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2021.01.06

実は「運命の人とは既に出会っている」の可能性|プロに聞く「35歳以上の婚活」を成功させるコツ


35歳以上のための婚活のコツとは?(写真:USSIE/PIXTA)

35歳以上のための婚活のコツとは?(写真:USSIE/PIXTA)

ペアーズ、タップル、Omiai、with、ゼクシィ縁結び……。一度は聞いたことがあるマッチングアプリだと思う。多くの場合、登録は無料。メッセージをやり取りするときに男性は3000円程度の月額料金がかかり、女性は無料だという仕組みが多い。

かつての「出会い系サイト」というダークな印象は薄くなり、その手軽さと出会いの多さにひかれてマッチングアプリや婚活サイトを利用する人は急増している。本連載の取材先である35歳以上で結婚した人たち(晩婚さん)にも、インターネットのみの婚活サービスで出会って結婚したと明かしてくれる人は少なくない。

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ネットには危険もある。典型例は、プロフィールを偽って登録している既婚者や遊び目的の人も混じっていることだ(「婚活で「既婚者というババ」を引いた彼女の決断」)。

婚活サービス業者の老舗とも言える結婚相談所の経営者たちは「真剣に結婚を考えている人はアプリにはいない」と対抗意識をあらわに指摘することも多い。一方で、婚活している独身女性からは「結婚相談所に登録している男性は見た目もパッとしないし会話が弾まないことが多くて、交際を深めようと思えなかった」という声も聞く。

どうすればいいのだろうか。指南役として適任者がいる。『あなたの「そこ」がもったいない。』などの著書がある恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんだ。2011年に独立開業して以来、20代から50代までの約1000人の相談にのってきた。そのうち「地方在住者が半分ぐらい」というのは同じく地方在住の筆者にはうれしい。ちなみに菊乃さんは山形県出身で静岡大学卒業という経歴だ。

婚活サイトや大手結婚相談所でコラム執筆やセミナー講師もしている菊乃さん。双方のことを深く知りつつも完全無所属の独立系だ。客観的かつ具体的なアドバイスを聞けるだろう。

「婚活で「既婚者というババ」を引いた彼女の決断」 ※外部サイトに遷移します

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相談者は、お付き合い経験のない人が4割

──菊乃さんのところに相談に来る人の傾向を教えてください。

女性が9割で、そのうち約4割はお付き合い経験がない方です。婚活をしたことがない人が多いですね。「いつまでに結婚したい」というのであれば結婚相談所に行くはずで、結婚したいというよりも結婚していないことに焦りや不安があり、頭の整理をしたい人たちなのだと思います。

結婚は、進学と就職に続いて、自分を成長させることもできる機会であり未来の選択だと私は考えています。でも、そのための活動をすることには勇気が要る。ブライダル総研の「婚活実態調査2020」では、「恋愛・結婚意向のある独身者の4人に1人が婚活サービス利用経験があり、増加傾向」という結果を出しています。

逆に言えば、7割以上の人はアプリも相談所も婚活パーティーも利用していません。(婚活サービスではない)合コンすら敬遠するけれど、独身の異性が来る「食事会」には呼んでほしい、と思っている人たちです。いわゆる「婚活」はしたくないのでしょう。

──「恋愛・結婚意向のない独身者」を含めたら、婚活サービス利用経験者はもっと少なくなるのですね。意外な数字です。マッチングアプリか結婚相談所かの二者択一を探ろうとする今回のインタビューのテーマ自体が間違っている気がしてきました(笑)。

今回お話を伺った恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さん

今回お話を伺った恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さん

いえ。どの年代でも出会いの主流がアプリになりつつあるのは間違いありません。先ほどのブライダル総研の調査でも、アプリをはじめとする「ネット系婚活サービス」を使って結婚した人の割合がこの5年間で急激に伸びているのがわかります。

結婚相談所に比べると、アプリには本気で結婚したい人の割合は少ないのは事実です。誰とも会えないままやめてしまったり、アカウントを放置している人も少なくありません。ただし、アプリは登録者数が圧倒的に多いため、結果として結婚に至る人の数も増えているのだと思います。

最大手のペアーズは「1年以内に結婚したい人」のためにオンライン結婚相談所(ペアーズエンゲージ)を作りました。毎日1人を紹介してくれるのが売りですが、メインのサービスと違って自分で異性のプロフィールを検索できないのが難点です。検索疲れしている人にはいいかもしれませんが……。

──著書『あなたの「そこ」がもったいない。』では、地方在住の人にネット系婚活サービスを勧めていますね。

それも母数の問題です。東名阪以外では、婚活をしている人自体が少なくて、結婚相談所だと大手の連盟(複数の結婚相談所が参加して会員情報を共有するシステム)でも週に1人ぐらいしか新規の登録者がいない、なんていう地方都市の話も聞きます。某県の会員は数百人しかいないそうです。

アプリは登録者の数はけた違いなので、地域から動けない地方在住者には強力なツールだと思います。自分のプロフィールを魅力的に工夫できて、知らない人とメッセージをやり取りしてデートにまでこぎつけられる人にはお勧めです。

晩婚さん世代におすすめのアプリは?

──アプリにはプロフィールを盛るどころか偽って登録している人も少なくない、と聞きました。

それは本当です。メッセージのやり取りをする際は身分証明書の提示が必要なアプリもあります。でも、身分証明書ではわからない年収や職業、既婚未婚はうそをつけてしまいます。

──利用するにはリテラシーが必要なのですね。お勧めのアプリはありますか?

