2020.10.02
ビックカメラでも!地域クーポン「最強活用術」|Go Toトラベルを旅先でトコトン使い倒す方法
Go Toトラベルの地域共通クーポンを上手に活用する方法を紹介(写真:NOV/PIXTA)
2020年10月1日、Go Toトラベルの地域共通クーポンの配付・利用が開始となった。キャンペーンを開始して2カ月余り。これまでの宿泊料金35%還元に地域共通クーポンの約15%還元が加わり、合わせて約50%の還元が実現することになる。
だが、肝心要の地域共通クーポンがどのような店で使えるかがわからず、気をもんでいた人も少なくないのではないだろうか。9月29日、Go Toトラベル事務局の公式サイトでようやく地域共通クーポンが使える店のリストが公開されたので、これをもとに、地域共通クーポンを上手に使うための方法を検討してみたい。
紙なのか電子クーポンなのかは旅行会社によって異なる
地域共通クーポンは、紙ないし電子クーポンのいずれかで提供される。紙のクーポンの場合、チェックイン時に宿泊施設で渡される。電子クーポンの場合、自分でダウンロードすることになる。どちらになるのかは旅行会社によって異なる。主だった旅行会社の対応は、以下のとおりである。
■紙クーポン
楽天トラベル、じゃらん、STAYNAVI
■電子クーポン
ヤフートラベル、一休.com、るるぶトラベル
なお、JTBや近畿日本ツーリストなど大手旅行会社は申し込み方法によって受け取り方法が異なる。
クーポンは宿泊当日15時以降でないと使えない
クーポンが利用できるのは、1泊2日の場合、宿泊する日かその翌日にかぎられる(日帰りの場合は当日のみ)。
ホテルのチェックイン時に渡される場合、クーポンを手にするのはチェックイン時なので、午後遅い時間になる可能性が高い。深夜のチェックインともなれば、その時間まで入手できないから、事実上、宿泊翌日にならないと使えないということになるだろう。
電子クーポンの場合も、宿泊当日15時以降にならないとダウンロードできない。当然のことながら利用できる時間は短いので、事前にある程度利用できる店舗の目星をつけておきたい。なお、日帰りの場合は当日12時以降の配付となる。
沖縄県に宿泊すると鹿児島県でクーポンを使える?
地域共通クーポンは、宿泊する施設のある都道府県と、その都道府県に隣接する都道府県で利用できる。陸路で接していなくても、北海道と青森県、沖縄県と鹿児島県など隣接地域として利用できる地域がある。利用できる都道府県についてはGo Toトラベル公式サイト内の「地域共通クーポンの利用エリアにおける『隣接する都道府県』」で確認できる。
『隣接する都道府県』 ※外部サイトに遷移します
利用できる店舗の探し方は?
宿泊地が決まり、利用できる店舗を知りたいと思ったら、次の流れで検索するといい。
「隣接する都道府県」や利用できる店舗の情報が掲載された公式サイト (出所)Go Toトラベル事務局『旅行者向けGo Toトラベル事業公式サイト』
(1)Go Toトラベルの公式サイトにアクセス
Go Toトラベルの公式サイト ※外部サイトに遷移します
(2) 右上「地域共通クーポン」の文字をクリックする
(3) 自分が利用する都道府県を選ぶ
(4)カテゴリーを選ぶ
(5)地図が表示されるので、自分の興味がある店舗を探す
(4)のカテゴリーは、グルメ・物品販売・コンビニエンスストア・観光文化関連・屋内体験施設・屋外体験施設・交通機関・宿泊施設の計8つに分かれている。これらのカテゴリーのうち、自分の興味があるものだけを選んで検索することができる。
また(5)は、地図ではなく登録された業者の一覧が見たい場合、Go Toトラベル公式サイト内の「地域共通クーポン取扱店舗一覧」にアクセスして、自分が訪れる地方の取扱店舗一覧のエクセルをダウンロードするといい。店舗一覧とは別に、バス・タクシー・ハイヤー事業者一覧のエクセルもある。
「地域共通クーポン取扱店舗一覧」 ※外部サイトに遷移します
地域共通クーポンお勧めの使い方
利用できる店舗や事業者一覧を見て考えた、筆者が勧める使い方は以下だ。
(1)交通機関で使う
いちばん無難な使い方は、地元のバスやタクシーなどの交通機関で使用する方法だろう。レンタカー会社も大手の会社を含めて登録されている。ガソリンスタンドも数はそれほど多くないが対象となっているので、給油にも充てることができる。
(2)電化製品を買う
住んでいる地域内の旅行や宿泊で、地域共通クーポンを利用するときにお勧めなのは買い物だ。とくに高級ホテルなどに泊まり、クーポンの金額が大きいときにお勧めしたいのが電化製品。例えばビックカメラの各店舗では、地域共通クーポンを利用することができる(ただし紙のクーポンのみ)。そのほか、アパレルショップではユニクロや紳士服コナカなどが利用店舗に含まれている。
(3)コンビニでも使える?
セブン‐イレブンやローソン、ファミリーマートなどでも個別に利用できる店舗はあるが数はそれほど多くない。一方、リストを見ていると、駅構内にあるNewDaysが多いのが目立つ。
(4)レストランはいま一つ?
今後、登録する事業者は増えてくると思われるので、現時点で即断してはいけないのだろうが、10月1日時点で使える店としてレストランの数は決して多くない。ただし、ホテルでは地域共通クーポンが利用できることが多い。宿泊だけでなく、飲食までホテルのみで潤すのは、当初の地域共通クーポンの目的には合致しないが……。
(5)ディズニーやUSJでは?
USJでは入場料や館内の飲食などを地域共通クーポンで支払うことはできるが、ディズニーリゾートでは使えない。ただし、隣接するホテルや、ショップには使えるところが多い。例えば、舞浜にあるディズニーショップでは利用可能だ。
事前に旅行中の買い物をイメージ
地域共通クーポンは宿泊翌日の23:59をすぎると、紙切れとなってしまう。「家に帰るまでが遠足」というフレーズがあるが、さしずめ「地域共通クーポンを上手に使い切るまでがGo Toトラベル」といったところだろうか。
今後、利用可能店は順次増えていくだろう。最新のリストを事前に確認し、旅行中にどのような買い物をするかイメージして臨みたい。
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提供元:ビックカメラでも!地域クーポン「最強活用術」|東洋経済オンライン