お金が自動で貯まる」ようにしている


お金の基本を押さえておきましょう(写真:ryanking999/PIXTA)

お金の基本を押さえておきましょう(写真:ryanking999/PIXTA)

早速ですが、皆さんはお金持ちに対してどんなイメージを持っていますか?

「高級車に乗っている」「使用人を雇っている」「不動産を持っている」「ビジネスを持っている」「投資が好き」「寄附が好き」「ビジネスクラスに乗っている」・・・。

おそらくすべて正解です。

ただ、いったいどのくらいの純資産額(資産から負債を差し引いた額)があるとお金持ちといえるのか、今まであまり考えたことがない方が大半なのではないでしょうか。

お金持ちに共通するルール

野村総合研究所によると、純資産額(資産から負債を差し引いた額)が5億円以上を「超富裕層」、1億円以上5億円未満を「富裕層」、5,000万円以上1億円未満を「準富裕層」、3,000万円以上5,000万円未満を「アッパーマス層」、3,000万円未満を「マス層」と定義しています。

同研究所によれば、2019年時点で、超富裕層は8.7万世帯(全体の0.1%)、富裕層は124万世帯(全体の2.4%)、準富裕層は341.8万世帯(全体の6.3%)、アッパーマス層は712.1万世帯(全体の13.2%)、マス層は4,215、7万世帯(全体の78%)となっています。

ですから、純資産額が3,000万円以上あるとお金持ちの入り口に立ったといえそうです。

また、上記をみていただいてもおわかりかと思いますが、お金持ちといっても純資産額に幅があることがわかります。

しかし、いちばん大切なことは、「時間にもお金にもゆとりがあり、やりたいことがやれる」くらいのお金があることではないでしょうか。何かしたいことがある時に、お金が原因で選択肢を減らされない、それが筆者のお金持ちの定義です。

筆者の元に相談に来られるお金持ちのお客様の中には、資産や収入の状況から「THEお金持ち」という方もいますし、派手な暮らしをしていたり、質素な暮らしをしていたりします。

しかし、どの方にも共通したルールがあります。拙著『1日1分読むだけで身につくお金大全100』でも詳しく解説していますが、それはお金の基本を押さえて、お金が自動的に貯まる仕組みをつくり、それぞれのお金の使い方の価値基準に合わせてお金を使う、ということです。

今回はこのルールの中の「お金が貯まる仕組み」にフォーカスをあてたいと思います。なぜなら、お金を使うにも投資するにもまずはお金を貯めておく必要があるからです。そして、お金を貯めるというのは仕組み化しておかないとなかなかできません。急な飲み会の誘いや、美容の新商品などそういったものにお金を使うことで、すぐに出て行ってしまうからです。

『1日1分読むだけで身につくお金大全100』 クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

「先取り」「自動」「強制」――。

お金の貯まる人はこの3つのキーワードを踏まえ貯蓄を仕組み化しています。

まず、大切なのが先取り貯蓄。これは給与などの収入があったら、先に貯蓄分を取り分け、残ったお金で生活する方法です。計算式で書くと「収入―貯蓄=支出」です。ですから先取り貯蓄をしておくと、残ったお金を全部使ってしまったとしても、貯蓄分は確保できるので、貯蓄ができないということはありません。

意識しなくても自然とお金が貯まっていくように

お金が貯まらない人は、収入があったら先に使ってしまい、余ったら貯蓄しようとしています。しかし「収入―支出=貯蓄」ではさきほどもお話ししたように急な支出があったりして、使うお金が増えてしまうと貯蓄ができません。金融機関のサービスや会社の制度の中にはこの先取り貯蓄が手間なく、自動的に強制的にできるものがあります。

これらを利用すれば、普段から貯蓄のことを意識していなくても自然とお金が貯まっていくようになります。

(出所)『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、以下同

(出所)『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、以下同

身近な例でいうと、銀行口座で「先取り」「自動」「強制」貯蓄ができるように工夫できます。銀行口座には自動振替機能があります。その機能を利用するのです。

そこで、銀行口座は2つ持ちましょう。「生活費口座」と「貯蓄口座」です。

生活費口座で毎月の給料や報酬を受け取り、自動振替をし、給料の中から一部のお金を貯蓄口座に自動的かつ強制的に振り込むのです。

生活費口座は、各種費用の引き落とし口座に設定しましょう。家賃・住宅ローン・水道代・光熱費・通信費・クレジットカード代・保険料など、自動で口座引き落としにできるものはすべて生活費口座にまとめることで、支出もわかりやすくなります。なお、公共料金や保険料などはクレジットカードにまとめるのも1つです。ポイント還元を効率よく受けられます。
また、貯蓄口座からはお金を引き出さず、「5年以内に使い道が決まっているお金」「10年以上使わない将来のためのお金」を貯めていきます。お金の動きがわかりやすくなり、支出も把握しやすくなります。

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「仕組みはわかるけれど、それではどのくらい貯めればいいのか?」

月々の貯蓄額が気になる方も多いと思います。賃貸住まいで家賃を支払っている方や住宅を購入してローンを支払っている方の場合は手取りの2割が理想です。もし実家暮らしで、住居費がかかっていないのであれば、5割は貯めておきたいところです。

そうして、出来るだけはやく100万円を貯めることを目指し、それができたら生活費の6カ月分を貯めることを目指すといいでしょう。

その理由は不足の事態に備えるため。

急なけがや病気、リストラや会社の倒産があっても少なくとも半年分の生活費があれば、非常事態があった時にも落ち着いて対応ができます。お金持ちへの第1歩も貯蓄から始まるのですが、自分の身を守る第1歩も貯蓄から始まるのです。

まずは100万円

先ほど紹介しましたが、まず100万円の貯蓄を目指す理由をお伝えします。

100万円という金額は人生の中で用意しなければならない金額からしたら大きくない金額かもしれません。しかし、同時になかなか貯められそうで貯められない金額でもあるのです。

千里の道も1歩から。

「先取り」「自動」「強制」貯蓄などを行い「100万円を貯める」ことができたら、そこに成功体験が生まれ、お金を貯めることが楽しくなっていくでしょう。

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『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社) クリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします

そうなれば、500万円でも1,000万円でもお金を貯める原動力になっていくはずです。

そして、この時お金を貯める目的と期限を決めることがポイントです。

「3年後の海外旅行のために100万円貯めたい」と決めれば、下図のように、毎月2.8万円貯める必要があるとわかります。

このようにお金を貯めるためには感覚や気持ちではだめで、細かく行動に落とし込んでいくことが必要になるのです。

冒頭でも述べましたが、「やりたいことがやれる」実りある未来をつくるためにもお金を貯めて、人生の選択肢を増やしましょう。目的・目標があれば、楽しくお金と向き合えるはずです。

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提供元:たっぷり貯金したい人は、この仕掛けを押さえよ|東洋経済オンライン

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