アプリの中身を見てみると、プロフィールをしっかり書いている人といい加減な人の差が極端だったりもします。アプリに慣れるためにはやはり最大手のペアーズが便利ですが、晩婚さん世代に限って言えばOmiaiとゼクシィ縁結びがお勧めです。Omiaiはペアーズより年齢層が高めで、ゼクシィ縁結びはメッセージ交換は女性も有料。そのためかOmiaiとゼクシィ縁結びはプロフィールが男女ともにしっかり書いてあり、真剣な人が比較的多いように感じています。

──アプリに押されがちな結婚相談所はいかがでしょうか。

東洋経済オンラインで情報収集をするような真面目な男性にはお勧めです。アプリは「顔立ちのよさ、写真の出来栄え、メッセージのやり取りのノリのよさ」の3つで勝負が決まってしまう傾向があります。結婚相談所の場合は、プロフィールは仲人さんに上手に作ってもらえるところが多いですし、お見合いするまでにメッセージ交換は不要です。

結婚相談所はエリアによりますが全体的に女性会員のほうが多いので、大卒・年収500万円以上・30代の男性がけっこうモテたりします。該当する読者の方も少なくないのではないでしょうか。

コスパの面で結婚相談所を敬遠する男性もいます。でも、「今から恋愛して別れたりしていたら時間とお金の無駄」と考える人には、出会いは簡単でも結婚までには自力でたどり着かなければならないアプリは結果的にコスト高になりかねません。

結婚相談所の場合、初回デートは日中にお茶をするだけ、飲食代はこのように支払う、仮交際するか否かは仲人を通して連絡する、などの点はルールがあり、明瞭です。失敗するのが嫌な人が効率的に婚活するにはいいツールだと思います。

婚活サービスで「いい男・いい女」とは出会えない

──恋愛とはしばらく縁遠いけれど真面目に働いている男性読者には朗報ですね。

そうですね。ところで、マッチングアプリと結婚相談所に共通して言えることですが、婚活サービスで「いい男」「いい女」を探して会おうとするのは間違いだと思います。

──どういうことでしょうか?

いい男はいい女と出会ってさくっと婚活の場から消えているからです。そういう人が婚活の場にいると、あっという間に3桁の数の異性から申し込みが来ます。それをさばくのに手いっぱいになるので、自分と同じような高いレベルの人とだけ会い、すぐに結婚していくのです。「婚活の場にはいい人が残っていない。いても会えない」と言っている時点で自分のレベルを知ることができます。

──では、ごく一部の「いい男」「いい女」以外の人たちはどうすればいいのでしょうか?

マッチングアプリか結婚相談所のどちらかで結婚相手を探そうと視野を狭めないほうがいいと思います。むしろ、それらの婚活サービスは異性とコミュニケーションする練習の場として活用したらいかがでしょうか。

結婚相談所に入って自分を磨いていたら、急に職場の同僚や趣味の知り合いがよく見えて来て結婚した、という人は少なくありません。共通の話題があり、ストレスなく会話できるだけでも貴重なことですから。すでに出会っていて周りにいる人が自分に合っているのかもしれません。

──それは僕が晩婚さんを取材していてもよく聞くことです。婚活によって「相場観」を養うと、今まで出会って来た人の価値に改めて気づいたりするんですね。

例えば33歳で本気で婚活したら、1年以内に結婚できる方がたくさんいます。それは男女を問いません。

でも、同世代の独身者が少ない40代となると簡単ではありません。結婚したいのならば、婚活と日常生活を分けたりしないことをお勧めしています。毎日婚活するつもりで、ちゃんとした身だしなみで会社に行くのです。

その理由は、さきほどお話ししたとおり、すでに出会っている人が結婚相手にふさわしい可能性が高いからです。「可もなく不可もない。けれど会話は成り立つ」という人は婚活において貴重です。Facebookで薄くつながっていた人と再会して結婚した、という人もいます。

出産や子育てを考えにくい年代になると、結婚の決断が早くなる傾向があるようです。若い頃のように学歴とか親の意向とか人からどう見られるかを考える部分が減るからかもしれません。食の好みと持病の有無など、確認すべき点が限られてきます。結婚の条件を自然と減らせる年代だと言えます。

出会いの場は変えられても自分の魅力を変えることはなかなかできません。でも、不要な条件を捨てることで結婚しやすさを変えることはできます。

「不要な条件を捨てる」ことの重要性

出会いの場は変えられても自分の魅力を変えることはできないが、不要な条件を捨てることで結婚しやすさを変えることはできる──。菊乃さんのまとめの言葉を聞いて、結婚の面白さを再認識した。

結婚とは相手探しのようでいて自分を客観的に見つめ直す作業なのだ。早めに再婚を決めるバツイチの人は、「自分が機嫌よく共同生活を送るためには何が必要か」を体験的に知っており、他の要素は重視しないことも理由の1つにあるのだろう。

もちろん、離婚という失敗経験をしなくても「自分にとって大切な要素」を少しずつ知ることはできる。そのためには真摯なコミュニケーションが何より重要だ。「練習の場」としてとらえるならば、マッチングアプリと結婚相談所に大きな違いはない。肩の力を抜いて楽しく練習しているうちに「可もなく不可もない。会話は成り立つ」人の中からかけがえのない相手と出会って、交際を深められるかもしれない。

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提供元:実は「運命の人とは既に出会っている」の可能性|東洋経済オンライン

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